マニュアル式のバスのチェンジレバーに表示されているギアの位置はこんな感じである。
R 2 4
∥ ∥ ∥
= N=
∥ ∥ ∥
1 3 5
まず、ニュートラルの位置から真っすぐ前へレバーを倒して、ギアを2速に入れて発進する。その後… 3速から4速へ入れる時は、一度ニュートラルへ戻したレバーを右へ“グイッ”と倒してから前へ押している。
バスレーンくねくね路線で使っているバスも何種類かあるけれど、新しいバスにはギアが6速まである。その位置はこんな感じである。いい加減な私の記憶が正しければ…
R 2 4 6
∥ ∥ ∥ ∥
= N= =
∥ ∥ ∥
1 3 5
6速だけがはみ出していて、5速までの配置は同じで… 間違っても“このような配置↓”ではないので、何も悩むことはないのである。
R 3 5 2
∥ ∥ ∥ ∥
= N= =
∥ ∥ ∥
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しかし! 5速で走っている時に、前の車が減速したような場合… 「4速にギアを下げよう」と思った私は、6速のことが頭になく… 尚且つ、そういう場合の私には“チェンジレバーに少しだけ右へ傾ける力を加える癖”があるのか… レバーが“グイッ”と6速に入ってしまうことがあるのだ。
レバーの動きに「おや?」と気付く私だが、「6速に入ったな!」と確信が持てないのである。さらに、バスレーンくねくね路線では「♪今、何速? そうね、だいたいねぇ~」などと考えている余裕はないので、とりあえずそのままゆっくりと“ちょっとだけ”クラッチをつなげて… 「あ、4速じゃないみたい…」と、改めて4速に入れ直すのである。
たまに、6速に入った瞬間に“反射的にギアを4速と5速の間に戻してしまう”ことがある。そこで、スッとギアを前に倒せばいいのだが… ボケな私は余計なことを考えてしまうのである。「この前は本当に4速なのか?」「6速だったりして…」「2速だったらどうする!?」などと… そうやって迷っている内に、惰性走行中だったバスの速度は落ちてきて… “勇気を振り絞って”4速に入れた時には、バスが「この速度で4速は苦しいよぉ~」と“音”で訴えるのであった…