検証してほしいアベノミクス

 

   アベノミクスの検証の一つに、東京新聞 (11月28日)は賃金を取り上げ≪名目はプラス、実質は3.0%減≫を見出しに(物価上昇に追いつかず)を小見出しに書かれた記事があった。

   国民の消費生活からすれば大切な観点ではあるが、国の経済の動向や今後を占う物ではない。

   貿易収支や経常収支ですら 必ずしも経済の全体を示すとは言えない。 1000兆を雪だるまのように超えた国の借金は この統計には加味されない. 異次元の金融緩和で円安を招いたが、これは円がこの間、国際的に 3~4割 価値を失ったことになり、国民生活どころか国際競争上も力を失ったことを意味していないのか?

 大企業中心の経済対策とは言え、それは目前だけであり時間の経過で大企業間の格差が生じ、大企業の先細りを意味していないかと、私は考えている。(私のカン違いであることを願っている。)

  

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「確かめ」を怠る

 

    『これしかない!』

    これほど困った言葉は無い。

     宇宙と人類の基本的な関係の認識を備えていれば、 いかなることも、『これしかない。』ことはあり得ない。それは勝手な思い込み以外にはあり得ず、思考停止を意味する。

      しかし、この言い方は社会が行き詰まった時の 先に立つ者の帝王学であり、流行りの共通した詐欺の手法でもあり、 危機的状況における、欲や弱みに付け入って用いられる。

      帝王学にしろ詐欺にしろ、こういう時は 確かめることが必要だが、その動きは ない。

 

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