『新ゼロ・ウーマン0課の女再び…』
(2004年日本)
監督 鎌倉 泰川
脚本 阿部 敏
平井 太郎
原作 篠原 とおる
出演 遠野 舞子
山中 めぐみ
小沢 和義
■ストーリー■
人身売買グループを追っていた0課の刑事レイは、被害者を装って組織に潜入するが、同じく誘拐された女性が殺されたことから反撃に転じ、犯人たちを皆殺しにする。人身売買グループの捜査は途中で打ち切られ、新たな指令が下されるのだった。
新たな指令は、新興テロリスト“10月の剣”が殺人ウィルスを奪った事件の捜査だった。致死率90%のそのウィルスの捜査のため、レイは、公安から派遣されたウィルス研究の権威児玉サラと組むことになるのだった。
■感想■
『Zero WOMAN 最後の指令』(1998年)を最後にシリーズが中断していたオリジナルビデオの「ゼロ・ウーマン」シリーズが装いも新たに登場しました!
2004年9月3日に発売されたんですけど見逃していたんで、本日レンタルで鑑賞!
前作から6年ぶりのシリーズってことですネ。
原作は、オリジナルビデオの原作に、大人気の篠原とおるのコミックです!
装いも新たにどころか、発売元がマクザムから竹書房になってました。今回、レイを演じるのはマルチタレント遠野舞子です。
毎回、毎回設定とレイを演じるアイドルが変わってるんで、細かいところがかわっていても、全然気にならないんですけど、余りにも雰囲気が変わりすぎ!!!
以前のシリーズは上司の武藤とレイって意見が衝突して、ケンカばっかりしてましたけど、今回のシリーズは上司の課長新庄と仲がいいですもんネ。
殺人のライセンス使って非合法な殺しが商売の0課が、なんかホノボノしてます。
また、0課の事務所って、なんかプレハブ小屋みたいなところになってます、警視庁も予算削減なのね。けっこう大事なセクションだと思うのにネ。あ、「0課」でなく、今作そのものに予算が無かったのかな??
オリジナルビデオなんで、全然期待してなかったんで、まぁ、こんなもんですかネ。
レイの過去に興味を持って、レイの元上司の浅見の部屋を調査していたサラが殺し屋に襲われるんですけど、レイが助けに来て、殺し屋を追って、逃走に使ったバイクのナンバープレートのナンバー聞かれて、すぐに答えが出て来ないんですよネ!
イギリスの超ハードアクションTVシリーズ「特捜班CI★5」のボーディ、ドイルをはじめとした捜査員だったら、すぐナンバー言えるのに!アクション映画ファンは、こういう細かいところにこだわってくれるとウレシイのに!!
でも、サラが殺し屋に襲われているとき、レイが助けにくるの早すぎ!場所の距離感とかわからないですけど、タイミング良く現われすぎ!!
「仮面ライダーかよ!」って感じです。
時代のせいか、レイは今回ワイヤーアクションで空飛んじゃってます!まぁ、『マトリックス』(1999年)の影響ですかネ??
レイが気にしていた、失っていた記憶の件も、別にキャラクターの魅力をアップさせていないし、余計な設定でしょ。そんな設定いらないんで、あと15分は短くてOKです!!
今作の内容で、ランニングタイム88分は少し長すぎでした。
ところで、犯人グループの黒幕の目的がショボすぎ!エロ系アクションっていうより、スーパーヒロイン物って感じですか??
今作は、別にエロエロしていないですから、小さい子供から観れます。というよりストーリーも、お子様向けって感じでした。 15点
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新 ゼロ・ウーマン 0課の女 再び… [DVD] |
遠野舞子,小沢和義,石丸謙二郎 | |
竹書房 |