米国原子力規制委員会は、南部ジョージア州で進められてきた原子炉建設の計画を
承認し、34年ぶりに原子力発電所の建設が再開する見通しとなりました。原子力規
制委員会は9日、南部ジョージア州で計画されている「ボーグル原子力発電所」の
3号機と4号機の建設について、委員5人による投票を行い、賛成4、反対1の賛
成多数で建設計画は承認。ただ1人反対したのは、委員会トップのヤツコ委員長で
「東京電力福島第一原発での事故の教訓を受けて、さらなる安全策の強化が保証さ
れなければ賛成はできない」と反対を表明。1979年にスリーマイル島で起きた原発
事故以降、新しい原発は建設されていませんでしたが、オバマ大統領は、石油エネ
ルギーへの依存からの脱却を実現するため原発推進の立場を鮮明にしており、今回
の承認で34年ぶりに原発の建設が始まる見通しだという。建設が承認された「ボー
グル原発」の3号機と4号機は、アメリカにある東芝の子会社「ウェスチングハウ
ス・エレクトリック」が開発した原子炉が採用。新たな原発は年内にも着工し、建
設が順調に進めば2016年にも運転が始まる。原子力規制委員会が新たな原発建設を
承認したことを受けて、ウェスチングハウス・エレクトリックは「米国で新しい世
代の原発の建設が進められるうえで、重要な一歩だ。原発の建設は地域経済や地元
の雇用創出にも貢献するだろう」と、委員会の決定を歓迎するコメントを発表して
いる。
ここでオバマが許可する理由は何か?わたしは、雇用だと踏んでいる。勿論、建前
としてグリーンニューディルとしての原子力発電は多くのクエスチョンがつくが、
劣化ウラン弾を平気で使ってしまうほどの戦略思考やメンタリティの国だ。日本は
日本の固有性はあるわけで独自の持続可能社会のベスト案の構築が最優先課題だ。
(これから新年会があるのでこの続きはまたあとで)。
さて、再生可能エネルギーを利用し、日本の美しい国土を保全したくとも経済優先
思考に歪められないようになコミニティモデルを構築できないか考えてみた。その
根底には、人類の人為的な経済活動により引き起こされる「大規模気象変動と饑饉」
「人口増大による資源枯渇と食糧不足」の2つ予測と対策がある。具体的には、以
下の前提条件から連関目標項目(因子)を設定し、各々を数値化(媒介変数)と標
語を設定し満足させる。
1.再生可能エネルギーの積極的な応用
2.環境変動耐性のある農産物生産システムの全国展開
3.国内の木質バイオの積極的な利用による森林と里山保全
4.都市部の廃棄物の積極的な再利用
5.畜産・漁業と農業の有機的結合
より具体的例として下記の新規考案を例に考えてみる。
【符号の説明】
1 局所暖房装置 2 ホース 3 流体供給手段 3a ヒートポンプ 3b 温水タ
ンク 4 取付手段 5 制御手段 7 植物栽培用ユニット 10 植物 20 連
結ホース21 ジョイント 22 バルブ 31 供給用ホース 32 排出用ホース
41 ネット 42 粘着テープ 51 温度センサ 61、62、63、64、65、
66、67 弁 71 植物栽培用ベッド 72 枠 73 支柱 74 位置決め手
段 80 温室
上図は植物工場及び温室ハウスの概説の一例で、左の太陽光パネルを植物栽培エネ
ルギー源とし、一旦ヒートポンプを介し、外気環境から遮蔽・遮断された温室内の
温度や湿度、二酸化炭素濃度等を、生育・栽培する植物に適した条件・環境に維持・
制御、寒冷期の温度不足や雨期の過湿度等を排除し、また、病害虫等の発生を防除
して、生育対象となる植物を局所的に加温・暖房できる局所暖房装置と、それを用
いた局所暖房による温室栽培方法にて、同一温室内において異なる生育温度の複数
種類の植物の同時栽培年間を通じて安定した植物の生育・栽培・収穫を行う。勿論、
左のエネルギー源として後段図のようなバイオマス発酵ガスや木質バイオマスなど
の燃焼エネルギー、あるいはバイオマスマス発電装置やその他の再生可能エネルギ
ーを使用してもかまわないし、燃料電池などで発電することも可能だ。
さらに、耐候性のある温室ハウスの屋根や側壁を、薄膜シリコン系(シースルー)
太陽電池や色素増感型(シースルー)太陽電池や蛍光放射性シートを配置し、エネ
ルギー変換、植物育成促進波長光を照射し、植物育成促進させることも可能だ。ま
た、照明として特定波長光をもつLED(発光ダイオード)照射し育成促進と病害
虫の忌避と侵入細菌類の殺菌・繁殖抑制も可能だ。
※太陽光を光ファイバで導光し植物の栽培に利用する際、植物の成長に有害な950nm
近傍の波長域の光を除いた太陽光で照射できるため植物の栽培に適した照射環境の
植物工場を実現できる。また植物のへの照射に供しない800nm以上の長波長域の光は
シリコン太陽電池の光―電気変換エネルギーとして利用され、LEDなどの人工光での
照射時の電力となるため、無駄な光エネルギーがなくなり、省エネルギーの効果は
極めて大きい。
【符号の説明】
1ハイブリッド養殖・植物栽培システム 2養殖施設 3植物栽培施設 4生簀
5a植物 6照明装置 7,7a,7b配管(供給設備) 8ポンプ 9海 9a
養殖水 11廃棄物保管所 12メタン発酵装置 13メタンガス利用発電機
上図は養殖業と農業を一体的に実現する技術であるハイブリッド養殖・植物栽培シ
ステムの一例。植物栽培施設3の照明装置6の発熱を養殖施設2の供給施設7を介
して、生簀4に供給する養殖水9aに吸収させるため、植物栽培施設3内は照明の
発熱による室内温度上昇を抑えることができ、植物栽培施設3内の冷房する負担を
削減または低減することができる。また養殖設備2で必要な養殖水9aの加温を電
気などのエネルギーだけに頼ることなく、植物栽培施設2の照明装置6の廃熱を利
用して行うことができるもの。この中で、海からの揚水が記入されているが海水で
なくとも、コスト・ベネフィットすれば浸透圧の制御を人工的に作り出すことも可
能だ。つまり、滋賀県のような内陸部でも海の魚介類の養殖ができる技術整備条件
は整っているものと考えられる。
【符号の説明】1 節水式薬剤散布装置 2 走行車 2a タイヤ 3 水分回収装
置 3a 回収室 3b 吸気口 3c 排出口 3d 送風機 3e 水回収部3f
凝縮水 3g 回収水 4 タンク 4a 水 4b 給水口 5 薬剤タンク 5a
薬剤 5b バルブ 5c 補充口 6 希釈薬剤タンク 6a 希釈薬剤6b 給水口
7 散水ノズル 7a ポンプ 7b 配管 8 連結管 8a ポンプ 8b 流量計
8c 信号 9 散水路面 9a 農作物 9b 散布路面10 節水式薬剤散布装置
11 水分回収装置 11a 熱交換室 11b 冷却部 11c 加熱部 11d
ヒートポンプ 11e 触媒循環ライン12 外気取込フード 12a バルブ 13
吸気部 13a 吸気管 13b バルブ 13c 吸気フード 14 排気部
14a 排気管 14b 送風管14c 送気フード 14d 排気 15 混合装置
16 風 17 節水式散水装置
また、上図は「散水用水の節水方法、節水式散水装置及び節水式薬剤散布装置」の
一例。このような自走装置をカレンダータイムで制御し稼働させれば、広域に散水
散布が可能で、成果物の自動採取(採取)も可能となり、大陸にある大規模農法を
行わなくとも、日本型知財集積型農法できめ細かな高品質な農産物生産が可能だと
わたし(たち)は踏んでいる。そして、このモデルが地域からグローバル化するこ
とも可能だと考えている。そのためのシースルー型太陽電池やヒートポンプ、燃料
電池、蓄電池、バイオマス発電装置の製造・販売・保守がわたし(たち)が構想す
る事業イメージだ。そのこにはTPP問題の軋轢も止揚されているというわけだ。