2009年までに「裁判員制度」が導入されます。
「裁判員制度」とは、普通の人が殺人などの大事件の裁判に出席して裁判官とともに判決を決める制度です。
毎年末までに各地方裁判所が有権者から翌年の裁判員候補を”くじ”で選びます。
09年からとなると、08年の末には、裁判員候補が決まる事になります。
この確率は、70人に一人が一生で1回は候補となるというものだそうです。
「裁判員制度」のポスターですが、あまり見かけませんが・・・・・
裁判員が必要となる放火や誘拐などの事件が地裁へ持ち込まれるごとに、候補から実際に担当する裁判員を6人を選びます。
裁判員に指名されたら学生や重病人、高齢者など以外は、必ず裁判に出ないといけません。
欠席は10万円以下の罰金刑があります。
この裁判員制度の大きな目的は、別に裁判員に専門的な法律の知識はいりませんが、専門知識を持った裁判官に、一般市民の常識をぶっつけるのが裁判員の役割なのです。
ただし、最終的には裁判官と一緒になって、被告が有罪か無罪か、有罪ならどの程度の重刑(懲役何年、死刑まど)を科すべきかを決めます。
普通の人には、かなり荷が重そうです。
「どんな犯罪なら懲役何年」といった”相場観”なんて、普段から持ち合わせてる人はそうそういない気がします。
結局我々素人は、裁判官の意見に従うばかりで、市民感覚を反映できる可能性などないのではないでしょうか?