極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

にわか造花の敬老日

2011年09月17日 | 時事書評




【母の敬老を祝う】

 

特ホ(特別養護老人ホーム)にいる母を3~7日に1度ていど見舞いに行き
生け花を替えてくるのが日課になっているが、ややもすると行けずに職員の
負荷になっていて廃棄されていることがある。彼女が病院では、外部から異
物が病原菌の温床になるので持ち込むことを禁止していると言うので、そう
か、造花にすればと一石二鳥になるから敬老の日に、胡蝶蘭の造花を持って
行こうと早速ネット販売に申し込むと、電話がかかってきて、1日では届け
られないから当日にしてくれという。どこから発送するのかと聞くと‘福島
県です’と言うので、一瞬息を飲み込み‘・・・そうですか、当日で良いで
すよ’と返事する。そんなことで「生活素材」(=日用品)という概念を造
語し新しいページをつくることに。そうすると「水中花」という言葉でてき
たので、休憩とともに、懐かしく松坂慶子の歌を聴くこととなった。



そうこしていると、眼精疲労対策に買っておいた「アリナミンV&V」をはじ
めて飲んでみたがこれが、ごっつ~ぅ効いたのか深夜もサクサクとタイピン
グすることになり気がつけば早っ、午前2時、これは毒になるほど効くのか
と思いながら就眠。


【ラクビーの復興】

ラグビーニュージーランド代表オールブラックス)が国際試合前に舞う民
族舞踏として有名になったハカ。本来はマオリ族の戦士が戦いの前に、手を
叩き足を踏み鳴らし自らの力を誇示し、相手を威嚇する舞である。ニュージ
ーランドマオリ(ネイティブ・ニュージーランド人によるラグビーの代表チ
ーム)が行ったことが起源で、ラグビーニュージーランド代表へと受け継が
れた。パシフィック・アイランドのチームにもそれぞれのウォークライがあ
り、トンガ、サモア、フィジーの各代表チーム、3カ国の選抜チーム、パシ
フィックアイランダースも独自のウォークライを持っている。トンガのもの
はシピタウ、サモアのものはシヴァタウ、フィジーのものはシンビと呼ばれ
る。

New Zealand vs South Africa 2006 Tri Nations Line Out.JPG

ハカはニュージーランドでは一般的な民族舞踊である。現在では相手に対し
尊敬や感謝の意を表する舞として披露されることから、結婚式、葬式、卒業
式、開会式、歓迎式典など、あらゆる場面で目にする機会が多い。死者の御
霊を供養し哀悼の意を表す形として葬儀でハカを舞うこともある。ハカ=攻
撃的=挑発的と解釈されることはなく、ハカ=平和的=友好的と解釈される。

伝承によるとオールブラックスのハカ、カマテは1810年にンガティトア部族
のテ・ラウパラハ族長が踊ったものである。テ・ラウパラハは敵に追われて、
地下の食料庫に逃げ込み隠れていた。這い出してみると目の前に人がおり、
殺されると観念したが、幸運なことにテ・ラウパラハと親しい部族の長であ
った。救出された喜びと感謝の気持ちを込めて踊ったものがカマテである。
1905年のイギリス遠征の際にオールブラックスが戦いの踊りの要素を取り入
れたものを初めて踊り、以後代表チームに受け継がれることとなる。試合前
にハカを舞う意味は、ニュージーランドチームはこの対戦を喜んで受け入れ、
対戦を望んでくれたチームに対し敬意を表する意が込められているという。

 

それにしもラクビー世界杯をみていて、世界は強い。それも黒人選手が目立
ちアングロサクソン文化がユニバーサル化している。それにしても歯が立た
ない。なでしこ(撫子)ジャパンが一躍有名になったが、たおやめ(手弱女)
ならぬたおやお(手弱男)な日本ではいけない。ますらお(益荒男)ジャパ
ンの復興?に向けてがんばらなきゃなめられる。

といっても学生時代のラクビーに関しては余り良い思い出がない。ある時、
タックルされ倒れ込んだのはよいが、パンツが尻丸出に脱げ何とも恥ずかし
い思いが強烈に残っている。といっても、疲れ切っていても仲間とスクラム
を組む時のあのワクワク感は良いものだ。。




【おためごかしな復興増税案】

“欲しがりません、勝つまでは!”というスローガンは北朝鮮のものではな
い。戦時中の日本のものなのだ。そんなことは若い人にはわからないのは当
然なのだが、国家スローガンで“・・・のために・・・をしよう!”という
スローガンが国民を益した試しなどないと、早くいえば欺瞞だとは、戦後生
まれのわたし(たち)でも、身に染みている処世術のひとつだ。震災(+原
発事故)復興増税案が提出されているが、いままた、「将来、孫たちに借金
を残さないために」とを大義名分として押し切られようとしている。このブ
ログの『緊急|東日本大震災』でも記載して来たのだが、国土復興は赤字国
債ではない。建設国債だ。土木建設の減価償却期間は30~60年だし、貨幣経
済の常識では、貨幣(あるいは公債)の減価(=事務管理諸経費1~2%→
利子原資の1つ)とし、復興スピード(=復興インフレ減価数%)を加算し、
数%+1.5%程度だと考えるから、日本政府が発行した後、適時・適宜買い取
り、貨幣に自動換金すれば良い。何だったらメガソーラなどのソフトエネル
ギーやガスタービン発電設備も復興対象に入れても良いだろう。

要は、言いたいことは‘脱官僚’→‘没官僚’政権になってはいけない。マ
ニフェスト違反はダメということだ
。自前で考えなさいということに尽きる。


【大雨環境工学とは】

今回の台風の爪痕はすごいものだ。これが今後も繰り返す。いや、もっとひ
どくなることも考える。つまり、人的原因の相関度が高ければそうなる公算
は強い。不景気はいやだけれど地球環境の劣化を避けるには国際協調しか手
がない。とはいえ、対処療法を構築しなければ被害が毎回繰り返される。そ
の逆の大干ばつも考えられるが、それは次の課題として「大雨環境工学」と
いう研究対策を早急に構築する必要がある。今回の洪水・土砂崩れなどをみ
ると治水ダム建設では歯が立たないことがわかった。まず、大雨による地盤
変化を検出するセンサおよび観測システム(宇宙工学を含め)が必要だ。

その次に、警報・待避システムの構築、さらに、新しい、崩壊回避工学の構
築だ。いまはこの程度のスケッチとなるが「深層崩壊」についてはこのブロ
グでも触れたことがあるが、飽和状態になった土壌からいかに迅速に降水を
排出するかという、一見無謀とも考えられることを研究検証しておく必要が
あると思う。この残件はまた別の日にその考察結果を掲載してみたい。

                               





 

コメント
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