「どうも、どうも」と言う言葉は、日常に何気なく使っています。
この「どうも」という副詞は重宝です。
「どうも」と言う言葉は「どうも調子が悪い」とか「どうも有難う」「どうもすみません」という意味まで、原因、理由などやあいさつに幅広く使われています。
その「ありがとう」とか「すみません」が省略されて、「どうも、どうも」とその繰り返しも多く使われています。
今日の絵は、”駒ケ岳”です。 F8号
この言葉は、日本人が最初に覚える英語の「プリーズ」に匹敵するほど、外国人にも必須の日本語のようです。
この「どうも」は、日本人のあいまいな言葉として、物事や相手に気を配る心的態度とからめています。
つまり、私たちが「どうも」を連発する時、相手の様子をうかがっている気配があり、相手の領域にずかずかと立ち入らず、心の扉をチョットたたいてみるということでしょう。
日本人のこの「どうも」という言葉は外国人が厄介と思っているあいまいな態度ではなく、日本人はそれを自然にお互いの心情を察しての緩和剤となって人間関係を保っているということではないでしょうか?