『パートナー』
横行覇盗 PARTNERS(2000年香港)
監督 ビー・チャン
脚本 ポール・チュン
製作 ダニエル・ラム
出演 エリック・ツァン
サイモン・ヤム
マイケル・ウォン
リーアム・パン
マリー・クワン
チャップマン・トウ
■ストーリー■
元兵隊クァンは、元警官のリックと組み武装強盗のチームを組んだ・順調に銀行を襲いマレーシアに飛ぶのだった。マレーシアでフイとも組むのだった。フイは友人も多く人脈もあった。その強盗団に運転手のホンを加えたチームに潜入捜査官ワーは半年かけて仲間になるのだった。タイで強盗を働くがワーはすでに正体がばれており、銀行を襲撃中に殺されてしまうのだった。ワーを殺された香港警察は、タイ警察に捜査の協力を依頼するのだった。順調に仕事をこなす彼らだったがリーダー格フイには、「金」以外に目的があったのだった。
□■□ネタバレあり!□■□
■感想■
エリック・ツァン、サイモン・ヤム、マイケル・ウォン主演の香港ノワールアクション。
この作品、スタッフを観ていたら脚本家のクレジットが無かったような気がするんですけど、どうなんでしょう??
まぁ、確認しているのは英語の表記ですけどね。
普通は脚本家のクレジットで「Written by」とか「Screenplay by」とか出るのに、今作では「Scriptwriter」とかって出てたようにみえたんですけど。
TVのモニターが小さいので自信が無いんですけど、確かそうだった気が。実は漢字の方は字が小さすぎて見えませんでした。いまだに脚本が無いんでしょうかね??かつて香港映画は脚本が無かったんで、その流れで作っちゃったんでしょうかね??
とりあえず、有名な俳優を3名をそろえるコトが出来たから、タイに行ってもらって、銀行襲撃シーンやら口論してるシーンを撮っちゃいました。みたいな感じなんでしょうか??
違ってたらすいません。
っていうのも、あんまり複雑な感じな作品でないのと、思わせぶりにも関わらず良く分からないストーリーで、ちゃちょいのちょいで作った感が漂ってるからです。
それでもランニングタイム80分と短めなのと、ストーリーが単純なので、けっこう楽しく観れます。さすが香港映画。こういう作品は手堅くまとめます。本当にこういう未公開な香港映画のアクション映画を観れるだけで幸せな気持ちになれます!
「韓流」ばっかりソフト化してないで、「香港映画」の「アクション映画」や1990年代以前の「武侠映画」をどんどんソフト化して公開して欲しいです。
エリック・ツァンがいくら自分たちを危ない目に合わせたからといって、思い余って撃っちゃうのはまずいでしょ!!サイモン・ヤムのキャラクター、壊れすぎ!!それもマグナムで!!マグナムで撃ったら確実に殺しちゃうでしょ!!確実に当たらなくてもかすっただけでも大ケガですよね。
あと、それからマシンガンの弾が切れたからって、取り出すのがリボルバーの拳銃だなんて、効率悪すぎ。拳銃を揃えたのもサイモン・ヤムなんだから、それなりの拳銃も用意しておかないと。
マイケル・ウォンも、いくら好きになった女性が、エリック・ツァンとデキちゃったからって、排除しちゃおうだなんて、気が短かすぎ!!
とにかく主人公たちに感情移入できにくい作品でした。
最後のオチなんですけど、エリック・ツァンとデキちゃうマイケルウォンが好きになる女性のレイチェルの正体とかって特に必要なかったような気がするんですけど、どうでしょう??なんか取ってつけたようなオチで好きになれませんでした。
とにかく、こういう風にキャラクターを万人受けするようにしないところも「香港映画」!!ハリウッドのメジャー映画とは大違い!!感情移入出来ないキャラクターたちが主人公でも、香港警察の潜入捜査官のエピソードやら、銀行襲撃シーンを入れたりして、それでも観客が退屈しないように作ってあるあたりも、さすが香港映画!好きです!! 50点
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