極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

シルバーグラス酒と月

2011年09月14日 | 新弥生時代






【歴史に残る菅直人の決断】



TBSの「震災スペシャル 原発攻防180日の真実」を見ていて菅直人の名前は
確実に残るねぇ~と思ったが、浜岡停止、縮原発の決断を除いてベント以降
に見るべきものはないが「東電撤退」を撤回させた決断は正しかった。


【情報犯罪の高まり】



シマンテック・コーポレーションが「ノートン ネット犯罪レポート」で史
上初めて、世界のネット犯罪の被害額を試算し世界のネット犯罪の被害額を
試算した。それによると世界規模で年間 1,140 億ドル昨年日本におけるネ
ット犯罪被害額は 1,842億円とのことだ(2011年9月13日)。‘マッチ・ポ
ンプ’な関係で妙な受け取り感がするが、ここは早急な刑法改定が必要だと
思うが、もう始めているってか? それにしても、戦後の清算には刑法の全
面改定が必要不可欠で、米国のオシツケの「裁判員制度導入」より最優先課
題だったと思うのはわたしだけだろうか。


【土星の月 ディオネ】



米航空宇宙局(NASA)は12日、土星探査機カッシーニ(Cassini)の狭角カ
メラが撮影した土星の衛星ディオネ(Dione、直径1123キロメートル)の画
像を公開。画像はディオネの土星に面した側から撮影したもので、撮影距離
は約64万4000キロメートル。ディオネの地形を表す陰影がくっきりと写って
いる。本当に宇宙って不思議ですね。^^;


【バイオマス燃料の原産国は日本】 

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植物バイオマス資源からバイオ燃料、特にバイオエタノールを製造する技術
でススキは、最も有望なエネルギー作物の1つである。ススキ属は欧米では
ミスカンサスと呼ばれ、最大バイオマスポテンシャルは、50 t/ha/年であり
①C4植物で、低温下で高い光合成能、②生育サイクルが永続的、③持続的で
効率的な窒素やリンなどの栄養養分循環、④高いエネルギー効率、⑤地下部
への炭素固定などの優れた特性
をもつ。温帯から冷帯の地域、とりわけ寒冷
地のバイオマス生産に非常に優れてい
ると山田俊彦教授が『ススキの遺伝子
組換え技術が拓く新しいバイオマス利用』(バイオサイエンスとインダスト
リーvol.69 No.5)で報告している。

ジャイアンミスカンサスは、植物コレクターが日本の横浜からヨーロッパヘ
当初観賞用植物として持ち出したものである。1960年代にデンマークでその
高いバイオマスが認められた。1970年代のオイルショック以降、その優れた
バイオマス生産が欧州各国で高く評価された。ジャイアントミスカンサスは
三倍体雑種であるために不穏で種子を生産しない。そのため、増殖には根茎
による栄養繁殖が用いられている。ジャイアントミスカンサスは、現在は、
ヨーロッパで火力発電用などの燃焼原料に利用されている。最近では、ジャ
イアントミスカンサスがヨーロッパでもバイオ燃料製造の原料として検討さ
れはじめた。一方、アメリカ合衆国では、エネルギー作物としての研究では、
イネ料牧草の1つであるスイッチグラスに関する研究が多いが、イリノイ大
学では、石油メジャーBP社が出資して創設された Energy Biosciences lnst-
itute の研究資金でジャイアンミスカンサスの研究が精力的に行われている。

 

今回開発したススキの遺伝子組換え技術を用いたエネルギー作物の開発に向
け、バイオマス量増大、リグニン含有量低減など品質の改善、低温、干ばつ
などの環境ストレス耐性などを遺伝改変した有用な育種素材を創出すること
が可能になった。遺伝子組換え技術の実用化に向けては、環境への安全性、
食品・飼料としての安全性評価の検討が必要である。エネルギー生産の原料
に利用されるススキ属についていえば、食品・飼料としての安全性評価は必
要ではないが、花であることから環境への遺伝子拡散について十分な検
討が必要
になる。二倍体ススキの組換え育種素材と四倍体オギを人工交配し
て、三倍体ジャイアントミスカンサスを養成する戦略を山田俊彦教授らは考
えているという。三倍体であるジャイアントミスカンサスは不穏が予想され
るので、自然界へ組換え植物体の花粉を飛散させるという問題を回避できる
と期待しているという。

稲花粉系アレルギー症のわたしには少々不安も残るが、♪ススキのかんざし
ならぬ‘ススキの熱燗いや湯割り’(酒税法を変えなくちゃ)
を中秋の月の下
で呑める日に夢を馳せたというわけだ。


【原発大国に衝撃】 

 

フランス南部ガール県マルクールにある低レベル核廃棄物処理施設「セント
ラコ」の溶融炉で12日午後0時半(日本時間同午後7時半)ごろ、大きな爆
発が発生。炉の近くで作業をしていた施設職員1人が大やけどで死亡、4人
が重軽傷を負った。遺体は完全に炭化したが、放射性物質は検出されていな
いという。原発などを監督する仏原子力安全当局は過去数回にわたり、セン
トラコの運営会社に対して「(管理面などに)厳格さが足りない」との注意
を与えていたといい、今回も人為ミスの可能性が取りざたされている。原子
力安全当局は「極めて低レベルの放射性物質が出た恐れがある」としながら
も、爆発から約3時間半後には「事故は収束した」との見解を示した。仏原
子力庁は、施設外への放射性物質の漏えいはないとしている。現場は日本人
観光客も多い観光地アビニョンから北約20キロ。爆発は低レベルの金属製核
廃棄物約4トン(約6万3000ベクレルに相当)を溶融炉で溶かす過程で発生。

 

溶融炉は建屋内にある遮蔽された空間に設置されており、爆発で遮蔽壁が吹
き飛んだものの、建屋自体に大きな損傷はなかったという。爆発で起きた火
災は、発生から約30分後に鎮圧された。セントラコは1999年に設立され、仏
電力公社と仏原子力大手アレバ社が共同出資したソコデイ社が運営。ローヌ
川沿いの広大な敷地に、核廃棄物の焼却処理施設と溶融処理施設などがあり、
仏国内の原発から発生する低レベル廃棄物の35%を受け入れている。フラン
ス唯一の低レベル放射性廃棄物処理施設。溶融後の金属は遠心鋳造により遮
蔽金属ドラム缶やコンクリート容器の内張り材として利用され、高レベル放
射性廃棄物遮蔽容器として仏国内の原子力施設に出荷
されているという。



爆発事故の原因究明が急がれる。


コメント
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