NHKの朝の連続ドラマ「ちりとてちん」。明日が最終回だという。
「おかあさんみたいになりたくないっ!」と小浜から大阪に出て、女流落語家になったB子は、「おかあさんみたいになりたい」と引退する。自己実現病から快癒させて主婦にエールを送る心憎い結末。
主役の貫地谷しほりをはじめ、俳優陣がすばらしかった。とくに、草若師匠役の渡瀬恒彦の男の色気と、後半では、嫌みと臭みたっぷりの天狗芸能会長を演じた竜雷太が目立った。
落語噺を劇中劇にするため、ともすれば「学芸会」になりがちな画面をこの鞍馬太郎がリアルに呼び戻して、引き締めていた。素人目にも、やはり脚本が優れていたのだと思う。視聴率は低かったようだが、最近出色のドラマだった。
「おかあさんみたいになりたくないっ!」と小浜から大阪に出て、女流落語家になったB子は、「おかあさんみたいになりたい」と引退する。自己実現病から快癒させて主婦にエールを送る心憎い結末。
主役の貫地谷しほりをはじめ、俳優陣がすばらしかった。とくに、草若師匠役の渡瀬恒彦の男の色気と、後半では、嫌みと臭みたっぷりの天狗芸能会長を演じた竜雷太が目立った。
落語噺を劇中劇にするため、ともすれば「学芸会」になりがちな画面をこの鞍馬太郎がリアルに呼び戻して、引き締めていた。素人目にも、やはり脚本が優れていたのだと思う。視聴率は低かったようだが、最近出色のドラマだった。