極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

ホームベーカリーでブルスケッタ

2012年10月29日 | 日々草々

 



【ホームべーカリーの世界性】

「女性の欲しい家電」に常にランキングされている注目家電、ホームベーカリー。2005年には普及率
が9.3%だったホームベーカリーが、今日のテレビで放送されていたが、毎年2桁成長を遂げ、2012年
には100万台の出荷予測とともに、普及率も20%を超えるといわれています。ホームベーカリーが日本
ではじめて作られたのは1987年。現在のホームベーカリーは、お米からそのままパンが焼けるライス
ブレッドクッカーGOPANの登場とともに、普通の小麦粉を使ったパンがおいしく、簡単に焼けるのは当
たり
前として、米粉や全粉粒、ライ麦などを使ったパンが焼ける、余りご飯を活用したごはんパンコースが搭
載、アレンジパンのメニューが多彩、天然酵母に対応、レーズンなどの自動投入装置、グルメパンなどのコー
ス、もちやめん生地、パスタなどパン以外のコースが搭載、さらには、温度管理が難しい生チョコが作れるコ
ース搭載、庫内でそのままバゲットが焼ける、専用トレーを使ってマカロンなどのお菓子も焼けるなどなどこれ
どメイドインジャパンと多様なニーズに応えるものに様変わりしてきている、いや、進化?してきている。



もっとも、ガラパゴス携帯といわれている日本の第2世代携帯電話は独自の通信方式を採用したため、
ネット接続、カメラ、電子マネーなど最先端の機能を持ち
ながら、海外市場では通用しなかった。最
近になって、アップルの「iPhone」など高機能のスマートフォンが執と日本市場にも進出。国際競争
力に乏しい日本のケータイは「脱ガラパゴス化」を迫られているというが、これもその部類だろうか
?それとも、これってクール?だろうか。まて、まて、こんなことは鎖国を経験してきた日本だから
こそだし、浮世絵システムは現在の半導体製造システムとして花を咲かせたという中沢新一説もある。
いや、その前の戦国時代には世界中の火縄銃がこの島国に溢れ返っていたというではないか。何が言
いたいのか?そうだそれが言いたかったのだ。ホームべーカリーという進化途上のコンテンツは、漫
画のそれと同じじゃないか?それはやがて世界を席巻するだろうと言いたいだかなのだ。
 

きめ細かな配慮をほどこしたデジタル技術満載の自動パン焼き装置の設計(デザイン)は勿論のこと、
パンの文化歴史と世界の気象条件の差異をすべて詰め込みパッケーさせたことの凄さ、クールさは言
うに及ばず、小麦以外の穀物、たとえばお米、大麦、蕎麦、大豆などこれまで経験したことのないよ
うなものまで製粉化する技術蓄積に払われてきた民族的な努力、大仰なことをいえば生産性の高さは
世界一だろう(下表「米配合パン生地、これを用いて得られる米配合パン、及びこれらの製造方法」参
照ダブルクリック)。


特開2012-95578
 

 

    

【ブルスケッタ】

自家製の固いパンの薄切り6枚、オリーブ油、ニンニク、塩、コショウ 

ブルスケッタとはブルスカーレ(Bruscare)、つまり、あぶるという言葉に由来するもので、アペニン
山脈全体にわたって見られる風、味豊かな古い食べ物である。その中でおそらくイタリア中部のラツ
ィオ州の調理法が一番簡単で食欲をそそるものであろう。まず薄切りにしたパンの両側を交互に軽く
あぶるが、その前に、パンの内側にまで熱が通るように,ナイフでパンの柔らかい部分に網状に切れ
目を入れておくとよい。熱々のパンにニンニクをこすりつけ,風味のよいオリーブ油をかけ、塩とコ
ショウをふりかけてできあがりである。また、赤やトマト、豆などの野菜、チーズ、ハーブ、肉どを
トッピングすることもできる。ニンニクはパンにこすりつけて香り付けのみするものから、みじん切
りまたは薄く輪切りにしたものを乗せる、あるいはガーリックオイルをかけるなど、レシピにより様
々である。イタリア風ガーリックトーストと呼ばれることもあるが、ガーリックトーストとの違いは
オリーブ・オイルを使用することと、外側がかりっとしたパンを用いることである。

  Bruschetta

    

ホームべーカリーやブルスケッタを考えていると、家庭でホームべーカリーで固めのパンを半自動で
つくり、ブルスケッタを楽しむ。唯楽しむだけでは、新しいブルスケッタを楽しむのだ。具体的なイ
メージを言葉で表現すると「ブルスケッタ・バイキング」ということになる。サラダよしスイーツよ
し、鮮魚よし、食肉よし、オープンサンドよし、グリルオーブン、グラタン風よし、パンも固め、柔
らかめでもよし、ペーストよし、合えば何でもよしということになる。これは新しい発見だ。実に面
白い。
 

※クロスティーニと混同しそうだが、“パリッ”と仕上げるのがブルスケッタ。

コメント
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