あっさり降参も良し

  半年ぐらい前だろうか、作家の澤地久恵さんが 日本の政局を歴史的な観点から評価した新聞への寄稿文で「降参して早く出直した方が良い」と書かれていた。

   その時は(なるほど)ぐらいの感覚で読んだのだが、その後日増しにその言葉に実感を伴うようになってきた。

   世界も日本も経済成長の戦いをしているが日本は経済成長の恩恵を多く受け多た分、行きづまりの反動も大きい。

   GDPを指標とした経済成長路線からの出直しは(第1次産業を基盤にした産業構造の転換)だろうと思うが、ぐずぐずしていると犠牲が大きくなるだけだ。

   大陸から離れた海洋国の日本らしくしがらみを捨てて、フットワークよく(あっさり降参し)、次代の新し道へ(世界に先駆け)歩み出した方が 日本の為にも世界の為にも良いと思う。

   

   

    

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  ドジの白日夢

 

      補助線を引くと 世界は 理解しやすい。

           考えた補助線    【 人類が築いた巨大な権力も 自然の(法)力には敵わない。】 

       《世界の政治・経済・文化・宗教・情報など人間活動の全分野に亘る強力な正体不明な権力による理性を欠いた支配も 結局は地球や自然無しには成り立たない。》

                  (これは 数学の公理 に当たる)

 

         人類が【経済成長の御旗】で仕掛ける 自然に対する経済戦争の結末は 前記の補助線や公理によってたやすく予測できる。 

          だから、行き詰まっている世界は結末から逆算していち早く降参して新しく行動を起こさなければならないのだが、もたついている分だけ犠牲を増大させる。今は 

                          その渦中にあって模索されてはいるが、はっきりした出口の方向は見い出せていない。
  
                            

    

   

   

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