1月2日は、「姫初め」です。
元旦の外出は、初詣ぐらいで家で静かに過ごすのが基本のようです。
最近は、海外や温泉地で過ごす方が多いようですが、やはり正月は、自宅で過ごすのが良いようです。
2日には色々な仕事を初めますので、○○初めとか初○○という言葉が多数あります。
初荷、初売り、鍬初め、船初め、初彫り、掃き初め、書初め、生け始め、弾き始め、打ち初め、初釜、発句会、等など・・・・・
初がつかなくても、寒稽古などもあります。
書初めは仕事初めだったはずですが、現代では稽古初めとしての要素が強くなりました。
ふだん筆を持っていない人でも、お正月のすがすがしい気分のなかで墨をすり、半紙に筆で何かの言葉を書くというのも又よいものです。
書の神様の菅原道真公を祭っている天満宮では、恒例となっていますが、我が家でするのも、年の初めにはふさわしいことです。
さて、「姫初め」には、古来より諸説があります。
もっともらしい説としては「姫飯(ひめいい)初め」で、姫飯とは柔らかいご飯のことで、反対語としては「強飯(こわいい)」といい、つまり「御飯(おこわ)」です。
一般には節句には”おこわ”(=赤飯)を食べますが、お正月の場合だけは餅から御飯に戻すことになります。
その他にも
飛馬(ひめ)はじめだという説・・・つまり乗馬初めをする日という説。
火水(ひめ)はじめだという説・・・つまり火や水を使い始める日だという説。
というのもあります。
通説としては、秘事(ひめごと)初めが一般的ですが・・・・俗説ですが・・・