『ジョシュア悪を呼ぶ少年』
JOSHUA(2007年アメリカ)
監督 ジョージ・ラトリフ
脚本 デビッド・ギルバート
ジョージ・ラトリフ
出演 ヤコブ・コーガン
サム・ロックウェル
■ストーリー■
ブラッドとアビーの夫婦は、9歳の息子ジョシュアと生まれたばかりの娘と幸せに暮らしていた。しかし、生まれたばかりの娘の泣き声等で、アビーがノイローゼになるのだった。また飼っていた愛犬が急死するなど不気味なことが、連続して起こり始めるのだった。
■感想■
純真そうな少年が起こす事件を描くスリラー。
この日本タイトルのサブタイトル「悪を呼ぶ少年」って、すでにタイトルでネタバレでしょう!!
別にそこは重要なミステリー要素になっているわけではないですけど、ちょっとネタバレすぎかも。
たしか、マコーレー・カルキン主演の『危険な遊び』(1993年)とかも同じようなテーマの作品じゃなかったでしたっけ??
このテーマで大した事件も起きないです。
「エンターテイメント映画的にしてはっ!」って意味です。
実際には、こんなコトが起きたら大変ですけど。どうしようも無いし!!
実際に起きたら、すごく怖い事件を描いている作品ですけど、映画的には、いかにも事件的に魅力が薄いです。普段、自分が観る作品が殺伐とした作品が多いためか、自分はあんまり怖くないかも??
山犬の子どもでもないし、悪魔がのり移ったワケでもないですしね。
最近は物騒な事件が多いですし、現実の世界で起きている事件の方が怖い気もしますしね。
でも、本当にこんなコトが起きたら、どうしようもなくて困っちゃいますよね!!なんてたって、相手が子どもですからね!周りの人間たちは、正直に話しても絶対に信じてくれないでしょうしね。でも今作の少年ジョシュアも9歳ですからね。9歳といえば、それなりに大人ですし、もしかすると、主人公のブラッドは信用されるかもしれないですけどね。
弁護士にペリー・メイソンかペトロチェリーを雇わなければいけないでしょうけどね。
とにかく、この内容で、ランニングタイム106分は長すぎ!長すぎ!長すぎ!長すぎ!長すぎです!
あと30分くらい短くてよかったかも。
丁寧に作っているのは分かりますけど、ちょっと丁寧すぎです。
丁寧すぎてサスペンス映画やスリラー映画の演出としては、向いてないかも。ホラー映画、スリラー映画初心者向けって感じの作品に思えてきちゃいます。サンダンス映画祭や他の映画祭で絶賛されたらしいですけど、一般的には、そんなに絶賛するほどの作品なんでしょうか??
「シチェス国際ファンタスティック映画祭」や「ジェラルメールファンンタスティック映画祭」や「ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭」とかで絶賛とか言われたら、それなりに意識して観るんですけどね。
自分的には、全然、面白く感じることが出来ませんでした!日本劇場未公開もしょうがない感じですかね??なんか1970年代のホラー映画を観ている気分になるような既知感たっぷりな作品です。ここで、いう1970年代風は、良い意味じゃなくて、悪い意味ですからね。
2007年の作品としての魅力を出して欲しかったです。2007年の作品として、もう1ヒネリ、2ヒネリしたストーリーで見せて欲しかったです。
実は、おかしいのは、ジョシュアでなくて、姑だったとか、父親のブラッドが勘違いしていただけとか、もう少し考えて欲しかったです。
でも、なんで、サンダンス映画祭以外の色んな映画祭で絶賛されたんでしょうね??多分、ホラー映画やサスペンス映画をあんまり上映されないような映画祭だったんでしょうかね??
サスペンス映画を見慣れていない人はどうぞ!!10点
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