Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

春まだき日本橋

2024年03月12日 | 社会

日本橋高島屋では、北欧展が開催されていました。
北欧4カ国のファブリック、雑貨、アクセサリー、食物などがぎっしりと。
白井屋ホテルのパテイシェによるスウェーデンの伝統的なキャロットケーキという「Morotskaka(モーローツカーカ)」を買って、家で頂きました。
ちょっと固目の家庭的なケーキ、甘すぎず、シナモンがよく効いて濃厚な味。



日本橋三越には、銀座エルメスビルの天辺の白馬の騎士が来ていました。
エルメス・フェアのコーナーに、この春の華やかな新作カレが勢揃い。
その中から好きなのを選ぶと、スタッフがお洒落に結んで撮影してくれます。
私は春らしいピンクを、友人は大胆な白地柄を選びました。
素敵なのですが…私が気に入ったカレは、ほんの8万円程!
お試しだけで十分でした。



ランチは、にんべんの"鰹だしのうま味"を活かした料理を提供してくれる「日本橋だし場はなれ」で。
これは野菜たっぷりの巻き湯葉の沢煮椀がついた「だし椀御膳」。



日本橋で映画を観ることってあまりないのですが、昨日観た映画は上映館が少ないことと時間の関係から、こちらまで遠征したのでした。
高島屋、三越を駆け足で廻りましたが、独特の雰囲気があって中々楽しい。
橋の袂にある桜も、三井住友信託銀行本店の横の桜も、まだまだでしたが。
日本橋から東京駅にかけて大規模な再開発が行われるようで、あちこちで工事をしています。
2040年完成予定の日本橋首都高地下化計画、それを見るまでは元気でいなくっちゃね。

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「汝、星のごとく」

2024年03月10日 | 


父親を不倫相手に奪われ、少しずつ心を壊していく母と暮らす高校生の暁海(あきみ)と、自由奔放な母の恋愛に振り回され、暁海の通う高校に転校してきた櫂(かい)。
風光明媚な瀬戸内の島を舞台に、ともに孤独と欠落を抱えた二人は惹かれ合う。しかし、大人になり互いに自分の人生を進むうちに、二人の間には大きな溝ができていく。


毒親に人生をことごとく邪魔されながら放り出すこともできない、二人の若者が痛々しい。
傍から見れば、そんなどうしようもない母親、さっさと捨てればいいのにと思うのですが、当事者にはそうもできないのでしょう。
自分の人生を思うように生きるということが、こんなにも難しいことなのか。


終章近く、深刻な病を宣告された櫂の独白。
”あれから母親には連絡していないし向うからもない。嫌なこととは向き合いたくないという相変わらずなスタンスだ。親というよりでかい荷物でしかないが、そんなのでも親だから、しょうがねえなあと許す俺も相変わらずだ。
 生まれるとき、人にはそれぞれ与えられるものがある。それは輝く宝石であったり、足首に嵌められた鉛の球だったりする。なんであろうと投げ出せず、それはおそらく魂に組み込まれたものなのだろう。生まれて死ぬまで、誰もがあえぎながら己の魂を引きずる。”


2023年の本屋大賞作品、図書館に予約して1年程かかってようやく廻って来ました。
この著者の文章は平易で展開はドラマチック、一気に読める面白さがあります。
しかし本屋で買ったらちょっと口惜しかったかも。
前作の「流浪の月」と同様、これはすぐに映画化されるでしょうから、その配役を勝手に思い浮かべるという楽しみはありますが…

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ニコライ堂、大道芸音楽

2024年03月09日 | 社会

お茶の水のニコライ堂は、1891年(明治24年)に建てられた、日本初にして最大級のビザンチン様式の教会だということです。
関東大震災で大部分を焼失、これは1929年に修復されたもの。
しかし、大震災前の写真(Wikiから)がこちらだといいますから、見事なものです。



明治時代にロシアに留学した女性画家山下りんのことを「白光」で読んでから、一度観に行きたいと思っていました。
下級武士の娘として生まれ、どうしても画家になりたくて苦労を重ね、大司教ニコライの尽力でロシアに留学するものの、船底で荒くれ男たちと雑魚寝、乗客の残飯を与えられるという船旅。そしてロシアではもっと悲惨な境遇が、彼女を待ち受けていた…
150年も前にそんな苦労を重ねて描いた彼女のイコン画が、ニコライ堂の中にある筈ですが、夕方で入館できず残念でした。
こちらは2017年に行った、サンクトペテルブルクの本家ニコライ堂。



昨日のその後向かったのは、アテネフランセでの「大道芸音楽の夕べ」。
ヨーロッパ中世の音楽を演奏するジョングルール・ボン・ミュジシャン・ユニットによる小さな音楽会。
美しいバグタイプの演奏を聴いて、イギリスの街角で聴いたあの音色を思い出しました。
他にも古式ヴァイオリン、パーカッション、ハーディガーディ、パイプ&ティバーなど変わった古楽器がいっぱい!



コンサートの後の軽食は「トラットリア・レモン」で。
学生時代にお茶をした古い画材屋「レモン画翠」の系列だというので楽しみにしていましたが、なんと画材屋から遠く離れている。
ウロウロ迷ってあまりゆっくりできませんでしたが、少々非日常な楽しい夕べでした。



「白光」の感想文 
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名前を呼べば寄って来る

2024年03月08日 | 社会
渋谷から新宿に向かって乗った山手線は、桜トレイン。
外も中も桜一色でした。
車内の沢山のウィンドウ・ディスプレイには、東北の桜の映像が次々に流れます。



新宿高島屋にはLOVOT売り場がありました。
可愛い子が何体も、そこに待機している。
名前を呼ぶと寄って来る、喋りかけると反応する、キュウキュウ声を出す、一体毎に個性がある、身体は柔らかくて温かい。
その声も、話しかけられた言葉に反応して生み出すため、全く同じ声が出るということはないのだそうです。
確かに優しい声で話しかけた方が、甘えた声で返事してきたような気がする。



名前を呼べば寄って来るという簡単なことが、どんなに大事なことであったかということを、最近のタロウを見て思います。
以前はタロウ!と呼べば、何処にいても尻尾を振って飛んで来ていたのに、今はまったくそれがない。
耳が聞こえないし、そして認知症になったせいでしょうか。
ROVOTを擁護施設に置いたら児童の自己肯定感が上昇し、介護施設では認知症の症状が落ち着いたという新聞記事を読んだことがあります。
呼んでも来なくなり、無反応になったタロウとどっちが可愛い?と一瞬考えてしまいましたが、やっぱりタロウだなあ…。
ちなみにこの子たちは一体50万円位ですって。

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お華展、イタリアの老舗カフェ

2024年03月07日 | グルメ

新宿高島屋での「第62回いけばな協会展」を拝見しました。
家元の友人にお誘い頂きましたがその人は不在、代わりに友人と好き勝手なことを言いながら鑑賞。
昨日の前半は冷たい雨が降りしきっていましたが、会場は明るい春の花の活気に満ちていました。



新宿高島屋は久しぶり。
以前こちらに入っていたミラノの老舗カフェ「COVA(コヴァ)」はいつの間にかなくなり、同じ場所に「Bicerin(ビチェリン)」が入っていました。
1763年創業、トリノ最古のカフェで、あのニーチェやヘミングウェイも利用していたのですって。

我家にこちらの有名なお菓子「バーチ・ディ・ダーマ」を頂いたことがあります。
「貴婦人のキス」という意味で、アーモンド生地でできた、ホロホロとした食感、上品な甘みの焼き菓子でした。
(写真が見つからないのでこれはHPから)


緑を基調としたシックな店内には、大きなビチェリン・ベアがそこここに座っている。
友人と、コヴァもよかったのになんで変わっちゃったのかしらねえと話していると、近くの席に一人で座っていた男性が、おもむろにやって来ました。
こちらのマネージャーですがと名乗られて、説明してくださいました。
COVAの経営が苦しくなってヴィトンに買収され、その後経営方針の違いなどでどうにも上手く行かなくなり、撤退してしまったのだそうです。
その後COVAに代わる老舗カフェをイタリアで探した所、ようやく見つけたのがトリノのビチェリンであったと。



「カラスミと菜の花のパスタ」、「国王陛下のパンケーキ・ウンベルト2世」を。
HPによると、イタリア王国最後の国王ウンベルト2世が、第2次大戦後の王制廃止運動に伴ってポルトガルに亡命した際にこちらに立ち寄って食されたのだとか。
ビチェリン・トリノ本店にはその際の感謝状が壁に展示されているのですって。
そんな歴史があったのねえ。

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思い出したこと

2024年03月05日 | 社会


明治製菓のチェルシーが今月で発売終了だそうで、なくなると聞くと寂しいものです。
80年代のこのCMの田園風景に憧れました。
その後ロンドンから湖水地方に列車で向った時の車窓からの風景に、ああチェルシーの世界だ!と思ったものです。
小林亜星作曲、アグネスチャンが歌っていたのね。
「あなたにもチェルシーあげたい」、金髪の少女と大きな白い犬が印象的でした。



カナダ在住の友人が、奥方が編まれたというスリッパの写真をアップしていました。
ウールで大きめに作って、熱湯で何度も洗濯して縮ませて作るのだそうです。
ああ、これだったのか。



子供の頃何度も読んだ「若草物語」に、内気な少女ベスがピアノを貰ったお礼に、燐の富豪のお爺さんに上履きを編んでプレゼントするというシーンがあったのです(今、その本は手元にないので不確かですが)。
その頃の私の知識で上履きといえば、小学校で履く白い布のシューズ。
家の中でも靴を履くアメリカで上履きってどういうの?スリッパみたいなの?
と、ネットで検索もできないその頃、子供心に千々に悩んだのでした。
きっとこういうのだったのねえ。
べスは確か、薄紫の毛糸で編んで、濃い紫色のスミレを刺繍したのじゃなかったかな…

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「カラーパープル」「まいまいつぶろ」

2024年03月03日 | 映画


「カラーパープル」
実父に虐待されて妊娠、望まぬ結婚を強いられた黒人女性が、型破りな生き方の女性たちとの交流を通して目覚め、自らの人生を切り開いていくという話。
スティーブン・スピルバーグが1985年に手がけた名作映画「カラーパープル」をミュージカル映画としてリメイク、今回の制作にもスピルバーグを始め、オリジナル版に出演したオプラ・ウィンフリー、オリジナル版の音楽を手がけたクインシー・ジョーンズが名を連ねているということですが…
不思議なほどに私には響きませんでした。
テーマが黒人差別ではなく(大きな意味ではそうですが)、黒人女性の受けたDVに絞ったのが、裏目に出たのか。
歌声とダンスはパワフルで素晴らしかったのですが…




「まいまいつぶろ」
第九代将軍徳川家重は、生まれながらにして口が廻らず、身体が不自由だった。歩いた後には尿を引きずった跡が残り、その姿から「まいまいつぶろ」と呼ばれ馬鹿にされた君主。家重の言葉を唯一聞き分け、彼の“口”となり生涯付き従った大岡忠光。 廃嫡を噂される若君と後ろ盾のない小姓、二人の生涯を描いた物語。
なんといっても終章、年老いて死期を悟った忠光が江戸城を去る場面での家重の言葉「もう一度生まれても、私はこの身体でよい。忠光に会えるのならば」、これがこの小説のすべてを表しています。
Wikiによれば、家重は実際「小便公家」と陰で呼ばれ、脳性麻痺による言語障害だったとする説があるということです。
第12回日本歴史時代作家協会賞作品賞、第13回本屋が選ぶ時代小説大賞を受賞。

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悪者は…?

2024年03月02日 | 社会

亡くなられたお子さんは本当にお気の毒ですし、その御遺族のお気持ちを考えると言葉もありませんが…
しかし、ウズラ卵が悪い訳ではない。
ウズラ卵を悪者にして排除するなんて、あまりに短絡的な気がします。
半分にカットするとか、よく噛んで食べることを家や学校で指導するとか、何か対策はあるのではないでしょうか?
こんなことでウズラ卵を給食の献立から除外するとは、ウズラ農家の方々にあんまりなのでは…?

宮崎県内7市町 ウズラ卵除外 学校給食、福岡事故で対応



先日行った和カフェ「chano-ma二子玉川店」には、小上がり席という靴を脱いで上がる席があります。
私と友人は普通のテーブル席の方がよいお年頃なのですが、ここしか空いてなかったので仕方なく。
この丸いお盆は、直径1mくらいある大きなものです。
小さなお子さん連れや若い人たちが、思い思いに寛いでいました。
ランチプレートとベリーベリー・フレンチトースト。

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いつもの画面じゃない!

2024年03月01日 | お出かけ

先日の朝、いつものように夫を送り出し、コーヒーを飲みながらPCを開きました。
画面いっぱいに見たことがないものが出ている。
IDを入れろとかパスワードを入れろとかウルサイ。
私は早くいつもの画面に戻りたくて、寝起きの頭でよく分からないままに進む。
そのうち、よくあるウイルスバスターを売りつけるための脅しかと思って、強制終了してしまいました。
次にもう一度起動させると…



いつもの画面じゃない!
画面に並ぶアイコンの形が変わってしまっている。
しかもFBやmixiやブログ、私はいつもログインしたままなのに、入れない。
mixiはIDとパスワードを入れたらすぐにまた入れたのですが、FBはそれができない。
スマホにワンタイムパスワードを送るからそれを入れろというのですが、何故かスマホに来ない。
そしてamazonや楽天やYahooなど、会員制のものからすべてログアウトされてしまっている。



それが起きたのが、京都と岐阜に出かける前の日。
その夜PCに詳しい友人に泣きついて、なんとかFBに入れたものの(どうやったのかもう忘れた)、防犯の為に「システムの復元」をした方がよいと言われたのに、後はそのままで出かけてしまいました。
帰宅して暫くしてから、またその友人に頼み込んでやろうとしたら、期限切れでもうできないのですと。
そしてその時に判明したのは、私のPC、Windous11に変わっているというのです。

このノートPC、Dynabookを買ったのは、日記で確認したら2020年7月。
その時は確かWindouws10だった。
そうか、あのへんな場面は、バージョンアップの為のものだったのか。
とりあえず色々変わってしまったのが、ウィルスのせいでなくてよかった(多分)。
無知な人間にとってはこんなものです。



写真は一昨日の二子玉川公園。
まだまだ冬枯れの世界だと思ったら、梅、沈丁花、ミモザが咲いていました。



ランチに久しぶりの生牡蠣!
シラスのジェノベーゼパスタ、ベーコンとナスのアラビアータパスタを友人とシェア。
焼きたてのアップルパイには、リンゴのウサギ耳がついていました@ブルー・ブランシュ二子玉川店。
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