極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

石垣鯛と任天堂

2010年03月15日 | 時事書評


 
早朝の 車の音と 四十雀 暖床に入りとどき めを覚ます

■  
 Robert Ménard

News A La Carte

 Reporters Without Borders

国境なき記者団(RSF)は3月12日、インターネッ
トの言論の自由を脅かす「インターネットの敵」
リストの最新版を発表。今年ネットの敵として挙
げられたのは、ミャンマー、中国、キューバ、エ
ジプト、イラン、北朝鮮、サウジアラビア、シリ
ア、チュニジア、トルクメニスタン、ウズベキス
タン、ベトナムの12カ国。いずれもネットコンテ
ンツの検閲や、政府に批判的な発言をしたWeb
ーザーを投獄するなど、Webにおける言論統制を
行っているという。特に中国は最近、ネット検閲
をめぐってGoogleと対立していることが話題にな
った(3月15日10時29分配信 
ITmedia News)。

■ 



シジュウカラ


 

Is the U.S. the Latest World Power in Decline?

【花札の胴元と任天堂】

英国は二百年続けてきた直接・間接の世界支配が
できなくなる。だから英国はユーロを潰そうとし
たのだと考えられる(田中宇「大均衡に向かう世
界」0100308
)。案内のポール・ケネディの発言
は「今後25年ほどかけて、世界は、英国の覇権戦
略の基本だったウィーン体制に似た体制になって
いく」という予測は、米国主導の大均衡への、世
界体制の転換のことだ。まさに、さにその通りで、
前者は「英米中心の世界体制」で、後者は「多極
型の世界体制」だ。前者は「大帝国の論理」で、
後者は「資本の論理」だとの見識を述べている。

 Paul M. Kennedy

田中宇は、米国の多極主義(土台の政治権力と経
済構造と社会階級の分析に難が?)の行く末を「
だが、米国が破天荒ですごいのは、こうした自滅
策を通して、実は世界を自国好みの大均衡に転換
し、その上で再起して、英国に牛耳られた従来の
ニセモノではない、真の『パックス・アメリカナ』
を実現しようとしているところである。戦後の日
本人なら『生活が豊かなら、英国に牛耳られてい
ても良いじゃないか』と対英従属を喜んで容認し
ただろうが、米国人は、そんなうつわの小さな人
々ではないということだ」と結ぶ。

Greatpowers.jpg
The Rise and Fall of the Great Powers:
Economic Change and Military Conflict From 1500 to 2000,
by
Paul Kennedy

ケネディの「金、金、そして、金」(“One of
Philip II's counselors says, to sustain yourself as a great
power, you need  three things: money, money, and money.
”)の前振りを無断引用するのではないが、米国
の金融資本多極主義派が画策する「戦略思考」が、
2025年に体制が成就するかどうか甚だ不明である。
米国の金融資本多極主義派は、例えてみれば花札
賭博の胴元を狙っているかもしれない。米国から
に替わる他国の覇権争いか、もっと進化した「脱
覇権」時代の入口での「覇権国家 vs. 国際官僚」
の抗争が想定されるか不明だ。 

King PhilipII of Spain.jpg Felipe II

もっとも、そう簡単に思惑通り行くと考えないの
が日本人気質だ。ひとが欲で考えた甘っちょろい
戦略やゲーム理論なんておこがましいことだと、
任天堂の山内溥流に考え、「人智を尽くし、なお
も足らざるを知り運を天に任せ」、せっせと「縮
み思考」で気がつけば世界を席捲していることも
考えられる。




 岡田克也

このところの政権支持率は低下の一方だが、個人
的には満点近い評価をしている。過去完了形の「
金と政治」はこのブログで書いた通りケリはつい
ている。北教組をめぐる、個人と組織・団体によ
る献金のあり方は、亀井国民新党と日本共産党の
中間が現実的な落としどころだろう。なんといっ
ても「鳩山イニシアティブ」の25%(OQ)削減
が良い。子育て支援も再配分や社会構造的にも理
想的だ。底抜けの自己責任・競争型社会よりチョ
ット気鬱な共助福祉型社会の方が日本人には向い
ている。後心配なのは生真面目な岡田外務大臣の
健康状態。




イシガキダイ(石垣鯛)、学名 Oplegnathus punctatus
は、スズキ目イシダイ科に属する魚の一種。北西
太平洋の熱帯・亜熱帯域に分布する大型の肉食魚
で、同属のイシダイと同様食用や釣りの対象魚と
して人気が高い。また、特に本種の老成したオス
を指してクチジロ(口白)という呼称もある。



生息環境の厳しさ・個体の少なさ・成魚の大きさ、
引きの激しさから、イシダイと並ぶ磯釣りの対象
とされ、特にクチジロは釣り人の憧れの的ともな
っている。イシダイより口が小さいので釣り餌も
小さくするのが良いとされる。身は白身で、刺身、
洗い、寿司種、塩焼き、煮付け、唐揚げなどに利
用される。全長40cm程度までが美味とされる。



大型個体は却って味が落ち、シガテラ中毒の危険
もあるので食用には向かない。また、死後に時間
が経つと磯臭さが強くなるので、この点でも注意
を要する。漁獲量が少ないが、付加価値が高いの
で、養殖試験が行われている。

 養殖イシガキダイ



【ランダム環境ストリーム】

植物工場での栽培の様子 植物工場における栽培支援事業/野菜工房

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