ほんとうに驚くべきことは、清武球団代表が読売のドンであるナベツネに叛旗を翻したことではなく、この事件を読売新聞や読売系TVが一行、一秒も報じなかったことだ。カダフィ殺害ニュースを徹底的に遮断した北朝鮮と選ぶところがない。いや、あったことを隠そうとす言論弾圧と、あったことがなかったことにされる自主規制では、どちらがより深刻な害悪なのか。清武代表がたぶん、読売ジャイアンツのファン以上に愛して止まない、読売新聞の土台が腐食してしまっていることを満天下に晒してしまった。自分の進退しか考えなかったはずなのに、読売グループの一大汚点を呼び込む、自爆テロになってしまったわけだ。
イラストは小田嶋隆
http://takoashi.air-nifty.com/diary/
(敬称略)
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