コタツ評論

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ナカグロに目をシロクロ

2014-05-11 12:25:00 | 政治
日本の新聞を読まなくなって久しいために、常識が変わっているのに気がつきませんでした。

自民党ハト派の議員連盟が訪中して、中国高官と会談したら、「靖国神社の参拝禁止」と「尖閣諸島の係争地認定」を呑むなら、日中関係は打開するだろうといわれて帰ってきた。いつもの話と読み流すつもりでしたが、ナカグロに目が点になりました。

「参拝なし」なら関係改善 中国側、自民ハト派に
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014051002000125.html

【北京=共同】中国共産党序列四位の兪正声・人民政治協商会議主席は九日、北京の人民大会堂で、自民党ハト派の議員連盟「アジア・アフリカ問題研究会」(AA研)会長の野田毅元自治相らと会談し、安倍晋三首相が靖国神社に参拝せず、沖縄県・尖閣諸島が日中双方の係争地であることを認めれば、日中関係打開の道が開けると伝えた。

「アジア・アフリカ問題研究会」とは、アジアとアフリカの問題を研究する、という意味です。したがって、当然、「沖縄県・尖閣諸島が日中双方の係争地」とは、沖縄県と尖閣諸島は日中双方が領有権を主張する係争地という意味になります。中国が尖閣諸島のみならず、沖縄まで我が領土と主張しているとは、ついさっきまで知りませんでした。

知らぬは私ばかりだったかとちょっとあわてていますが、これはもう憲法改正を急ぎ、とりあえず9条を廃棄して、核武装をしなければ、とても日本は立ち行きません。憲法改正と核武装の道筋がついたら、安倍首相をはじめ、全閣僚及び全自民党議員は靖国神社に集団参拝を挙行して、国土防衛の決意を中韓に見せつけなければなりません。

アメリカは沖縄の独立と米中日の共同管理、尖閣諸島の石油資源の共同開発を言い出すでしょうが、そこは外交交渉で時間稼ぎをしている間に、徴兵制の検討をはじめ、国民総背番号制の徹底やスパイ防止法、NHKの国営化など、有事法制その他を迅速に整備すべきです。

(了)
コメント
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