『セルラー』
CELLULAR(2004年アメリカ)
監督 デビッド・R・エリス
脚本 クリス・モーガン
原案 ラリー・コーエン
出演 キム・ベイシンガー、クリス・エヴァンス、、ウィリアム・H・メイシー、ジェイソン・ステイサム、ノア・エメリッヒ、ジェシカ・ビール
■ストーリー■
ごく普通の高校の生物教師ジェシカの家に、突然暴漢が侵入してきて理由も分からずジェシカは誘拐されてしまうのだった。そして、ジェシカは、暴漢の隠れ家の屋根裏部屋に監禁されてしまうのだった。屋根裏部屋にあった電話を破壊されたジェシカは、電話を修理し壊れた電話で助けを求めるのだった。その電話は、偶然ライアンという若者のケータイ電話に繋がるのだった。
■感想■
原案ラリー・コーエンの傑作サスペンス映画。
監督は『スネーク・フライト』(06年)のデビッド・R・エリス。
ラリー・コーエンは、電話ボックスを舞台にしたやはり傑作サスペンス映画『フォーン・ブース』(02年)の脚本を書いてますんで、同じ電話ネタでまるっきり違う作品にネタを提供してます。
さすが、ラリー・コーエン!
ラリー・コーエンは、自分が最も好きなハリウッドの映画スタッフです!
観ている間は、余りの面白さに興奮しちゃいますけど、良く考えると1回観ただけではストーリーが良くわからない傑作アクション映画『探偵マイク・ハマー俺が掟だ!』(82年)の脚本を書いた人ですから!
当初、『探偵マイク・ハマー俺が掟だ!』は、監督もラリー・コーエンがするはずだったんですけど、制作費がオーバーしそうになり、リチャード・T・ヘフロンにバトンタッチされたんですよね。
ラリー・コーエンが監督したら、どんな作品になったのか想像するだけでも楽しいです!(観たかったなぁ。ラリー・コーエン監督版の「探偵マイク・ハマー」)
『探偵マイク・ハマー俺が掟だ!』も、最もDVD化して欲しい作品です!ボカシ無し!日本語吹き替え新録でDVD化して欲しいです!
ところで、今作『セルラー』なんですけど、「観よう!観よう!」と思ってるうちに日曜洋画劇場(2007年9月1日)で放映されちゃいました!(最も好きなスタッフのラリー・コーエンが原案なのに、観てなかったです。すいません)
「放映されちゃいました」ってこの表現おかしいですよね。「放映してくれました」ですね。
理由もわからず誘拐された平凡な生物教師が、壊れた電話を修理して、助けを求めるという単純なストーリーが、いかにもTVの映画劇場向きな作品です。ハンマーで破壊された電話が、適当にくっつけたらどこかに電話がつながるの??とか突っ込みたくなりますけど、それを言ったら、この映画の設定そのものの否定になっちゃうんで、全然OKです!キム・ベイシンガーの設定が生物の教師という設定ですけど、電話まで直せちゃうんですね!映画だし、全然OKです!
ランニングタイムが95分っていう時間も、いかにもエンターテイメントにちょうど良い長さ!何でもかんでも長ければOKみたいに思ってる最近のハリウッドのメジャー作品も見習って欲しい長さ!
「いや~、ホントに面白い!」
電話を受けた若者クリス・エヴァンスも、少し情けない役で良いです。腕っぷしも弱いし、まさに巻き込まれた感じで良いです。これが電話を受けたのが、いかにもヒーローっぽいスーパーマンでないところが良いです。腕っぷし的にはキム・ベイシンガー演じるジェシカより頼りない!
良いといえば、エステ屋を始めようとしている警官ウィリアム・H・メイシーも良い味だしてます。どちらかと言えば、情けない役が多いですけど、今回はやり手の警官役です。TVのニュース番組観ながら事件に気づくあたり超ヤリテの警察官役です。「今まで拳銃を撃ったこと無かったのに!!」とか言ってましたけど、ジョン・ウーの映画のキャラクター並みに横っ飛びで銃を撃ってジェシカ・ビールを仕留めちゃいますからね!ダーティハリーも真っ青な感じです。ウィリアム・H・メイシーのキャラクター設定にムリがある設定ですけど、ラリー・コーエン原案だし、面白いから全然OKです!
ウィリアム・H・メイシーの情けない感じが、悪役のジェイソン・ステイサムが強面なんで、その対比ですごく良いです!
ラリー・コーエンも、原案だけでなくどんどん脚本書いたり監督をして欲しいです!原案だけなんてもったいないです!最近はホラーアンソロジー「マスターズ・オブ・ホラー」の1エピソード「ハンティング」を監督してましたけどね。70点
CELLULAR(2004年アメリカ)
監督 デビッド・R・エリス
脚本 クリス・モーガン
原案 ラリー・コーエン
出演 キム・ベイシンガー、クリス・エヴァンス、、ウィリアム・H・メイシー、ジェイソン・ステイサム、ノア・エメリッヒ、ジェシカ・ビール
■ストーリー■
ごく普通の高校の生物教師ジェシカの家に、突然暴漢が侵入してきて理由も分からずジェシカは誘拐されてしまうのだった。そして、ジェシカは、暴漢の隠れ家の屋根裏部屋に監禁されてしまうのだった。屋根裏部屋にあった電話を破壊されたジェシカは、電話を修理し壊れた電話で助けを求めるのだった。その電話は、偶然ライアンという若者のケータイ電話に繋がるのだった。
■感想■
原案ラリー・コーエンの傑作サスペンス映画。
監督は『スネーク・フライト』(06年)のデビッド・R・エリス。
ラリー・コーエンは、電話ボックスを舞台にしたやはり傑作サスペンス映画『フォーン・ブース』(02年)の脚本を書いてますんで、同じ電話ネタでまるっきり違う作品にネタを提供してます。
さすが、ラリー・コーエン!
ラリー・コーエンは、自分が最も好きなハリウッドの映画スタッフです!
観ている間は、余りの面白さに興奮しちゃいますけど、良く考えると1回観ただけではストーリーが良くわからない傑作アクション映画『探偵マイク・ハマー俺が掟だ!』(82年)の脚本を書いた人ですから!
当初、『探偵マイク・ハマー俺が掟だ!』は、監督もラリー・コーエンがするはずだったんですけど、制作費がオーバーしそうになり、リチャード・T・ヘフロンにバトンタッチされたんですよね。
ラリー・コーエンが監督したら、どんな作品になったのか想像するだけでも楽しいです!(観たかったなぁ。ラリー・コーエン監督版の「探偵マイク・ハマー」)
『探偵マイク・ハマー俺が掟だ!』も、最もDVD化して欲しい作品です!ボカシ無し!日本語吹き替え新録でDVD化して欲しいです!
ところで、今作『セルラー』なんですけど、「観よう!観よう!」と思ってるうちに日曜洋画劇場(2007年9月1日)で放映されちゃいました!(最も好きなスタッフのラリー・コーエンが原案なのに、観てなかったです。すいません)
「放映されちゃいました」ってこの表現おかしいですよね。「放映してくれました」ですね。
理由もわからず誘拐された平凡な生物教師が、壊れた電話を修理して、助けを求めるという単純なストーリーが、いかにもTVの映画劇場向きな作品です。ハンマーで破壊された電話が、適当にくっつけたらどこかに電話がつながるの??とか突っ込みたくなりますけど、それを言ったら、この映画の設定そのものの否定になっちゃうんで、全然OKです!キム・ベイシンガーの設定が生物の教師という設定ですけど、電話まで直せちゃうんですね!映画だし、全然OKです!
ランニングタイムが95分っていう時間も、いかにもエンターテイメントにちょうど良い長さ!何でもかんでも長ければOKみたいに思ってる最近のハリウッドのメジャー作品も見習って欲しい長さ!
「いや~、ホントに面白い!」
電話を受けた若者クリス・エヴァンスも、少し情けない役で良いです。腕っぷしも弱いし、まさに巻き込まれた感じで良いです。これが電話を受けたのが、いかにもヒーローっぽいスーパーマンでないところが良いです。腕っぷし的にはキム・ベイシンガー演じるジェシカより頼りない!
良いといえば、エステ屋を始めようとしている警官ウィリアム・H・メイシーも良い味だしてます。どちらかと言えば、情けない役が多いですけど、今回はやり手の警官役です。TVのニュース番組観ながら事件に気づくあたり超ヤリテの警察官役です。「今まで拳銃を撃ったこと無かったのに!!」とか言ってましたけど、ジョン・ウーの映画のキャラクター並みに横っ飛びで銃を撃ってジェシカ・ビールを仕留めちゃいますからね!ダーティハリーも真っ青な感じです。ウィリアム・H・メイシーのキャラクター設定にムリがある設定ですけど、ラリー・コーエン原案だし、面白いから全然OKです!
ウィリアム・H・メイシーの情けない感じが、悪役のジェイソン・ステイサムが強面なんで、その対比ですごく良いです!
ラリー・コーエンも、原案だけでなくどんどん脚本書いたり監督をして欲しいです!原案だけなんてもったいないです!最近はホラーアンソロジー「マスターズ・オブ・ホラー」の1エピソード「ハンティング」を監督してましたけどね。70点
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色気あると思いません??
クリス・エヴァンスも、けっこうよかったケド。
へんに恋愛モードになることもなく
(もともとそうなる要素も無いんですけど)
見せ場だけで90分強の間、楽しませてもらいました。
やっぱりラリー・コーエンです!
出演者的には、ウィリアム・H・メイシーがおいしい役でしたね。「1度も銃を撃ったことがないのに」
といいつつ、ほとんどアクション映画のヒーローなみでしたから!
そうそう、この作品の悪役はジェイソン・ステイサムだったんですね。
見た当時は、ノーマークの俳優さんだったけど、
その後の活躍で、すっかりひらりんのお馴染み俳優になりました。
ヒーロー役も、悪役もこなす
好きな俳優です!
コミカルなところが、ストーリーのテンションを
落とすことなく、うまく息抜きになって良かったです。