『ドクター・エクソシスト』
INCARNATE(2016年アメリカ)
監督:ブラッド・ベイトン
脚本:ロニー・クリステンセン
出演:アーロン・エッカート
カリス・ファン・ハウテン
カタリーナ・サンディノ・モレノ
ダヴィード・マズーズ
キーア・オドネル
■ストーリー■
人間の深層心理に入り込み悪霊を追い払う仕事をしている科学者ドクターエンバー。ある日、エンバーの元に、11歳の少年キャメロンを助けて欲しいとバチカンからの使者カミラがやってくる。最初は依頼を断るが、キャメロンに憑りついているのが、エンバーの家族を襲った悪霊“マギー”であることを知り、、。
□■□ネタバレあり□■
少しオチに触れています触れています。
観てから読んで下さい。
■感想■
アーロン・エッカートが人間の深層心理に入り込む科学者を演じるオカルト映画。
アメリカの映画としては製作費500万ドルのどちらかと言えば安めの製作費の作品です。
日本映画でも製作費6億円だと、ちょっとした大作レベルなんで、、作れちゃう金額ですもんねー。
人間の深層心理に入り込む主人公って、『記憶探偵と鍵のかかった少女』(2013年)のマーク・ストロングみたいです。2002年の『マインド・ゲート 監禁少女SOS』っていう作品もありました、、。
今作のアーロン・エッカートは映画冒頭のシーンとかは、かなりカッコ良く出てくるものの、本編に入ってくると少年に憑りついた悪霊の力が強すぎて、全然歯が立たないまま終了しちゃいます、、。
ランニングタイム86分なので、え、ここで終わり??みたいな感じであっという間に終わっちゃいます。少し短すぎでは??
アーロン・エッカートが活躍する場面(違う悪霊に対して)とか、冒頭以外にもあった方が良かったのでは??
えー、後味悪い、、。
こんなB級ホラー映画風に終わると思っていませんでした。
最後は、ウィリアム・フリードキン監督の『エクソシスト』(1973年)を意識した終わり方だー。
と、思ったら続きがありました、、。
バチカンの使者カミーラ、油断しすぎ、、。
TVシリーズ化を目的としたTVムービーのパイロット版だったら、主人公が悪霊はらって終わりだったのに、、。
深層心理に入れるだけで、『エクソシスト2』(1977年)のリーガンみたいに特殊な力とか持っているワケじゃないですからね、、。
カミーラ油断しすぎ度 ★★★★
ラストの展開定番すぎ度 ★★★
主人公頑張ったのにー度 ★★★★
ルー・ダイアモンド・フィリップス主演のオカルト映画『ペンタグラム 悪魔の烙印』(1990年)を飛び越えて、デンゼル・ワシントン主演の『悪魔を憐れむ歌』(1997年)なみのラストの展開、、。
86分、頑張ってきたのに、、。実際はその他の描写もあるので、そんなに長い時間対決してませんけどー、、、。
もっと、ファミリー向けの誰でも楽しめるような明るいホラー映画だと思っていたら、B級ノリのいつものオカルト映画でした、、、。
監督も『センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島』(2012年)、『カリフォルニア・ダウン』(2015年)、『ランペイジ 巨獣大乱闘』(2018年)のブラッド・ペインなんで、もっと明るめの作品だと勝手に思い込んでました。
勝手に思い込んでいた自分が悪いだけなんですが、、。
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