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原子力はあらゆる意味で最悪の選択だった

2011-04-11 11:37:00 | 3・11大震災
岩上安身が京都大学原子炉実験所小出裕章氏に聞く

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「原子力の世界から、まったく排除されている」小出裕章氏に、ジャーナリストの岩上安身がインタビューしています。TVのコメンテーターにはけっして出てこない人ですね(そういえば、朝生の田原総一郎は昔、「原子力戦争」という本を書き、映画化もされたはず)。

以前にも書いたように、管政権は「最低の内閣」かもしれないが、「最悪の内閣」ではない。退陣前に、「すべての原発を止めさせろ」とはいわない。そこまでは望まないが、総理会見の場で、一言、「止めるべきではないか?」と国民に投げかける言葉を発せないものか。

菅総理の演説や会見において、もっとも欠けている言葉づかいは、国民へ問いかけるものだと思う。総理とは、日本の政治家で唯一人、国民に問いかけができる立場にある。小泉純一郎は菅直人に比べれば、はるかに知的レベルでは落ちるが、そこは明確にわかっていた。いささか、乱発気味ではあったが。

教員室に呼ばれた学級委員のように、問われる前から、「しっかり」「きちんと」「やります」と答えているのは、総理や首相、日本のリーダーの言葉ではない。繰り返すが、「私はみなさんに問いたい」と発語できる「私」とは、日本では唯一人しかいない。私:日本国民、1人:全員、そこで「私は」と「私たちに」問いかけられるのは、いま菅直人だけなのだ。

岩上安身は、「政治家を集めた場で話してくれませんか」と持ちかけて、小出裕章氏に、「政治家に話しても無駄です」と断られているが。

(敬称略)

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