@KOBAのムービー!ムービー! 

映画感想のブログ!!
自分勝手な感想です!
このサイトはAmazonアソシエイトに参加しています!

『ブラッドレインⅡ』ホラーウェスタンマカロニ風味

2008-07-24 23:47:23 | ホラー

ブラッドレインⅡ
BLOODRAYNE Ⅱ DELIVERANCE(2007年ドイツ、カナダ)
 監督          ウーヴェ・ボル
 脚本          クリストファー・ドナルドソン
              ニール・エヴリ
 出演          ナターシャ・マルテ
              マイケル・パレ
              ザック・ウォード

 ■ストーリー■
 鉄道が通る予定になっている西部の町、デリバランスにビリー・ザ・キッドがやって来る。ビリー・ザ・キッドはヴァンパイアで銃弾を受けても自然に治癒する力を持っていた。保安官を殺し、町にいる子どもたちを人質にしたビリー・ザ・キッドは、ヴァンパイアの仲間を増やし軍隊を作っていた。
 一方、家族同然の付き合いをしていた家族を訪ねたレインは、そこで殺された父親と母親を発見するのだった。ビリー・ザ・キッドを追うパット・ギャレットから、犯人がヴァンパイアのビリー・ザ・キッドであることを聞くのだった。レインはビリーがいる町デリバランスへと向かうのだった。

 □■□ネタバレあり!□■□
 
 ■感想■
 ウーヴェ・ボル監督のホラーアクション第2弾!
 前作の中世のヨーロッパから、今回はアメリカへと舞台を移しています。
 時代設定は19世紀の西部劇の時代で、ビリー・ザ・キッドがいる時代です。
 前作って18世紀が時代設定じゃ無かったでしたっけ??ヴァンパイアと人間のハーフ、ダムフィアって年をとらないんでしょうか??
 まぁ、前作のことは忘れて観て下さいってことなんでしょうね。エンターテイメント作品には良くあることなんで、気にせず観ましょうってコトですね。

 パット・ギャレット役で、マイケル・パレが出演してます。しばらくぶりに見ました。最初、マイケル・パレだと分からなかったです。そういえば、パット・ギャレットの説明も一切無し。
 ウエスタン映画が好きなら知ってて当然ってコトなんでしょうか??
 アメリカじゃ、そんなこと常識なんでしょうね。

 ところで、ホラー映画ファンの間で評判が悪いウーヴェ・ボル監督ですけど、ウーヴェ・ボル監督の作品って、けっこう面白いと思うんですけど、そんなにみんなつまらないんでしょうか??
 自分はけっこう好きです!ウーヴェ・ボル監督!
 
 ウーヴェ・ボル監督も、大げさな表現で有名な作品を、こき下ろすようなのはやめた方が良いですけど、ホラー映画ファンから、メチャクチャ悪く言われるほどひどいとは思わないんですけどね。

 日本でも『ハウス・オブ・ザ・デッド』(2003年)、『アローン・イン・ザ・ダーク』(2005年)、『ブラッドレイン』(2005年)が公開されてますけど、それでも、ウーヴェ・ボル監督の未公開の作品って、けっこうあるんですよね!
 どんどん公開されないでしょうかね??
 “SEED ”(2007年)
 “IN THE NAME OF THE KING A DUNGEON SIEGE TALE ”(2007年)
 “POSTEL ”(2007年)とが未公開のままなんですよね!!
 まぁ、どの作品も製作年度が2007年の作品なんで、いずれDVDスルーででも公開されるかもしれないですけどね。

 (“SEED ”は『SHOCKER ショッカー』として、“IN THE NAME OF THE KING A DUNGEON SIEGE TALE ”は、『デスリベンジ』として日本でもリリースされました)
 
 今作って、ヴァンパイアが出てくるゲームを原作にした映画ですけど、ヴァンパイアを登場させないで、普通のウエスタンとして作っても面白かったかもしれないです。
 サム・ライミ監督の傑作ウエスタン『クイック&デッド』(1995年)とまではいきませんけど、ウエスタンとしてもそれなりに十分面白い作品になってます。
 それも重厚な音楽と言い、人間ドラマもほとんど描かれていないところも、マカロニウエスタン的です。これは、もちろん、ホメ言葉です
 
 途中、なぜか、レインとギャレットとチームに入る犯罪者たちがなぜ命をかけてヴァンパイアと戦うのか意味不明なところも、いかにもマカロニ的。なんで犯罪者の彼らが命をかけてあの町を守るんでしょう??
 
 何度も言いますけど、町を支配する無法者と戦う凄腕の女性ガンマンってそれだけで、魅力ある設定なんで、ヴァンパイアアクションにしなくても良かったような気がするんですけどね。
 ヴァンパイア物としては、ビリー・ザ・キッドが鏡に映らないとか、吸血鬼物の約束を守ってますけど、なぜか、最後はマカロニチックな、ガトリングガンでビリー・ザ・キッドを倒しちゃいます。
 「あれ、吸血鬼って、銃弾で倒せるのね」
 だったら、町の住民も、倒しちゃえば良かったのに!
 昼間の間にビリー・ザ・キッドにたくさんの銃弾を浴びせちゃえば良かったのに。
 
 ウーヴェ・ボル監督には、今後もホラー映画とか撮ってだから、ヴァンパイア映画になっちゃいましたけど、普通のウエスタンでもそれなりに評価できる作品になると思うんですけどね。
 でも、製作者たちは、「西部劇」よりも「吸血鬼アクション」の方が、良いんでしょうね。世界への配給を考えてもね。それに、今作の場合、『ブラッドレイン』の続編っていう意味もありますしね。ホラー映画の方が良いんでしょうね。
 
 ウーヴェ・ボル監督には、どんどんホラー映画を撮って欲しいです!60点

ブラッドレインIINikkatsu =dvd=このアイテムの詳細を見る
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする