Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

面白うてやがて悲しき

2024年07月09日 | 社会

岐阜、長良川の鵜飼船に何度か乗りましたが、以前は座敷型ばかりだったのです。
今回初めて、最新式のテーブル式のものに乗りました。
「珠玉丸」という名の船、親戚が借り切ってくれて18人定員のところを9人利用で広々と。
料亭「きし野」の仕出し弁当とビールで乾杯!(私は車の運転があるのでお茶でしたが)



名匠と言われる鵜匠の山下氏が、間近で詳しく解説して下さいました。
長良川の鵜飼は1300年の歴史を持ち、時の権力者たちによって代々保護されてきたのだと。
野生の海鵜を捕まえて、鵜匠が3年半ほどかけてみっちり仕込むのだそうです。
鵜が鮎を呑み込むことは有名ですが、その際には鵜の鋭利な歯で、一瞬にして鮎を絶命させるのですって。



後から聞いた話ですが、長良川の鵜匠の正式名称は宮内庁式部職鵜匠。
その技術は重要無形民俗文化財であり、男子のみの世襲制であると。
そして山下家は5人目にしてようやく男の子が生まれたのだそうで、まだ若い御嫡男が、隣で手伝われていました。



今時、男子のみの世襲制だなんて。
どう頑張っても女の子しか産まれなかった場合には養子とか、或いは外で作った子供も認められるのかしらん?
(ということをお聞きしたかったのですが、さすがにそれはできなかった)
等々疑問点もありましたが、母が亡くなった今、帰省すると相続の手続き、実家の整理の段取りなどうっとうしいことが山ほどある中の、楽しい一時でした。



(男性諸氏は了解を頂いていないので、顔をモザイクに。知り合いのイタリア人のジュンさんもご招待)


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22 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
uparinさま (zooey)
2024-07-11 21:26:41
そうでしたか。
御本人が望まれたのなら問題なしですが
万が一そうじゃなかったら大変ですよね。
と、中高生の頃には反抗しまくった息子二人を持つ母としては
思ってしまいます。
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Unknown (uparin)
2024-07-11 01:59:34
岐高の同級生で鵜匠の息子の山下君、私の記憶では早稲田か慶應に進学したと聞いたのです。(昔のことで記憶も怪しいのですが)そんなに優秀なのに将来は鵜匠と決められているとは…と思ったものです。長男かどうかは分かりませんけどね。
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k-24さま (zooey)
2024-07-10 22:01:23
私は岐阜出身ですので、鵜飼は何度か経験していますが
今回のように丁寧な解説付きは初めてでした。
鵜匠の浦島太郎みたいな格好にも、水を弾くためとか、火の粉を防ぐためとか、
歴史的かつ合理的な理由が色々あるのだそうです。
ありがとうございます。
夏着物と違って浴衣は楽でした。
長襦袢要らないし、木綿ですし、裸足ですし…💛
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tecchanさま (zooey)
2024-07-10 21:55:38
はい、テーブル式で助かりました。
そういう生活に慣れてしまっていますものね。

橋の上から確かに見えますが
長良川は広いし、橋はうんと高い所にあるし、
豆粒のようにしか見えません。
船から観るのとは、全然違うのですよ。
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matsubaraさま (zooey)
2024-07-10 21:53:22
拝見しました。
2年前に観られたのですね。

45年前というのも凄いですね。
今の鵜匠の山下氏、外見からもっと高齢でいらっしゃるかと思いましたが
そうでもないのに驚きました。
歴史を背負うというのも大変なことなのでしょうね。
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uparinさま (zooey)
2024-07-10 21:48:41
テーブル式、まだ近年できたようですよ。
助かりました。

山下君!
岐阜の鵜匠は今、6名しかいないのですって。
その同級生、ご長男だったら間違いなく鵜匠ですよねえ。
選択肢が他にないというのも、失礼ながらお気の毒のような、、、
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ポンままさま (zooey)
2024-07-10 21:44:52
はい、贅沢な経験をさせていただきました。
岐阜に帰省すると、相続の手続き、家の整理の段取りなど
鬱陶しいことも山ほどあるのです。
これはその合間の、ちょっとした御褒美みたいなものでした。
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Unknown (k-24)
2024-07-10 13:37:09
長良川の鵜飼いは、いつ頃からあるのかなと思い調べたら
1300年以上もの歴史があるんですね!
この光景が、そんな大昔から存在していて
ずっと、受け継がれてきたことに驚きました。
ほんとに、優雅で風情がありますね。
貸し切りで豪華なお食事付きなんて、夢のような時間だわ~
zooeyさんの浴衣姿が、また素敵!
とってもお似合いですよ~♪
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時代と共に・・ (tecchan)
2024-07-10 10:12:50
椅子と机は 助かりますね・・これで高齢者でも参加できますね・・
お弁当も豪華ですね・・美味しそう!

地元の人は乗らない・・橋の上から見れる・・これは良かったですね・・そんなこと考えたこともありませんでした・・行ったら当然乗る・・思ってました・・
返信する
私も (matsubara)
2024-07-10 06:38:45
https://blog.goo.ne.jp/tsukimiso17/e/1e12f288dd905514e1ad947671906cd2#comment-list

私も一昨年久しぶりに鵜飼見物をしました。
なかなか岐阜の人は行きませんね。
橋の上からタダで見られますから。

先代の山下鵜匠は、岐阜大学出身で父の教え子
でした。45年前、人を鵜飼に招待し、彼の説明を
聞きました。
私たちも聞いています。
そのころ、
鵜匠は、毎年鮎寿司を父に届けてくれていました。
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Unknown (uparin)
2024-07-09 23:49:30
こんばんは。
テーブル式の鵜飼船があるとは知りませんでした。親戚で貸し切り、いいですね!
うちも考えてみようかしら。

そういえば、高校の同級生に山下君という鵜匠の息子さんがいたのです。彼が鵜匠になったのかどうかは知りませんが、世襲制なんて、そんな家に生まれたら大変だなぁ〜と思っていました。
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Unknown (ポンまま)
2024-07-09 23:30:03
優雅だわ~zooeyさん!
TVでしか見たことのない光景を
目の前で!しかも鵜匠の方の解説付きで?
私には多分一生経験できない、貴重なひと時ですよ。
しかし男子のみの世襲制には驚きました。
今でもそういう世界があるのか~と。
浴衣姿がホント素敵ヽ(^。^)丿
やっぱり着物って良いですよねぇ。
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ぺんさま (zooey)
2024-07-09 21:19:52
スマホで撮った写真で恐れ入ります。

そうなのです、
この歳になると座敷はちょっとね。

>京都の嵐山の鵜小屋ニュース(1億円かけて建てたのに1度も使われず放置)

ニュースを検索しましたが
一度読んでもよく分からず、二度読みしました。
それでも…?
一度も使わず、そして取り壊しちゃったのですね。
建設費の支払いの責任を負わされた会社が、前社長を刑事告訴するって
意味が分かりません!
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LimeGreenさま (zooey)
2024-07-09 21:15:50
1300年の歴史となるとね。
伝統やしきたりは大事でしょうが
それにしても…と思ってしまいます。
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くりまんじゅうさま (zooey)
2024-07-09 21:14:08
はい、贅沢な経験をさせて頂きました。

この浦島太郎みたいな格好にも、水を弾くためとか、火の粉を防ぐためとか、
歴史的かつ合理的な理由が色々あるのだそうです。

折角の御馳走を取り上げられてしまう鵜たち。
全部取り上げちゃったら、鵜もやる気を失くしますよねえ。
小さい鮎は、そのまま食べさせるのだそうです。

はい、山ぶどうを編んだ籠です。
浴衣を着るとなると、下駄と共にこういうのも持って行かなくちゃね。
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kazukomtngさま (zooey)
2024-07-09 21:09:24
大雨では中止になりますね。
小雨くらいなら決行するようですが。
それは残念でしたね。
全国あちこちに鵜飼があるようです。
でも長良川の鵜飼いは特別なのだという自負が
あるようです。
御馳走、美味しかったのですが
とーっても完食できず…💦
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mikaさま (zooey)
2024-07-09 21:06:16
全国に鵜飼はあちこちあるが、宮内庁の管轄というのは長良川だけなのだそうです。
それだけにしきたりなど厳しいようですが
それにしても男子のみの世襲制とはねえ?
そこに生まれた男子も、そして男子を産まなければいけない奥方も
プレッシャーが大変ですよねえ!?
ありがとうございます。
浴衣も暑かったのですが、長襦袢は要らないし、木綿だから汗かいても洗えるし、
夏着物よりはずっとマシでした。
返信する
昨日と一昨日は災害レベル (ぺん)
2024-07-09 19:50:23
写真が風情があって素敵!

テーブル席、いいですね。
ゆっくり食べれるしとても楽そう。
最近、座敷にすると膝が痛いからと座椅子を要求する人が増え・・・年代だなと。

鵜飼・・・こちらでは最近京都の嵐山の鵜小屋ニュース(1億円かけて建てたのに1度も使われず放置)がありました。
伝統守るのも大変ですよね。
そう思うと世襲制も責任という意味で大事なのかもしれないですね。
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鵜飼 (LimeGreen)
2024-07-09 19:10:08
伝統あるものとは分かってはいましたが、無形文化財、宮内庁式部職、となるとそう簡単にしきたりは曲げたりできないのでしょうね。
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zooeyさんへ (くりまんじゅう)
2024-07-09 16:28:28
長良川の鵜飼いは有名ですね。船を貸し切ってご馳走を食べつつ鵜飼い見物とは 究極の贅沢です。
鵜匠と言うのかしら かぶった帽子とミノで作ったスカート状の衣装も 昔から本に載っていた通りです。

かがり火と言うのかしら 松明を焚いているのですね。
四国では大洲で鵜飼いをやると聞いていますが 見たことはないです。
鵜はせっかく捕まえた鮎を 飲み込む前に鵜匠の巧みな綱さばきで 食べられないのですね。

zooeyさんの浴衣姿と 手前に見えるのは山ぶどうのかごですか?おしゃれですね。
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Unknown (kazukomtng)
2024-07-09 16:02:11
昔、長良川の鵜飼、両親と乗る予定でしたが、大雨で中止になったことが。
て、15歳の時だけど、、、
こちらでも、鵜飼はあるんですよ。
鵜飼小屋もあります。
それにしても、貸し切りとは凄いわ。
ご馳走、良いなあ。
返信する
Unknown (mika)
2024-07-09 10:50:40
長良川の鵜飼~ニュース等では見た事
ありますが体験した事ないです。
テーブル席だと足痛くならなくていいですね。
(ってそこ(笑))
料亭「きし野」さんの仕出し弁当も美味しそう。
優雅な大人の時間ですね。
長良川の鵜匠の正式名称は宮内庁式部職鵜匠
ってのは何かで読んだ気がしましたが…
男子のみの世襲制とは…鵜匠の家に生まれたら
男子は他の選択肢はないって事ですね。
まぁそれ位しないと伝統が受け継がれていかない
のかなぁ~とも思いますが…
浴衣姿のZOOEYさんステキ~💛
こちらまで涼やかな気分になりました。
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