●移動体通信機器の電磁波対策は万全?!
やはり、と思える気になるニュースが入ってきた。携帯電話で1日30分以上の通話を5年間
続けると、脳腫瘍が発生する危険性が2~3倍に増えるとの調査結果をフランスの研究者が
13日まとめたという(AFP通信など仏メディア)。 仏南西部ボルドーの公共衛生研究所
(ISPED)が2004年から06年にかけて、脳腫瘍の一種であるグリオーマや髄膜腫を患った約
450人を調査した。他の健常者約900人と比較したところ、携帯電話の利用が少ない人ほど脳
腫瘍の発生が少ない傾向が認められたということだ。調査に当たった同研究所のバルディ博
士は地元メディアに「脳腫瘍の発生率の上昇は、携帯電話を最も頻繁に利用する人だけに観
察された」と強調。電話を耳から離して通話できるハンズフリー機器の使用を勧めていると
いう。ということはハンズフリーテレフォンの商品開発に商機あるということになるだろか
?!いやいや、寧ろここは「人災は身近な所から」と自重し警戒すべきところだろう。
JP2006-197088A
●クルミの殻はバイオマスプラスチックスの有力な原料?!
現在、プラスチックは全世界で年間約2.3億トン(国内では約1,300万トン)生産されおり、
そのほとんどは石油由来の原料を高温・高圧条件下で反応させて作っているため、プラスチ
ック生産過程で発生するCO2量や製造に要する消費エネルギーの多さが課題となっているが、
再生可能であり、CO2を固定化できる植物資源を原料に使用したバイオプラスチックの開発
と利用が進められている。従来は穀物や芋類、サトウキビなどからのデンプンを原料とする
バイオプラスチックが主体だったのが、将来の食糧問題への懸念から、現在では植物の茎や
木材の主成分であるセルロースなどの非食用の植物資源を原料とするバイオプラスチックが
注目されてきた。8日に、日本電気株式会社らの研究グループが「非食用原料のセルロース
系バイオプラスチックの製造エネルギーを1/10に削減する」プロセス開発に成功したと公表。
それによると、日本電気(NEC)が独自に開発した「セルロース系・高機能バイオプラス
チック」は、木材や藁などの主成分のセルロースに、農業副産物のカシューナッツ殻に由来
する油状成分のカルダノールを化学結合することで合成され、熱可塑性・耐熱性・耐水性な
どに優れ、植物成分率が高い(約70%)が特徴。電子機器などの耐久製品への実用化に向
けて実用化させるという。使用したカルダノールは、東北化工株式会社との共同で、反応し
やすい構造に化学的に変性物を利用。
JP2012-219112A
この新規考案の特徴はは、「2段階不均一系合成プロセス」は、従来のように原料のセルロ
ースを有機溶媒に溶解(均一系)させず、ゲル状に有機溶媒で膨らませた状態(不均一系)
にした上で、変性カルダノール(長鎖成分)と酢酸(短鎖成分)を2段階で結合して樹脂を
合成。このため、溶液からの沈殿分離などによって生成樹脂を容易に回収でき、ほぼ常圧・
中温(100℃以下)での反応条件を達成し、従来の均一系プロセス条件の生成樹脂を分離
するための溶媒が不要で、合成に必要な溶媒量の大幅な削減(従来プロセスの約90%減)
を実現できるため、従来に比べ、約1/10の製造エネルギー(CO2排出量)で、高機能な
セルロース系バイオプラスチックの製造が可能になることから、将来量産を行う際には、製
造コストの大幅な削減が期待できるという。
ところで、原料はカシュー・ナットというから、例の『里山資本主義』のデーマで取り扱っ
たクルミ(『芝桜に胡桃と蒜添え』)の殻も原料として使用できる(絶対に!と言う確信)
るだろうから、「オールバイオマスシステム」に組み入れることができるはずだと、思い至
るが、まてよ?氏神でもある白山神社の「胡桃味噌」を掲載していたことを思い出す。バイ
オマス燃料、バイオマス発電、バイオマス木工(漆器)、バイオマス食・医療品(これはお
かしいかな?)にバイオマスプラスチックが加われば、オール・バイオマスではなく、オー
ル・ウォールナット・システムと呼べる夢の経済圏が実現するかもいれない。
●今夜は、デルン・ベタンセスのナックル・カーブを教えよう?!
Dellin Betances strikes out six straight Mets in relief. May 15, 2014, 9:43 PM EDT