『アサルトエース』
VERSO(2009年スイス、ルクセンブルグ、ベルギー)
監督 グザヴィエ・ルイズ
脚本 ニコラ・クートベルグ
ザヴィエ・ルイス
出演 ローラン・リュカ
カルロス・レアル
クロエ・クルー
デルフォーヌ・シャネアック
■ストーリー■
スイスのジュネーブ、国際機関が集中している都市。
50万人の人が暮らし、180カ国から人々がやってくる巨額な資金が流れ込んでくる街。
そして、ヘロイン1キロ、コカイン3キロ、大麻樹脂5キロが毎日消費されている。
30人に1人は娼婦、20年間で7回のハイジャック、住民の半数が銃器を持っている都市。
スイス警察の特殊部隊のアレックスは、元同僚で事件を起こし刑務所に入っていたビクトルが刑期を終え、出所することを知るのだった。出所後、ビクトルは、アレックスの元妻と娘の元で暮らし始めるが、麻薬犯と接触を持ち、マフィアと取引を行うのだった。
アレックスの隊は麻薬の取引現場を捜査、麻薬課の止めるのも聞かずに現場を急襲してしまうのだった。そのとき、銃撃戦が起き、隊員の1人が死亡する事故が起きてしまうのだった。アレックスはビクトルが事件に関与していると疑い、捜査を続けるのだった。
■感想■
スイス、ルクセンブルグ、ベルギー合作のアクション映画。
警察の特殊部隊を主人公にした、いくらでも面白くなりそうな題材なのに、一向に盛り上がらないZ級アクション!
とにかく、長い!長い!長い!
何が長いって、すべてのシーンが長すぎ!
・オープニングの思わせぶりのスイスのジュネーブの街の説明が長すぎ!
・突入シーンが長すぎ!
・主人公が誰かと会話するシーンが長すぎ!
・組織の女が階段を登るシーンが長すぎ!
・主人公の娘ルーが、ボーイフレンドと麻薬をやるシーンが長すぎ!
とにかく、すべてのシーンが長すぎ!
例えるなら、すべてのシーンで30秒で描けるシーンを1分使ってます!
すべてのシーンが、2倍に感じる長さ!
例えるなら、まるで味の無いお湯のような薄味の“コーヒー”みたいな感じ!
自主映画でも、ここまで無駄なシーンを撮らないかも??
まるで映画愛好会の作った自主映画みたいな感じ!
とにかく、すべてのシーンがムダ!ムダ!ムダ!
監督のグザヴィエ・ルイズが脚本、製作(ドネート・ロテュンノと共同制作)してるから、誰も文句言えないですけど、本当にヒドイ!
ブライアン・シンガーやアーニー・バーバラッシュが普通のA級監督に思えてきます!
ブルーノ・マッティ監督が超超超エンターテイメントの大巨匠に思えてくるひどさ!
チョチョイのチョイって感じで、ゾンビ映画を撮っちゃうって意味では、ブルーノ・マッティ監督は本当に巨匠ですけどね。
「いや~、本当にヒドイ!!」
ランニングタイム104分だから、本編をすべて半分にカットして52分に出来ちゃう内容の無さ!
こんなゴミみたいな作品に、わざわざフランスからローラン・リュカまで出演させる必要があったの??
主人公アレックスとビクトルとの確執のもとになった事件を最後のシーンにもってくる理解不能な演出!それも、アクション映画の主人公と敵が、仲たがいをする原因になって事件としては、規模が小さすぎ!
「小せぇ~」
思わずつぶやいちゃいました!
アクション映画として観客の求めるものが、ほとんど入っていないアクション映画!
スイス映画には気をつけた方がいいのかも…。
と思わせるヒドサでした。
同じ内容でも、脚本を3回くらいリライトして、アンドリュー・デイビス監督やピーター・ハイアムズ監督が監督したら、普通の作品くらいにはなったかもしれないですけど。 0点
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