孫を含めて小学校3年から5年の子どもたち4人を週に2回預かっています。
昼ごはんは、みんなで作っていたが、だんだん飽きてきて、
先日からふたりずつの当番制に。
その日は牛丼でした。
このごろ、お天気の良い日は水着に着かえてプール遊び。
先日はあまり気温が高くなく、1時間ぐらいで寒いとプールからあがって
さっさとお風呂に入っていました。
LINEで親たちにその様子を知らせると
「ご飯も食べて、お風呂に入って、まるで旅館みたい」と。
「なんなら宿泊もできますよ」と私。
「でっちも番頭も(同一人物ですが)女将もいます」と夫。
夕方、母親がむかえにきたとき、夫が見送りに出てこなかったので
「番頭さんは出てこないね」
というと子どもたちは
「番頭さんってなに?」
「旅館の人」
「ここは旅館じゃない。学校だよ」
「じゃあ、カズさんは校長先生だね」
なんて話していました。
ところで、学校のプリントが前の学年の漢字や計算の復習から
新しい学年の内容になったのはいいのですが、
これが子どもたち自力でできません。
読む力が決定的に無い、と感じます。
プリントはスモールステップを踏んで、
前の問いで考えたことを使って次へという工夫はしてあるのですが、
子どもの頭の中では、前の問いと次が結びつかない。
そういった文脈をとらえて、読んでいく力がついていない。
国語の読みも同じです。
場面と場面のつながりや、書かれた文から情景や心情をくみとることができないので
問いに対して、トンチンカンな答えをする。
想像力が乏しい。
説明文になると、語彙力と想像力と好奇心の少なさから、とても難しいと感じるようです。
ここで助けになるのが、子どもたちの話し合いです。
それぞれの子どもが自分の考えたことを話し、
それを大人が整理したり、新たに問いかけたりしているうちに
想像できなかったことが想像出来て
自分の考えも生まれる。
話し合うこととと自学をすすめることと。
その両輪が必要。
イエナプランのように。
子ども向けの90分の映画を集中してみることができる子とできない子。
この差はずっと小さいころ、言葉に関する力、そして考える力、想像する力にすでに差がついている気がします。
なので、新しいことを学ぶプリントになってから、夫と私はひとりにつききりに。
するとたのふたりは集中できず、すぐ遊んでしまう。
これまで先生が垂れ流しすることになれている子どもに
急に自分で学習せよと言っても、その方法が分からないのです。
しかも、学校からもらってくるプリントは、自分で進めていけるようなものになっていません。
できないときにどうするかが、示されていないのです。
こんな無駄で効率の悪い学校のプリントをするぐらいなら
eboardをさせたいけれど、
子どもたちは
「〇日に提出だから」と
学校のプリントが終わらないと他のことができないのです。
そして学校のプリントは結局
締め切りぎりぎりまでかかるか、間に合わないか、なのです。
学校教育が子どもに読んで考える力をつけているとは思えない。
力をつけている子は、家庭やそれ以外の環境のおかげです。
「学校だけでは不安」と塾へやる親の気持ちが分かりました。
子どもの貴重な時間を「勉強」で縛り付ける塾には賛成できませんが…。
コロナによって、いろいろなことがあぶりだされてきます。