『T-NET タイム・ネット』
TIMELOOP(2020年イタリア)
監督:チロ・ソレンティーノ
脚本:チロ・ソレンティーノ
出演:サム・ジッティンズ
ミノ・スフェラ
エリー・プーソ
■ストーリー■
自分の理論が認められず田舎で研究を重ねる科学者リカルドは、息子リッキーに黙って磁場発生装置を製作していた。装置を作動させると飼っている子ブタが出現する。その後、リッキーは父親に言われ、ロトを買いに町へ行くのだった。しかし、町で乗ってきたベスパがも何者かに盗まれ、慌ててにロトも受け取らずにいると父親を知っているというディジュー博士に声を掛けられ車で家まで送ってもらうのだった。帰宅したリッキーは父親に磁場発生装置に送り込まれてしまうのだった。リッキーは目覚めると65分前の世界にいるのだった、、、。
■感想■
イタリアの時間Sci-Fi映画。
てっきりファミリー向けの作品だと思って観はじめたら、大人向け?の作品でした。しかも。時間Sci-Fi映画に興味ない映画ファンは置いてけぼり状態にストーリーがさくさく進んでいきます。
ランニングタイムがわずか80分強なのに、主人公の青年リッキーが何回もタイムトラベルをして、リッキー、リッキーが65分前に戻ったリッキー2、リッキー2が65分前に戻ったリッキー3が同じ世界にいて、ストーリーがわからなくなっていきます。
リッキーが2人、3人、4人と同じ世界にいるって、この映画では大丈夫なようです。映画によっては近くに寄ってはダメみたいな作品もありますが、今作ではそんなコト関係なしで、ストーリーが進んでいきます!
面白いかどうか聞かれると、微妙な感じの作品ですが、タイムトラベル系のSci-Fi映画が好きな映画ファンは観ておいた方が良いかもしれないですねー。
タイムトラベルSci-Fi映画度 ★★★
ワケが分からなくなっちゃう度 ★★★
ファミリー映画度 ★
エンターテイメントの要素は少なくて、あくまでもマジメなSci-Fi映画って感じの作品です。主要な登場人物は主人公リッキーと父親のリカルド、ディジュー博士とリッキーの恋人くらい、、。
少ない登場人物と主人公の家がメインの舞台で、すごーく低予算って感じですが、そこが気にならなければ楽しめるかも??
ラストは、こういうSci-Fi映画にありがちな感じで、投げっぱなしですが、低予算の作品なんでしょうがないんでしょうか??どこかで観たコトがあるような終わらせ方、、。
ラストは投げっぱなしの展開でなく、すべて解決してハッピーエンディングにした方が低予算の作品としては、逆に印象に残りそうですけど、、、。
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