宮尾節子の詩のおかげで思い出した。むかし、よく読んだ半村良に「軍靴の響き」「回転扉」という作品があった。物心のつく12歳で「終戦」迎え、両国高校卒業後は零細広告会社のアドマンや酒場のバーテンダーをなりわいとして、人情の機微をよく知る清野平太郎(本名)がもし生きていたなら、きっと、この詩のような非人情を憂う小説を書いていただろう。
明日戦争がはじまる - 宮尾節子
https://twitter.com/sechanco
まいにち
満員電車に乗って
人を人とも
思わなくなった
インターネットの
掲示板のカキコミで
心を心とも
思わなくなった
虐待死や
自殺のひんぱつに
命を命と
思わなくなった
じゅんび
は
ばっちりだ
戦争を戦争とも
思わなくなるために
いよいよ
明日戦争がはじまる
(敬称略)
明日戦争がはじまる - 宮尾節子
https://twitter.com/sechanco
まいにち
満員電車に乗って
人を人とも
思わなくなった
インターネットの
掲示板のカキコミで
心を心とも
思わなくなった
虐待死や
自殺のひんぱつに
命を命と
思わなくなった
じゅんび
は
ばっちりだ
戦争を戦争とも
思わなくなるために
いよいよ
明日戦争がはじまる
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