だから、以前から、世界はグローバリゼーションではなくて、ジャパナイゼーションに向かってるんだって、何度もいってきてるでしょ!(って、はじめてだっけか?)。ジャパナイゼーションって、「日本型不況」ってネガティブな意味だけど、日本が培ってきたもっとポジティブなところと、それをすばらしいとする価値観のことね。先頃、トルコで大きな地震があったけれど、トルコの被災者は東北大震災の被災者の秩序正しさと忍耐強さを見習おうと、食料の配給にもきちんと並び、老人や子どもを優先しているそうだ。
由紀さおりが世界のヒットチャートを賑わしているらしい(iTunesってシーデーが売れたのとはちゃうわけ?)。アメリカはオレゴン州のジャズオーケストラ Pink Martini とコラボアルバム「1969」が話題になっているらしい。ジャズといえば、シカゴ、ニューオリンズ、ニューヨークのハーレム、それとLAイーストコーストといった土地勘なんだもんで、オレゴン州というから、どんな田舎ジャズバンドかと思いきや(この、きや、というのは、いったいなんだろうね。木屋の包丁は名品だが)、ヨーツベで検索すると、ピンク マルティニって、フランス語で歌っていたりするお洒落系らしい。そういやカクテルにピンク・マティーニというのがあるらしい。オレゴン州のカッペのくせに、ヨーロッパかぶれらしい(らしい、らしいと耳障りかもしれないが、よく知らんのだ)。
んで、意外なのは、由紀さおり、1969年のヒット歌謡曲を日本語で歌っているアルバムなのだ。Pink Martiniのアレンジも原曲の曲想を尊重しているのね。それが海外で売れてるらしい。ガラパゴスも売れるってことかな、大きな商売ではなくとも。世界には、そんなガラパゴスがたくさんあるだろうから、そこのイグアナたちが出会い交尾するマーケットを整備するのは、けっこうなことで、そういうのをグローバリゼーションと呼ぶなら、俺も賛成の賛成なんだけどね。
<span style="color:blue">快挙!由紀さおり&ピンク・マルティーニ『1969』、日本の歌謡曲でiTunes全米ジャズチャートで1位獲得!!