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『スペース・タイム 時空を超えた使命』時空を超えた予告

2008-07-22 00:45:56 | SF

スペース・タイム 時空を超えた使命
KOHTALON KIRJA(2003年フィンランド)
 監督          トンミ・レポラ
              テロ・モリン 
 脚本          トンミ・レポラ
              テロ・モリン
 出演          ヨハ・ベッカ・ミッコラ
              ヨハンナ・コッコ
              マルック・ベルトラ

 ■ストーリー■
 火、水、風、地、そして無、生命の5大要素によって命を吹き込まれた1冊の本。それが「運命の書」。
 かつて宇宙の彼方に神話のような世界があった。そこは一切の苦しみも貧困も無く理想世界だった。だが人間の欲望には限りがなく、彼らは神になろうとした。そして遂には「運命の書」をあやつるペンを作り上げた。自由に運命を書きかえる死者をも甦らせる、まさに剣より強力なペンだった。しかしその余りにも強力なパワーは人々の恐怖を呼びさまし、恐怖は戦争を引き起こす原因となった。誰もがペンと本を求めて争い 暗黒が地を支配した。やがて本は長く行方不明になっていたが、数千年後、その存在をも忘れさられたが、突然、発見される。地球という名の小さな惑星で。
 預言者は告げた。「運命の書」に選ばれし者は正しき持ち主のもとへ本を導かなければならないと。その旅路は長く多くの困難と過ちと悲しみに満ちている。
 これはその選ばれ者の戦いの物語。

 1773年、吸血鬼に助けるために十字架を探しに行った司祭ビクターは吸血鬼に襲われ殺されてしまう。
 1883年アリゾナ、賞金稼ぎの男は町に監獄にいる弟を助けに来た兄弟たちを返り討ちにするが保安官に撃たれてしまう。
 1939年フィンランド、カレリヤ地方ロシア軍と戦うフィンランド軍の兵士の1人が「運命の書」をロシア軍より手に入れるが、ロシア軍の攻撃に遭い手榴弾が投げ込まれるのだった。
 2003年フィンランド、タンペレ市、国際的な製薬企業の経営者ストロンバーグ教授が生物化学兵器を売りさばこうとしていた。阻止するためにエージェントがストロンバーグ教授のもとへ向かう。
 2024年、サイボーグのアポロは貨物船の宇宙船エイリアスに乗り惑星トリドへ向かっていた。地球とトリドが協定を結ぶためのものだった。「運命の書」をトリドへ届けるのがアポロの使命だった。

 ■感想■
 フィンランド製のSF映画。
 上のストーリーでほとんどネタバレしてます!本当に関連の無いストーリーがいくつもただ描かれるだけの作品です!!
 
 映画の冒頭に「運命の書」について、延々と説明が入るんで、

 「今作って劇場未公開のSF超大作なのかな??」
 
 と思って観ていると、なんと、なんと、製作者たちの自己満足みたいな意味不明な作品でした!!
 とにかく観終わってエンドクレジットが流れ出したときの最初の感想は

、「何??意味不明??」

 本当に意味がわかりません!!
 
 「なんで吸血鬼??」
 
 「なんで西部劇??」
 
 「なんでスパイアクション??」
 
 どんなタイプの作品でも撮れますよ!!っていう、監督のプロモーションビデオのつもりなんでしょうか??
 ハッキリ言って、よっぽど時間がある人にしかオススメできないです!!時間の浪費って言ったらピッタリかも!!
 ランニングタイム97分と決して長めの作品じゃないのに、観たことを後悔させるような作品です。
 でも、オムニバス映画のように、いくつものエピソードに分かれているので、そんなに退屈はしないんですけどね。

 でも、実は、実は、エンドクレジットが出たあと、本当に面白いシーンが用意されてます。なんと、エンドクレジットが出たあとに今作で描かれなかったいくつものエピソードが出てきます!
 なんと、それは、なんと、なんと、続編の案内!!この予告を観ると、今作って、SF映画を作るつもりじゃなくて、コメディ映画のつもりだったの??って思っちゃいます!!
 メル・ブルックス監督の『メル・ブルックス 珍説世界史PART1』(1981年)じゃないんだから!!
 
 あの仰々しい「運命の書」の説明も観客を混乱させるためだったの??って思っちゃいます!!
 監督、脚本のトンミ・レポラ、テロ・モリンに聞いてみたい!!一体全体どういうつもりで今作を作ったのかを!!

 普段からB級、C級作品を観てるんで、特に驚きませんけど、それにしても、今作はSF映画ファンにもオススメできません!“北欧のエンターテイメント映画は絶対に観るぞ!”って決めてる映画ファンにしかオススメできません!!
 退屈しない分、かつてTV東京の90分の映画枠で何回も放映していた『SF惑星の男』(1969年)よりかはまだマシかもしれないですけどね!!
 これってホメてるのか、けなしているのか良く分からないですけど。
 でも、実は、あの予告編のところがけっこう面白かったんでプラス10点で 10点 
 でも、どうせなら、あの予告編は、エンドクレジットの前にやって欲しかったです!!この予告編があるか無いかで作品の印象が大違いです!!

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