連日、マスコミとネットは韓国叩きでおお賑わい。みんな李明博大統領が大好きですね。僕はあんな発言をする元首は持ちたくないが、みんな韓国や中国に向けて、李明博大統領みたいな発言や行動を実はしてもらいたいわけでしょうね。「弱腰外交」って批難はそういう願望の裏返しですね。でも、希望はあります。あなたたちには、橋下徹大阪市長がいます。彼なら、「毅然とした態度」で「断固たる処置」をしてくれるはず。よかったですね。
ヤマ感ですけどね、五輪サッカーの韓国代表の処分は穏便なものになると思います。みんなが期待するような、銅メダル剥奪まではいかないんじゃないかな。理由は、韓国は欧米でこれまでいっしょうけんめいにロビー活動してきたからです。日本はな~んにもしてきてない。名刺交換すらしてないでしょう。日本のエリートはほんとうに働かなくなりました。昔も働かなかったが、いまはけんめいに働いている振りをするだけ。かなり以前から、日本の最大の弱点はそこだなと僕は思ってきました。
くらべて下層はよく働いてます。居酒屋の呼び込みやコンビニやファミレスの店員、セールスマン。パートやアルバイト、派遣、契約、そして名ばかりの正社員が、これほどまじめに働く例は日本のほかにないと思う。下層が売り上げや利益の責任を負い、上層は負わない。上層になればなるほど、ほとんどの責任を免れる。その結果、日週月今期の成績に現場は血眼になっているが、会社の存続や成長を真剣に考えている者が誰もいない。だから下層は、橋下徹大阪市長や石原慎太郎都知事や李明博大統領が大好きなんでしょう。あんな人が上役だったらいいなと思う。
その気持ちはわかる。わからないやつの気持ちがわからないくらい、よくわかります。でも、会社は日本じゃないし、日本は会社じゃない。韓国や中国は競合他社じゃなくて、一衣帯水の隣国です。どんな大企業より、日本のほうが大きい。あの東電より、日本が大事ということはよくわかったじゃないですか。その日本は、アメリカやロシア、ヨーロッパとは闘っても、アジアとはけっして闘わない。それは戦後だけでなく、戦前から変わらぬ日本のレゾンデートルなのです。戦中に大きく間違ったが。
<span style="font-weight:bold">蝉死呉れと鳴く子猫(こ)かな