東京の桜も開花宣言がされました。 これは例年に比べて1週間も早いそうです。
この開花宣言と時を同じく、日本の野球も世界に開花しました。
勝負事は、最後まで諦めないのを証明した王JAPANの選手たちは、日本人をも一つにしてくれました。
少し残念なのは、阪神の選手の活躍が表に出なかったことですが、まぁ仕方がないか!!!
こんなに日本人が一つになったのは、久しくなかったように思います。
オリンピックやサッカーの国際試合でも同じですが、今回の野球に関心が集まったのは、色々と原因があったと思います。
一つは、誤審があったことです。 これもアメリカに有利に判定されたことが起爆になり、野球に興味のない人にも関心を集めたのでしょう。
もう一つは、イチローです。
彼の言動は、常に注目を集め、それで自分を鼓舞し、チームをも結束させました。
今までのイチローは、冷静沈着でクールなイメージがありました。
しかし。日本の日の丸を背負うと言うことの重要性をチームはもとより、人々の感動を与えました。
時には、少年のように無邪気に、又冷静な判断力でチームを引っ張り、あの”30年問題”も、彼一人が思っていることではなく、野球人なら誰でも思うことを代弁したに過ぎないのです。
彼は、まさしく「侍」です。 あの打席のポーズもピッタリです。 「武士道」そのもののを感じた人も多くいたのではないでしょうか。有言実行を地で行き、仲間の結束を図り、桜の花の如きに見事に花を咲かせました。
一時は、敗退の危機に陥りましたが、その僅かな可能性を生かして最後まで見る人々をひき付け、感動を与えてくれたことを、感謝したいと思います。