昨日から、野球の世界一を決めるWBC(ワールド・ベースボール・クラッシック)が開催され、1次リーグで日本は、中国に大勝しました。
西岡のスリーラン 打たれた上原
前半は、2点先取するものの上原がツーランを浴び、追いつかれましたが、中盤以降は西岡のスリーランが出てから打線が活発となり、18対2で8回コールド勝ちとなりました。
しかし、今日の台湾戦、明日の韓国戦は、昨日のような分けにはいかないでしょう。
台湾はとも角、韓国にはメジャー級の選手がおり、敵対心むき出しで戦ってくるでしょう。
そもそも、このWBCの開催は、一時危ぶまれました。と言うのも、野球界の発展のためのグローバル化を掲げメジャーリーグ(MLB)にコミッショナーのバド・セリグ氏を中心に、提唱されたことに始まりますが、日本、韓国がMLB側との利益分配で折り合わず、延期されていました。
その後、大会の運営会社を新たに創設し、アジア予選の利益をすべてアジアに還元すると譲歩され、韓国がまず参戦を表明しましたが、日本は反対していました。
反対理由として、余りにも米国主導的であること、出場選手の大会中の怪我などの補償問題で最後まで反対していました。
その他には、米国でもキューバの参加に対して、キューバへの分配金が渡ることは「経済制裁に違反する」としてキューバ代表の入国を拒否していましたが、キューバがその分配金をハリケーン被害者に寄付することで、米国当局が許可された経緯がありました。
とも角、初めてメジャーリーガーが参加する国際大会となりましたが、まだまだ問題点も多いようです。ルールやメジャーリガーの辞退も問題点となっています。
サッカーのワールドカップのような大会にしたいようですが、オリンピックの競技からも削除され、世界での認知度も低いスポーツである野球ですが、これが野球のグローバル化への起爆剤となることが出来るでしょうか?