2012/2/29
・主にナイトクラブと刑務所、法廷を舞台にしたミュージカル。
・バックステージの水道の汚い感じがいい味。
・いきなりヒロインが愛人を射殺。展開が速い!
・レネー・ゼルウィガー演じるヒロイン、ロキシー・ハートはかわいいし、きれいだし、性格わるいしで、うっとりした。まさに「心を撃ちぬかれた」的な感じ。
・特にライバルがダンスをしているときに、心を許さないようにしつつも、ちょっと魅了されている演技。
・現実世界(殺人→収監→裁判)に虚構世界(歌とダンスのショー)を重ねるやり方がスマート。ひとつひとつがおもしろいし、見せ方もバリエーションがあって飽きない。
・現実と虚構世界の重ね方。映画ならではの切り替えの早さ。舞台ではかなり難しい。
・演劇でも退屈な長セリフは全部踊りながら歌えばいいのにと思ってしまう。少なくとも、歌に負けない工夫がないとだめだ。
・ミュージカルシーンでいちばん好きだったのは、腹話術のシーン(We Both Reached for the Gun)。本編見終ってから2度見直した。どこ見ていいかわからなくなるくらい、どこを見ても楽しかった。
・法廷シーンは、シリアスかつコミカル。これって両立するんだ…。
・事前の緊張感の作り方もうまい。信用できる。
・敏腕弁護士演じるリチャードギア。ラストのほうで見せるダンスのかっこよさ。物語の進行にぴったりハマって寒気。これこそクライマックス。
・夫の愚鈍感がすがすがしい。
・2時間弱、絵から音から少しの退屈もなし。
・いやなことがすっ飛んだ。モノホンのエンターテイメントの力ってすごい。
・エンタメやるなら、ここまでしなきゃいけないんだ…。
・サントラほしい。
・人間性に欠陥のある人(おそらく世の中の大半の人)でも、どん底からはいあがれるんだと思うと、けっこう救われる。
・同じスタッフで刑務所以外の話もたくさん見たい。
・脚本はビル・コンドン。覚えておかなきゃ。
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