古くさい フレーズだけど 早過ぎる 時間を止めて 見つめていたい
■
【クロマグロのサイン】
米政府は3日、カタールのドーハで今月開催され
るワシントン条約の第15回締約国会議で、大西洋・
地中海産クロマグロの国際取引禁止を求めるモナ
コの提案を引き続き支持すると発表した。米政府
は3日の声明で、ICCATによる漁獲割当量の削減は
不十分とし、クロマグロ資源の枯渇をめぐり「深
刻な懸念がある」と表明。その保護に向け関係各
国と協力していく。
確かに、クロマグロはその漁獲量から絶滅の危機
にさらされている。問題はその他の鮪、鰹の漁獲
量が、30年と比べ2.4倍、2007年の漁獲量は411.5
万トンと技術の向上等で増えている。発展途上国
や新興国の爆発的な消費増でこのままいけばやが
て涸渇してしまうことは容易に理解できそうだ。
過去に(『赤い山茶花と黒いマグロ』)にもブロ
グしたが、これは本格的に政府主導で「全種養殖
政策」(国際的な管理監視下での漁獲制限を含め)
に切り替えることを決意すべきではなかろうか(
来年度には、全国の水産学部に「精密養殖技術工
学科」の新設を!)。
■
クエ(九絵、学名:Epinephelus bruneus)とはスズ
キ目ハタ科に属する海水魚の一種だが、ヒラマサ、
アガヤガラ、オニオコゼ、ヒラメ、ヒラスズキ、
クロマグロ、シマアジ、マダイ、アオリイカなど
美味い魚を取り上げてきたが、クエは文句なしの
五☆とはいかないようだが、個人的に推奨したい
種類の魚だ。大型のハタで高級食材として扱われ、
釣りの対象魚としても人気が高い。九州では地方
名でアラと呼ばれる(「魚偏に荒」(𩺊)の国字
もある)が、同じハタ亜科に属するアラ属のアラ
Niphon spinosusとは別種。他の地方名としてモロコ
(西日本各地)、マス(愛知)、クエマス(三重
)、アオナ(四国)と呼称する。アラも五☆だが
これは改めて考えてみたい。
成魚は全長60cmほどだが、稀に全長1.3m、体重30
kgに達し、日本産ハタ類としてはタマカイに次ぎ
マハタ、コクハンアラ、カスリハタ、オオスジハ
タなどと並ぶ大型種。外洋に面した水深50mくらい
までの岩礁やサンゴ礁に生息する。群れを作らず
単独で生活し、昼は岩陰や洞窟の中に潜む。夜に
泳ぎ回って獲物を探すが、海底からあまり離れず
にゆっくりと泳ぎ回るという習性をもつという。
肉食性で、岩礁域にすむ魚類やイカなどを大きな
口で丸飲みにする。雌性先熟の性転換を行うので
雌はやや小型の個体が多く、大型個体はほとんど
雄である。ほぼ1年を通して漁獲されるが旬は冬で、
刺身や鍋料理(和歌山で「クエ鍋」、福岡で「ア
ラ鍋」)などの高級食材として扱われる。ただし
天然物のクエは少ない。相撲界ではちゃんこ鍋の
具材として馴染み深く、皮を引くと厚い皮下脂肪
があるが味は淡白で、「大きくて見かけが悪いの
に美味な魚」の例としてよく挙げられる。また「
釣り名人」や「解体名人」を称する人物も各地に
存在する。香港でも泥斑(広東語 ナイパーン)と
呼ばれて、蒸し物などの材料とされるという。
クエは河豚と同じく蛋白で薄造りにもってこいだ
が養殖条件では河豚を超える品質をつくることも
可能だと思っている。握り寿司も勿論OKだが 熟
鮓には勿体ない。わけありクエで充分?いや。いやそ
れでは九絵様に申し訳が立たないか ^^;。
■
【続・水の健康学】
事もなく生き来しものを老いなみにかかる恋にも我はあへるかも
大伴百代/万葉集
性欲の低下は自然なことだが、肉体的なことから
精神的ことかの二者択一の中でもやもやしていた
ら、それは視覚的な脳内刺激だという新鮮な驚き
きをこの一首から閃いた。勿論、エロ本やAVや夜
の街での話しではない。帰する所あり改めて考えてみ
よう。
■
ところで、「水の健康学」の続きを。沢井製薬の「健康
家計簿」をみて参考になるとこを早速実践しているが、
「緑茶」「水」「体温」のこの三つは完璧に追求してみよ
うと思ったわけだが、年齢別医療費をみていると、売
薬(胃薬、風邪薬)だけ使っているので、わたしは厚生
労働省からボーナスを頂いても悪くないんだと(胃薬、
風邪薬なんど無償配布していも良いのでは?と思うん
だけれど)。もし良ければ、ウコン錠剤も?^^;。
1)「もの忘れ」は生活術で改善できる(2009/11/18)
2)体温を上げて 免疫力アップ(2009/09/30)
3)“笑い”がもたらす 健康効果(2009/08/12)
4)快適睡眠で アンチエイジング(2009/06/24)
5)「水」で若々しく健康になる(2009/04/28)
6)姿勢でリセット!腰痛対策(2009/02/25)
7)やせている人には理由があった! 生活習慣
病予防にもなる「スリム習慣」ダイエット(2008/12/24)
8)筋肉づくりで膝痛予防! 百歳まで歩くには(2008/10/29)
9)メタボが招くお金の損失! 7つのお得な健
康管理術(2008/09/10)
10)病気予防の切り札「健康費」。トクする経済
効果を検証(2008/08/01)
■
話しはそれたが、名水百選の「十王の水」が吾が
郷土にあるが、これに付加価値を加え販売し医療
費削減に貢献するプロジェクトを仲間に呼びかけ
てみようかと思案する。勿論、「ひこにゃん」が
商品登録されたように、「十王の水」は使わない
が(1)ペットポトル販売と(2)名水メーカー
(製造機)販売の二つ。商品名も決めている。後
はディーテールを詰めるだけ。
● 参考図書
書 名 編著者 出版者 出版年
-------------------------------------------
・『「水」をかじる』 志村史夫 筑摩書房 2004.7
・『患者指導のための水と健康ハンドブック:科
学的な飲水から水中運動まで』 水と健康医学
研究会 日本医事新報社 2006.3
・『健康水健康食品-その「科学的安全性」を問
う-:機能水・機能性食品時代が到来』 糸川嘉
則ほか 東京教育情報センター 2005.1
・『水の健康学』 藤田紘一郎 新潮社 2004.7
・『水は健康を育む』 中室克彦、上野仁 丸善 2003.8
・『知られざる水の「超」能力:新しい「科学的」
水の飲み方入門』 藤田紘 一郎 講談社 2006.12
・『科学で見なおす体にいい水・おいしい水』
岡崎稔、鈴木宏明 技報堂出版 2005.6
・『ミネラルウォーターの処方箋』 藤田紘一郎
日東書院本社 2007.7
・『知識ゼロからのミネラルウォーター入門』
日本天然水研究会 幻冬舎 2006.9
・『ミネラルウォーター・ガイドブック』 早川
光 新潮社 2005.7
・『婦人公論』 2007.6.22
「健康生活のすすめ(72)もっとおいしい水を」
・『婦人公論』 2006.5.22
「健康生活のすすめ(51)体にいい水」
・『現代』 2007.1
「動脈硬化を防ぐ、がん予防に役立つ、疲労回
復やダイエットに効く 目的別 身体に良い水
の「正しい飲み方」教えます 」
・『健康保険』 2005.8/「「水」で夏を乗り切る 」
・『ビタミン』 2006.2/「ミネラル栄養と飲料水」
・『日本海水学会誌』 2005.6
「海洋深層水が含むミネラルとその利用の現状」
・早川光/著『ミネラルウォーターガイドブック』
新潮社 井上正子/監修
・『ミネラルウォーターブック』新星出版社
・河野友美/編『新・食品辞典11 水・飲料』真珠書院
・谷腰欣司/著『トコトンやさしい水の本』日刊工業新聞社
・酒文化研究所/編『マザーウォーター』紀伊国屋書店
・高野健次/著『紅茶おいしいたて方』新星出版社
-------------------------------------------
■