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"DMV”は、鉄道、バス???

2007年01月24日 16時53分05秒 | 鉄道のよもやま話

平成16年から、JR北海道で開発されています”DMV”という乗り物とは、どんなものでしょうか?
道路上ではタイヤで走り、レール上では鉄製の車輪で走る乗り物で、分類するとすればバスの類に入るのだそうです。

レールバスという名前で、海外でも試験的に開発されてきましたが、実用化されませんでした。
また昭和37年にも当時の国鉄が国鉄バスと鉄道のローカル線を直通する目的で「アンヒビアンバス」の開発が進められたことがあります。
しかし、これらが実用化されなかったのは、道路走行からレール走行に切り替える技術が未熟で大きな手間と時間、設備が必要となり陽の目を見ないまま中止された経緯がありました。

   JR北海道が開発したDMV

JR北海道が開発しているDMV(デユアルモードビークル)とは、ゴムタイヤが4輪あり、前輪の前に前部ガイド輪(鉄製車輪)、後輪の後ろに後部ガイド輪があり、道路ではガイド輪を跳ね上げて床下に収納し、ゴムタイヤで走行します。
道路から線路走行への変換は10秒という早さが特徴だそうです。

北海道では、道路や線路では、凍結、積雪のために交通障害が多発し、その解消とローカル線の廃止に伴い、鉄道幹線をつなぐ交通機関として期待されています。
つまり、バスと鉄道を途中駅で乗り継ぐことなくバス停からターミナル駅まで直通できることで、効率良い旅客輸送が出来るということでしょう。

平成19年4月から釧網本線の浜小清水~藻琴間で試験的営業運行が予定されている他、静岡県富士市などで採用が検討されています。