極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

秋には鯛にオリーブを添えて

2012年10月06日 | 日々草々

 

 



   君は五日間どこかに出かけていて、
   僕は好きなところで好きなだけ煙草が吸える。
   丸パンを作りジャムや脂身たっぷりベーコンと一緒に
   食べたりもできる。ただごろごろと、気ままに
   時間を潰す。気の向くままに海岸を散歩したりする。
   気の向くままにひとりで若いころのことを思いだす。当時
   理不尽なまでに僕を愛してくれた人たち。
   僕もその人たちを他の誰よりも愛したんだ。
   一人だけは別だけど。さあ、君がいないあいだに僕は
   やりたいことを全部しっかりやっちやうぞ!
   でもひとつだけ僕がやらないことがある
   君のいないあいだ僕は二人のベッドでは眠らない。
   本当に。そういう気持ちになれないんだな。
   僕は自分が眠りたいところで寝ちゃう
   君がそばにいなくて、いつものように君を抱くことができないときに
   僕がいちばんぐっすり眠れるところでね。
   それは僕の書斎のおんぼろのソファだよ。


    Now that you’ve gone away for five days,
    I’ll smoke all the cigarettes I want,
    where I want. Make biscuits and eat them
    with jam and fat bacon. Loaf. Indulge
    myself. Walk on the beach if I feel
    like it. And I feel like it, alone and
    thinking about when I was young. The people
    then who loved me beyond reason.
    And how I loved them above all others.
    Except one. I’m saying I’ll do everything
    I want here while you’re away!
    But there’s one thing I won’t do.
    I won’t sleep in our bed without you.
    No. It doesn’t please me to do so.
    I’ll sleep where I damn well feel like it –
    where I sleep best when you’re away
    and I can’t hold you the way I do.
    On the broken sofa in my study.

 

                      レイモンド・カーヴァー “ Still looking out for number one
                     村上春樹 訳 『今でもやはりナソバーワンを求めているんだ』

 

 Orata alle olive

 【クロダイのオリーブ添え】

材 料:クロダイ(1.5kg程度)1~2尾、グリーンオリーブ120g、黒オリーブ60g、
    ニンニク2片、ローリエ3枚、ローズマリー1本、オリーブ油、バター、塩

作り方:魚の内臓やうろこを取り、よく洗う。ナイフの刃で、骨から丁寧に身を剥がす。
    こうすると後で味がよくしみ込むからである。次にボールにオリーブ油をよく
    塗り、魚を並べ、そこにグリーンオリーブと黒オリーブの種を取ってみじん切
    りにしたもの、同様にみじん切りにしたニンニク、ローズマリー、ローリエを
    混ぜてたっぶりかける。バターの小さい固まりをのせ、塩少々をふりかける。
    こうして用意したものを湯煎にかける。すなわち沸騰した湯を一杯入れた深鍋
    の縁にこのボールをのせて、火を強くし、蒸気で魚がよく蒸し上がるようにす
    る。




信じられないことが、夢であったことが次々とこの日本で実現している。例えば、産総
研では、金属リチウムを負極活物質(電子を放出する物質)とし、空気中の酸素を正極活
物質(電子を取り込む物質)として構成した充放電可能な大容量電池が発明されている。
なお、リチウムは金属のうち最もイオンになりやすく、これを負極として用いると正極
との電位差が大きく、高い電圧が得られる。また原子の大きさが小さいため質量あたり
の電気容量が大きくなる。理論上リチウムイオン電池よりも約5~8倍の重量エネルギー
密度が期待され、自動車用電池として研究されていて、撥水性ゲル空気極の性能向上、
電池構成の最適化などを行い、より優れた性能のリチウム-空気電池の開発を目指すと
のことだ。

そうかと思うと、様々な組織や臓器に変化できる人間のiPS細胞(新型万能細胞)か
ら、精子や卵子のもとになる「始原生殖細胞」とみられる細胞を作製することに、慶応
大の岡野栄之教授らの研究チームが成功している。それに、呼応するかのように スウ
ェーデンの公共ラジオ局P1は、8日から発表が始まる今年のノーベル賞の受賞予想を
行い、iPS細胞(新型万能細胞)を作製した山中伸弥・京都大教授を生理学・医学賞
の有力候補者に挙げている(→再生医療の指針策定へ、民自公3党が合意)。 

また、メガソーラー候補地は全国で260カ所に急増を伝えている。しかし、一歩で売電
で投資がペイするレベルに達するためには、ある程度の発電量を稼ぐ必要があり、2MW
以上の場合、たとえ15年償却でも180万kW以上の年間発電量が稼げなければ採算は厳し
いといわれている。また、太陽光発電システムの変換効率が経年変化し、思ったように
出力できないというリスクもある。太陽光には必ず必要となるパワーコンディショナー
は10年に1回は交換しなければならないからバカバカ作れば儲かるというほど甘くはな
いとの指摘もある。何年か先に買い取り価格が下落することリスク・マネジメントして
おかなければいけないだろう。だろうが、耐久性や出力維持上昇の研究開発が継続され
る限りそれも乗り越え可能だという見通しもある(わたしはこのサイドに立つ→依頼が
あればそれを実現してみよう)。いずれにしろ1年前では考えられないことが次々と進
行しているのだ。

そんなわけではないが、体調不良の反動もあり、心が少し高揚したまま、ジムの力泳→
サウナの繰り返しで酸欠状態?で危うくダウンしそうになった上に、ブログに熱も入り
すぎているのでこの辺に
しておかないと直るものも直らない。


 Kiss Kiss Bang Bang

 

 

 

 

コメント
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