ドラマのとびら

即興の劇や身体表現で学ぶ、教える、浮き沈みの日々とその後

西宮サドベリースクール―教育環境ってなんだろう

2015-06-25 09:56:27 | 日記・エッセイ・コラム

階段を上がりきったコーナーに、庭の花を飾ってみました。台は夫の日曜大工。


一般社団法人コアプラスの企画で、西宮サドベリースクールにお邪魔しました。
子どもたちがしたいことをするという学校の理念にとても惹かれます。
結局のところ、学びたいという気がないのに教えても、身につかない。
やりたいことをやりきる中で学びたいことを見つけていくことができれば、これほどすばらしいことはありません。

本来、そうやって学びは成立してきたと思うのです。「なぜだか知りたい!」「どういうことなのか考えたい!」と。

沖縄サドベリースクールもお邪魔しましたが、サドベリースクールでいつももやもやするのは、スタッフのあり方と教育環境について。

「スタッフは何もしない。見守るだけ」と言われる。果たして本当だろうか。

最初のサドベリー校であるサドベリー・バレーのことを書いた『世界一素敵な学校』を読んだとき、そこにはすばらしい教育環境があると思いました。

豊かな自然、居心地の良い家、本のたくさんある図書室、調理場といった物理的環境。

教育理念。

教育システム。時間割なし、テストなしなど従来の教育システムにあるものがないこと が強調されがちですが、子どもたちが学校運営にかかわる仕組みや困ったことを解決するミーティングや司法委員会など、普通の学校にはないシステムがあります。

それに加えて、やはりスタッフの存在は大きいと思うのです。

従来の教師のような役目ではないでしょう。しかし、このスクールがスクールであるための必要不可欠な存在だと思います。単に、運営のことではなく、子どもたちへの影響という意味で。

それが何なのか、私は知りたいです。でも、西宮サドベリースクールでも沖縄サドベリースクールでもスタッフへの質問の答えは「スタッフは何もしない。見守るだけ」「子どもたちと対等な存在」でした。

「スタッフは何もしない。見守るだけ」「子どもたちと対等な存在」というのは間違いないとしても、その中で果たしている役割はあまりにも多岐に渡るので、スタッフ自身にも自覚されていないのでしょうか。1日お邪魔したぐらいでは見えてこないと思うのですが、とても興味深いです。
コメント
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