コタツ評論

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母を訪ねて12時間

2011-05-05 02:41:00 | ノンジャンル
東名も中央高速も渋滞で使えないので、一般道を走ったのだが、結局、往復12時間車に乗ったことになる。行きも帰りもコンビニで食料を買い込み、運転しながら食べた。持参したポットのコーヒー、Volvicの水、温かいお~いお茶、あんぱん、フレンチトースト、マスタードドッグ、ピザまん、カレーまん、フレンチフライ、赤飯おにぎり、と炭水化物中心。野菜が摂れないとイライラする。避難所の皆さんも偏った食生活に参っているだろうな。

バンパーとテールランプを眺めているだけの旅なので、ひさしぶりのラジオ漬け。朝日新聞がウィキリークスから入手した米政府の公電を下に「スクープ」(これは「」付き)した、米軍のグアム移転費水増しや小池百合子が防衛大臣時代に、仲井間沖縄県知事との密約をチャラにした手口、鳩山首相の県外移転交渉に先立ち、外務省と防衛省の官僚が米政府に断固民主党政権に譲歩しないようお願いした、などが話題になっていた。http://www.asahi.com/politics/update/0503/TKY201105030253.html

TVと比べると、ラジオは同じ日本の放送メディアとは信じられないくらい、政権批判を口にする。日本の官僚のボスは政治家ではなく、したがって国民に奉仕するのは建前でしかなく、アメリカをボスとしてアメリカに奉仕するのがレゾンデートルなのだ。「アメリカに太いパイプや人脈がある」とか、「アメリカ政府筋も一目置くタフネゴシエーター」とは、つまり、そういうことなんだな。

その元祖は、やはり吉田茂かな。彼ら政治家や官僚こそ、「外国勢力のために日本を売る人」と認定すべきなのだが、経済界やマスコミにも同様な人々がたくさんいて、がっちりネットワークを組んでいるから、「走狗」や「売国奴」といった少数向けの形容はすでに当たらず、ほとんど気分は、「名誉アメリカ人」なんだろうな。アメリカ政府が彼ら「名誉アメリカ人」をはどう思っているか知らないが、日本を「交渉する必要のない国」にしてくれたのだから、感謝はしているだろう。尊敬はしていないだろうが。

だいたい、TBSと文化放送を聴いていた。夕方にナイター番組ばかりになると、歌謡曲をかけ続けてくれるラジオ日本にかえた。

 

(敬称略)
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