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『マスターズ・オブ・ホラー』ディア・ウーマン

2006-09-11 02:23:53 | マスターズ・オブ・ホラー/13thirteen
 TVシリーズ「マスターズ・オブ・ホラー」も、残すところあと4話!少しさみしい気もします!全部で13エピソードだから、しょうがないですけど。
 今回の記事は、ジョン・ランディス監督の「ディア・ウーマン」です。

 『ディア・ウーマン』DEER WOMAN
 監督 ジョン・ランディス
 脚本 マックス・ランディス、ジョン・ランディス
 出演 ブライアン・ベンベン、シンシア・モウラ、ソニヤ・ベネット、アンソニー・グリフィス
 
 ■ストーリー■
 動物事件を専門に扱う刑事ファラデーは、トラックの中でドライバーが惨殺される事件の捜査にあたる。死体の状況から、大型の鹿のような動物に踏み潰されたような跡があったからだ。目撃者の話から、被害者の男はネイティヴアメリカンの美女とバーを出て行ったことを突き止めるのだが、トラックの扉を内側から破壊したのは何者か不明のままだった。ファラデーは、被害者の死体にあった動物の足跡が気にかかり、アフリカ系アメリカ人の巡査リードと捜査にあたるのだった。
 その頃、ネイティブアメリカンの美女と一緒にホテルの一室に入ったビジネスマンが殺される事件が起きるのだった。被害者には、前の事件同様、鹿のひずめの様な足跡が残っていたのだった。
 
 ■感想■
 ジョン・ランディス監督作、面白いです!ハッキリ言って、あと25分プラスして、85分くらいの長編にしても、全然成り立っちゃうくらいの面白さです!
 面白い!本当に面白い!TVドラマということもあってか、笑わせるシーンも用意してます!主人公のファラデーが、最初の事件の犯人を想像するシーンとか、ケラケラ笑わせてくれます!
 
 監督のジョン・ランディスも、最近は、TVムービーの製作総指揮や、コメディに強い監督に思われてそうですけど、もともとは『狼男アメリカン』(81年)でしっかりとした正統派ホラーを監督してたホラー映画が大得意な監督ですもんネ!面白くて当たり前なんだけど、60分の時間を最大限使って最高の作品を撮りました!60分の中で、主人公のキャラクターの紹介、連続する事件、事件の捜査等、しっかりとストーリーを描いているのに、ちゃんと「笑いのシーン」まで入れて、みんなが楽しめる作品に仕上げてます!
 共同脚本のマックス・ランディスは、ジョン・ランディス監督の息子さんだそうです。

 でも、本当に面白いです!今作の主人公の刑事ファラデーでシリーズ化して欲しいくらい面白かったです!吸血鬼や、狼男を倒すようなシリーズにしても良いかも!あれ、それじゃ、ホントにTVシリーズになっちゃう!

 でも、主人公をはじめとして、誰も超自然的なモンスターの存在を信じてないのも良いです!主人公だけ、モンスターを信じてたらヘンですもんネ。で、そのモンスターも有名な吸血鬼や、狼男、ミイラ男じゃないのも良いです!“ディア・ウーマン”って何??って思いますもんネ!カジノで話してたら、ネイティブアメリカンの従業員が「“鹿女”の話ですか??」って割り込んでくるんで、てっきり倒す方法を聞けると思ったら、「倒す??無いですよ!」って。
 「うわ~、絶望的!」
 この会話があるから、最後の方の展開も盛り上がります!脚本も良く練られてます!今作は、ホラー映画が苦手な人でも楽しめるコト必至です!イヤ~、ホントに面白い!
 
コメント (8)
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