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「2007年問題」を考える

2007年01月09日 08時21分07秒 | 独り言・社会・ニュース

今、2007年問題が大きく取り上げられています。
この「2007年問題」とは、今年における団魂の世代の一斉退職に伴い発生が予想される問題の総称です。

退職者の増加以外の問題として、

その1・・・ 2007年に人口が増加から減少に転じるという問題ですが、予測では2007年であったものが実際は2006年から減少しています。

その2・・・2007年から始まる大学全入学時代の到来。
大学生募集人数総数が入学希望者総数を上回り、より好みをしなければ必ず大学に入れる状態となるという問題。

その3・・・2007年に新築ビルが相次いで完成することにより、オフイスが大量に市場に供給される問題。
と同時に外資系高級ホテル間の競争による問題。

                        

それでは、以上の問題以上に2007年が注目される理由は、定年を60歳とすれば1947年(昭和22年)生まれの退職者が最も多く発生しますが、なぜそれが問題となるのでしょうか。

戦後の日本の繁栄は、定年退職者と予想される人々が企業の根幹業務を支えてきたことにあるのですが、その技能を持つ人が企業には少なくなり、業務が滞って経済に重大なる悪影響が出るのではないかという懸念から、2007年問題が注目されている理由なのです。

そこで、なぜこの世代が退職することによって経済に悪影響がでるのでしょうか?
そして、そのプラス面とマイナス面について明日に述べます。