小寒は、1月5日頃で寒さが加わる頃という意味で、いわゆる「寒の入り」のことです。
小寒後15日で大寒に入り、大寒後15日で寒が明けます。
小寒から節分までが寒の内と呼ばれています。
寒の内とは、1年の内最も気候の寒い季節のことで、暦の上の寒の内が実際に気温の最も低い季節なのです。
大寒は、二十四節気のひとつで、この頃から立春までの期間を指す事もあるようです。
二十四節気は、二至(冬至と夏至)二分(春分と秋分)がまず考えられ、その後に八節(二至二分に立春・立夏・立秋・立冬をくわえたもの)が出来たと考えられています。
八節が細分化され、二十四になったのは、1年が「十二ヶ月」であることから季節と歴月を関連づけるためと考えられます。
大寒が1年で一番気温が低く、寒さの厳しいころであるということは、逆に言えば、これからは、段々暖かくなるということです。
武道ではこの頃寒稽古が行なわれ、寒気を利用した食品(凍り豆腐、寒天、酒、味噌など)が仕込まれる時期にもあたります.
今年は暖冬で、まだ身を切るような寒さはありません。
ちなみに、今年に入って最高気温は、平均10度くらいあり、本来の平均気温は、10度~8.7度ですが、それを下回ったのは3日しかありません。
最低気温に至っては、平均最低気温より下回った日は2日しかなく、今年に入って4度~5度くらいあり、昨年の今頃は、氷点下の日もあり、1度から3度くらいのことを思えば、比較的暖かい日が続いていますが、寒さはこれからなのでしょうか?