【温暖化対策は、今や世界の最大の政治課題】潘基文国連事務総長

地球温暖化対策で160カ国の代表が参加した国連本部でのハイレベル会合での事務総長の開会の挨拶の言葉である。
 
 まさに世界に向けた宣言だ。公人の発したメッセージでこんな印象深く嬉しかったことは、殆ど記憶にない。
 
  3年ぐらい前、カナダの12歳の少女、セヴァン・スズキの『あなたが世界を変える日』の本を読んで、心打たれ、世の政治を憂いながら、私は一人だけでも勝手に『子供と地球を守る党』の党首になりたいぐらいだと、この日記に書いたものだ。

 当時、温暖化はメディアや政治も巷でもあまり問題にせず、話題にもならなかった。

 アメリカのゴア元副大統領が『温暖化は(今は)政治問題ではなく、モラル(道徳)の問題』と言い、政治の舞台を退き、直接人々に語るため、「不都合な真実』の映画などを作り、今も、警鐘を鳴らして世界を回ってる。このことからもわかるように、国連の事務総長が始めてこのメッセージ「世界的な政治課題」であるとの)世界に向けた大宣言は(大げさかもしれないが)このことだけでも私には世界的で歴史的な意味を持つと心底思う。思い残すことがないぐらい全身がすっきりした。

  事務総長が宣言し会議は当面の目途を確認し、対策を講ずることを、各国首脳は同意して閉会した。

 しかし、今後、実際は想像もできないほど困難を伴うと思う。    

  それだけ重大なことだから仕方ない面もあるが、あの宣言に呼応したのだから、各国がそれぞれの国で、最大の政治課題として(位置づけ)てほしいと思う。
  各国は様々の事情があるから当面の政策の軽重や順位は異なるだろうが、政策の基本にはしっかり据え、誠実に追求してほしい。
 
 日本も然りで、福田首相の約束した『希望と安心』『共生』はこの(世界の最大の政治課題)抜きにはありえない。

 私は(前首相の「美しい星50」の言葉は忘れ)新首相の誠実さをこの課題に対する態度の中で見分けたいと思う。

 来年、サミットを開くこの国だからなおさら日本の責任は大きい


  そんなに時間の余裕は、あるはずはない

   (「愛のテーマ」が聞こえるようなドラマだ。)

 

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