
フォー・エイセスの慕情、フォー・シーズンズのシェリー、ビーチ・ボーイズのサーファー・ガール、ブラザーズ・フォーのグリーンフィールズ、プラターズのオンリー・ユー、テンプテーションズのマイ・ガール、スタイリスティックスの愛がすべて・・・オールディズ・ファンは良くご存知の曲だが、さて共通するのは・・・ポップス、ロック、フォーク、そしてR&Bと幅広いが、全て美しいコーラスが聴ける。
多くのコーラス・グループに多大な影響を与えたのは、1948年にインディアナポリスのバトラー大学で誕生したフォー・フレッシュメンだ。そのオリジナルメンバーであるボブ・フラニガンに続き、8月20日にロス・バーバーが82歳で亡くなり、これで初代メンバー全員が亡くなった。デビューのきっかけはスタン・ケントンがたまたま知人から、ケントン・バンドのようなサウンドを出すコーラス・グループがいるから聴いてみないかと誘われたことによる。どこにでもいる当時主流のスキャットのコーラスだろうと高を括っていたケントンが、あまりの美しさにバーのスタンドからストンと落ちるほど驚いたそうだ。
男声カルテットのコーラスは、上から2つ目のパートがメロディを歌うクローズ・ハーモニーが一般的だったが、フォー・フレッシュメンは一番上のパートにメロディを持っていったオープン・ハーモニーに特徴がある。通常より高い声でメロディを歌うことになるので女声を加えれば簡単だが、男声ばかりのグループでは広い声域と技量の持ち主がいないとハーモニーが形成されない。それをいとも簡単にやってのけ、さらに楽器も上手い。数あるアルバムでも最高傑作は、フォー・フレッシュメン&5トロンボーンズに止どめを刺す。5トランペット、5サックス、5ギターとの同種の作品もあるが、温かい四声ハーモニーとトロンボーン独特のふくよかな音色がこれほどマッチする例は見ない。
結成後、幾度かメンバーも変り、年齢的にはオールドマンだが、常に高水準を保ち、今尚そのモダン・ジャズ・コーラスの美しいハーモニーとユニゾンは新鮮に響く。ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンは少年のころフォー・フレッシュメンに憧れ、そのテクニックを盗もうと研究したそうだ。そこからロック史上に残る名盤「グッド・ヴァイブレーション」が誕生したといっていい。今でもフォー・フレッシュメンに憧れる少年は多いという。
多くのコーラス・グループに多大な影響を与えたのは、1948年にインディアナポリスのバトラー大学で誕生したフォー・フレッシュメンだ。そのオリジナルメンバーであるボブ・フラニガンに続き、8月20日にロス・バーバーが82歳で亡くなり、これで初代メンバー全員が亡くなった。デビューのきっかけはスタン・ケントンがたまたま知人から、ケントン・バンドのようなサウンドを出すコーラス・グループがいるから聴いてみないかと誘われたことによる。どこにでもいる当時主流のスキャットのコーラスだろうと高を括っていたケントンが、あまりの美しさにバーのスタンドからストンと落ちるほど驚いたそうだ。
男声カルテットのコーラスは、上から2つ目のパートがメロディを歌うクローズ・ハーモニーが一般的だったが、フォー・フレッシュメンは一番上のパートにメロディを持っていったオープン・ハーモニーに特徴がある。通常より高い声でメロディを歌うことになるので女声を加えれば簡単だが、男声ばかりのグループでは広い声域と技量の持ち主がいないとハーモニーが形成されない。それをいとも簡単にやってのけ、さらに楽器も上手い。数あるアルバムでも最高傑作は、フォー・フレッシュメン&5トロンボーンズに止どめを刺す。5トランペット、5サックス、5ギターとの同種の作品もあるが、温かい四声ハーモニーとトロンボーン独特のふくよかな音色がこれほどマッチする例は見ない。
結成後、幾度かメンバーも変り、年齢的にはオールドマンだが、常に高水準を保ち、今尚そのモダン・ジャズ・コーラスの美しいハーモニーとユニゾンは新鮮に響く。ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンは少年のころフォー・フレッシュメンに憧れ、そのテクニックを盗もうと研究したそうだ。そこからロック史上に残る名盤「グッド・ヴァイブレーション」が誕生したといっていい。今でもフォー・フレッシュメンに憧れる少年は多いという。
ジャズコーラスといえば男性リスナーは総じて好みはシスターズですが、男性コーラスも魅力がありますね。特にフォー・フレッシュメンはオープン・ハーモニーの妙が味わえます。日本の人気は今一ですが、本国では50枚以上リリースしておりますので、ジャズコーラスの理解とその人気がうかがえます。
お好みのアルバムとDVDを挙げていただきありがとうございます。残念ながら2000年代の作品は聴いておりませんが、メンバーは変わっても美しいコーラスは変わらないことと思います。ビッグバンドもコーラスグループも名門は水準以上のレベルを保てるなら活動を続けるべきです。
倶知安ジャズフェスで生をご覧になったとはラッキーですね。2005年当時は北見市におりまして仕事も多忙でしたので行けませんでした。曲によって楽器を持ち替えるという事は私も知りませんでした。コーラスと楽器の両刀の継承は凄いことです。
ヴォーカルの記事は4分の1程度ですが、お気に入りのシンガーや曲の記事があればいつでもコメントをお寄せください。
音痴の私には歌唱指導はできませんが、歌いたい曲の手本となるシンガーやアルバムならどの曲でもお答えしますので、何なりとお寄せください。
毎週日曜日に更新しておりますので、時折ご覧いただければ幸いです。
キャロル・キングとジョー・サンプルの曲を歌った者です。
それほど知識は無いのですが、好きな人物や作品についての記事があったので、いくつかコメントする事をお許し下さい。
私はジャズコーラスが好きで、フォー・フレッシュメンのCDは10枚ほど持っています。
中には2つのアルバムを1枚に収めた物もあるので、作品数としてはもっと多く持っている事になります。
私が好きなアルバムは
「YOUNG AND FOOLISHーLIVE IN HOLLAND」(2004年 VENUS)
「In Session」(2005年)
DVDは「Live from Las Vegas」
2005年に倶知安ジャズフェスで観ましたが、素晴らしいステージでした。
メンバー全員が演奏をこなしながら歌うスタイルなのは知っていましたが、曲によって楽器を持ち替えるという事は生で観て初めて知りました。
基本はドラム、ウッドベース、ギター、トランペットです。
しかし、さっきまでウッドベースを弾いていた人が、次の曲ではウッドベースを隣の人に渡してトロンボーンを吹き、ギターを弾いていた人がウッドベースを弾き…といった感じです。
長年の活動の間にメンバーが入れ代わりながらも、オープン・ハーモニーを多く用いたコーラスは見事に継承されていますね。
アルバムによって多少声は違うものの、どのアルバムを聴いてもまさしくフォー・フレッシュメンだと思います。
モダンジャズを中心にディキシーからフリージャズ、ヴォーカルまで幅広く話題にしております。
毎週日曜日に更新しておりますので、時折ご覧いただければ幸いです。
こんにちは、てんてこ舞いです。
レスポンス、ありがとうございます。
僕のブログへのコメントも有難うございました。
僕はコーラスもジャズも素人で、ただマメなだけです。
同好の方々が送ってくれるデータや情報で成り立っています。
これから、貴ブログのジャズやボーカルに関する記事、
ゆっくり読んでみたいと思います。
返信コメント、ありがとうございました。
てんてこ舞い
コーラスを研究されているようですね。フォア・フレッシュメンの資料と解説は目をみはるものがあります。深い愛情を感じる内容に脱帽です。私ごときでは足もとに及びません。こちらこそコーラスを話題にするときは参考にさせていただきます。
始めまして、てんてこ舞いと申します。
宜しくお願いいたします。
数年前の記事へのコメントで申し訳ありません。
最近フォア・フレッシュメンについて調べ始めました。
そして、ここにたどり着きました。
嬉しくなりましたのでコメントさせていただきました。
この記事とコメンテーターの皆様のお話は
とても良いので参考にしたいと思います。
楽しい記事、ありがとうございました。
てんてこ舞い
The Four Freshmen Best 3
The Four Freshmen and 5 Trombones (Capitol)
In Person (Capitol)
Freshmas (Ranwood)
あまり聴く機会がないモダン・ジャズ・コーラスのせいか多くの投票はありませんでしたが、やはり5トロンボーンズはよく知られているようです。
今宵は一服の清涼剤、フォー・フレッシュメンをお楽しみください。
注意しますのでご安心ください。
ホットメールのアドレスがハッカーによって盗まれました。
知人、友人にひょっとしてウイルスの感染にかかっているメールが
私の名前で送信されている可能性があります。
私が出したものではないので決して開けないで即削除してください。
メールのタイトルは HiとかPhoto とか短いようです。
ご迷惑をおかけしますが、宜しくお願い致します。パニックで警告をCCを使って出してしまいました。本当に申し訳ありません、ごめんなさい。
今のところ予定は21日にこちらを発ちまして知人のいる京都に行きます。京都に2泊して23日に横浜に入り、翌24日に帰途の予定です。青山のボディ&ソウルにはご一緒できませんので、関内で存分に楽しみましょう。
25-25 さんが、SHIN さんと同席で用意してくれるそうです。どこぞの国会議員のように下品な野次を飛ばしたら口を押さえてください。(笑)
そして、別途20時からは青山のボディ&ソウルで、ジミーコブ+海野君のセッションがあると昨日お招きが・・・まあ、この仕掛けは88さんのたくらみだろうから、別に良いのだが・・。
横浜、青山を200キロでぶっ飛ばし・・移動するとするか。
加えて、北の将軍も攻撃を仕掛けてくるとか・・これも撃墜しなくてはならない!
忙しそうな日になるなぁ・・・
意図的にハードな御題にしているわけではありませんが、有名どころはほとんど出尽くしましたのでどうしてもマイナーなネタになってきます。まだまだ著名なプレイヤーや人気曲もありますので懲りずにご覧いただければと思います。
"Love is a Many Splendored Thing"は、フォー・エイセズのレパートリーですが、フレッシュメンも歌っているのかもしれませんね。もし図書館にフォー・エイセズの「Mood for Love」があれば是非聴いてみてください。レッツ・フォール・イン・ラヴは絶品です。
あまりジャズコーラスは聴く機会がありませんので、しっくりこないかもしれませんが、じっくり聴くとその素晴らしさの一端に触れるでしょう。ジャズは不健康や不健全が魅力ですが、健康的な歌声もまた違った魅力があります。私生活は健康的でないのが実情ですがぁ。(笑)
この年はエラを皮切りにローランド・ハナ、ピーターソ、ウィントン・ケリー、そしてマイルス、ジャズメンのラッシュでした。ジャズファンには忘れえぬ記念すべき年だったのでしょう。
25-25 さん主催の来月23日のライブは行けそうですので、SHIN さんとの再会を楽しみにしております。
>25-25 さん
先ほどメールを送りましたが、行けそうですのでよろしくお願いします。
週ごとに、だんだん御題がハードになって手も足も出なくなってしまっています。(汗)
彼らのヴォーカルで一番初めに頭に浮かぶのは映画がらみの "Love is a Many Splendored Thing" ですね。大好きな曲ですが残念な事に彼らの盤は一枚も持っていません。
図書館にあったと思うのでチェックしてみます。
The Four Freshmen and 5 Trombones 、購入しました。
実は以前聴いた事があるのですが、購入しなかったのです。
今回聴いてみて・・・確かに上手い。それも物凄く上手い。
でも、イマイチ好きになれない。
健康的な歌い方だからだろうか・・・。
結論は、もう少し聴きこんでからにしたいと思います。
新幹線、オリンピック、世界ジャズフェティヴァル、初来日ジャズメンのラッシュ・・
フォー・フレッシュメンは5枚お持ちでしたか。コーラスは日本ではあまり人気がありませんので、ヴォーカルを聴かれている方でも手持ちは少ないといわれております。フォーだけに4枚で充分・・・ナンチャッテ!
多分来日時に観られたのは64年だと思います。記録によりますと1月21日です。スネアを叩きながら歌っていたのはロス・バーバーです。
Freshmasは90年代のアルバムですね。こちらと62年のDay by Dayは未聴です。クリスマスソングはイメージとして深々と雪が降る感じでしょうか。
ラテン物は聴いたことがあります。若い頃トニイレコードで見付けましたが、肝心の右側が汚れていて美女の胸の辺りが見えませんでしたのでパスしました。(笑)
そもそも1963年に来日時に「生」で観ているから、これが本当のフレッシュメン・・ナンチャッテ!
コーラスの良さもあるけど楽器の上手さにも魅了された、特に右端のオッサンがスネアを叩きながら歌う・・・これがカッコ良くて真似したものさ。
そしてアノ高音のビブラート・・・あれでハモルと気持ちがいいもんだ。ハモったことは無いけど・・。
1、Freshmas
このクリスマスソング特集は何時聴いてもいいもんだ。
2、Day by Day(1962)
この曲は何度も収録しているようだが、この年の録音がいい。真似をするならこの曲がいい。
3、In person/Voice&Brass
この三枚かな、まあ、5ボントロはあまりに有名な代表作ゆえ、特別賞、あとの5ナントカはあまり彼ららしくない。
本当の良さは、バック無しのアカペラで歌う4フレッシュメンが最高。
特別賞は、「Voice In Latin」で普段やらないレパートリーで在る点が新鮮で良い。
という訳で5枚も持っているのだ。
フォー・フレッシュメンはお持ちではないですか。1枚をお薦めするなら、やはり5トロンボーンズです。選曲も抜群ですよ。
25-25 さんがおっしゃるように今週はコメントが少ないと思われますので、場外どころか場内で静まり返るでしょう。(笑)
長い付き合いだけに当方の事情をすっかり見透かれておりますね。(笑)
私も挙げた3枚の他に数枚持っているだけです。5トランペット、5サックス、5ギターは、5トロンボーンズの二番煎じですのであまり面白くないですね。5管のバックは邪魔というご意見もあるようですが、5管があってこそコーラスが映えるものと思います。
ジョージ・ロバーツといえばミスター・ベース・トロンボーンですが、リーダー作はあまりないようです。リーダー作は少なくともシナトラのアルバムや映画音楽でよく耳にします。ベース・トロンボーン奏者は少ないだけにスタジオでは重宝されているようです。クラーク・テリーとも共演しておりましたね。
今週のテーマ、1枚も持っていないハズなので、皆さんのコメントを読むだけになりそうです。(笑)
場外乱闘勃発時にソナエテ、乱入準備だけしておきます。(笑)
お題を見て、
「ああ、ここの御主人、今週はきっと一休みしたいんだな。」
だって、フォーフレッシュメンのベスト3と聞いて、
待ってたホイと書き込める人、ここの常連さんにだって、
そうはいませんぜ!
そういう私も、4Frmen & 5Tbs 以外には
First Affair とVoices In Fun の2こ1、
5ギターと5サックスの2こ1CDを持ってるだけ。
5ギター&5サックスは、やや期待外れだった記憶。
ところで、以前4フレッシュメンの熱心なファンが
仰っていたのですが、本当のファンは5Tbs を好まない人が多いとか。
4人のコーラスを堪能したい人にとっては、5管の
バックは邪魔なんだそうで。
そんなもんか、と納得のような、そうでもないような・・・。
いや、それより私は5tbs のうち、ロソリーノは別格として、
他の人のアルバムはミルト・バーンハートの
FSRのコンピ盤を1枚持ってるだけ、というお寒い情況!
バストロの名手ジョージ・ロバーツを一枚も持ってない!
これは恥だろうと、早速2コ1CDを一枚注文しました。
今週はモダン・ジャズ・コーラスの開祖であり、比類なきジャズ・コーラス・グループ、フォー・フレッシュメンのお気に入りのアルバムをお寄せください。
管理人 The Four Freshmen Best 3
The Four Freshmen and 5 Trombones (Capitol)
Voices in Modern (Capitol)
In Person (Capitol)
オリジナル・メンバーによる初期の作品ばかりですが、50枚ほどのアルバムがありますので何が挙がるのか楽しみです。
今週も皆様のコメントをお待ちしております。
Four Freshmen in Japan 1964 Part 1 - Day By Day
http://www.youtube.com/watch?v=P9pD536mk60&feature=related