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『マスターズ・オブ・ホラー』ヘッケルの死霊

2006-09-02 01:14:15 | マスターズ・オブ・ホラー/13thirteen
 TVシリーズ「マスターズ・オブ・ホラー」5つ目に見たエピソードは、ジョン・マクノートン監督の「ヘッケルの死霊」。

 ところで、「ジョン・マクノートン監督って、誰??」

 『ヘンリー』(86年)の監督さんでした。実録モノが苦手な@KOBAはチェックもれでした!!
 イヤイヤ、メジャーどころでも、エロエロ系正統派ミステリー『ワイルドシングス』(98年)を監督してました!完全に、チェックもれ!すいません!
 『ワイルドシングス』も、スタッフ的にはケビン・ベーコン!スティーブン・ピーターズの印象が強すぎて監督を完全にチェックしてませんでした!
 出演してる作品から、絶対にサスペンス映画好きに違いないケビン・ベーコンが、製作総指揮、出演してるのが印象が強すぎです!
 一方、脚本のスティーブン・ピーターズは、日本でも「公園は俺のもの」(角川書店)、「対決」(創元ノヴェルス)が翻訳されてる作家で、一部に熱狂的なファンを持つミステリー作家です!そのスティーブン・ピーターズが脚本を書いたんで、脚本家にばかり注意が行って、ついスタッフ的に監督をチェックするの忘れてました。すいません。
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『ワイルドシングス』(98年)
<傑作ミステリー映画(だけど、ちょっとエロ)>

 その、『ワイルドシングス』を監督したのが、ジョン・マクノートンでした。期待度が300%アップしちゃいました!


ヘッケルの死霊』HAECKEL'S TALE
 監督 ジョン・マクノートン 
 脚本 ミック・ギャリス
 原作 クライヴ・バーカー
 出演 デレク・セシル、ジョン・ボリト、リーラ・プランケット

 ■ストーリー■
 霊能者カーネイションのもとに、死んだ妻を生き返らせて欲しいという男がやってくる。男の頼みを断るカーネイションは、断る理由として、アーンスト・ヘンケルの話を始めるのだった。
 医学生ヘッケルは、ドイツのフランケンシュタイン博士に影響を受けて死者を甦らせようとするが失敗してしまう。魔術師のモンテスキーノが死者を甦らせることが出来るという話を聞くが、科学を信じている彼は信用しなかった。そんなとき、ヘッケルは、父親が重病のため、故郷に向かっての旅の途中である農家で休みをとることにするのだが。

 ■感想■
 面白い!面白いです!フランケンシュタイン博士の名前が出てきて、死体蘇生シーンが出てくるんで、てっきりゴシック調の正統派ホラーなのかな??と思わせといて、ストーリーはトンでもない方向へ流れていきます!
 180度違う方向性の話に向かっていくんで、思わずやられちゃいました!イタリアの80年代のB級~C級ホラー映画を見たくらいの感動は味わえます!(あ、これって、すごくホメテルんですからネ!
 ストーリーの流れも60~70年代イギリス→80年代イタリア→・・・みたいな感じで楽しめます!(これってネタバレかな??)

 わずか60分のエピソードですけど、しっかり、1本の長編映画並みのヴォリュームを感じさせるだけのモノがあります!ジョン・マクノートン監督って、力ありますネ!やっぱり、ホラーアンソロジーのTVシリーズだったら、これくらいの完成度を持った作品を見たいです!
 ミック・ギャリスも自分の監督作「チョコレート」では、今1だったのに、今作では見違える面白さ!脚本家に向いてるのかな??それとも、クライヴ・バーカーの原作が面白いのか、ちょっと分からないですけど、とにかく面白いです!もうTVドラマでこれくらいの作品が見れれば十分です!
 ジョン・マクノートン監督も、当初予定されていたジョージ・A・ロメロ監督の代役ですけど、見事、代役の任をまっとうしてます!合格ですよ~!

 ホラー映画ファンだったら、喜べるコト必至です!でも、ちょっと血のりが多いので、「気持ち悪」系のシーンが苦手な人は少し注意してネ!今作に、近い印象を受けるホラー映画が何作かありますけど、ネタバレなんで書きません!ホラー映画ファンなら、「ニタリ」とできる(「ニヤリ」かな??)ような作品ですヨ!
コメント (6)
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