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『マスターズ・オブ・ホラー』世界の終り

2006-09-10 18:35:17 | マスターズ・オブ・ホラー/13thirteen
 TVシリーズ「マスターズ・オブ・ホラー」9番目の記事はジョン・カーペンター監督の「世界の終り」です。来ました!来ました!とうとうジョン・カーペンター監督作の順番まで来ました!(自分で見る順番を後回しにしてきただけですけど…
 @KOBAが最も好きな監督の1人、まさに映画作家、芸術家ジョン・カーペンター監督のエピソードです!

世界の終り
JOHN CARPENTER'S CIGARETTE BURNS
 監督 ジョン・カーペンター 
 脚本 ドリュー・マクウィーニー、スコット・スワン
 出演 ノーマン・リーダス、ウド・キア、クリス・ブリットン、グウィネス・ウォルシュ、コリン・フー
 
 ■ストーリー■
 「映画は魔法だ。凶器になりうる」
 経営難の映画館を経営するカービー・スウィートマンは、副業で希少フィルムを探し出し、コレクターに販売して金を得ていた。ある日、カービーは、富豪のベリンジャーから幻の映画“世界の終り”を探すよう依頼されるのだった。“世界の終り”とは、かつてシチェス映画祭で1度だけ上映され、上映中に、観客が暴動を起こした作品だった。フィルムは廃棄されたという噂があり、作品自体の存在さえ疑われていた。しかし、ベリンジャーは、“世界の終り”に出演した役者を捕らえていた。その役者は背中に羽が生えていた痕があった。
 カービーは、妻の父親から借りた借金を返すため、20万ドルの報酬で、“世界の終り”の探索を引き受けるのだった。
 
 ■感想■
 さすがジョン・カーペンター!面白いです!本当に面白い!ランニングタイム60分弱の作品ですけど、90分くらいのヴォリュームを感じさせる作品になってます!イヤ、本当に面白い!
 
 『マウス・オブ・マッドネス』(94年)で、行方不明になったホラー作家を探すことで、恐怖の世界に入り込んでしまった主人公を描いたジョン・カーペンター監督が、今回は、まさに“映画”そのものをテーマに、恐怖を描いています!
マウス・オブ・マッドネス<dts版>

松竹

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 存在そのものが「恐怖」を生み出す映画!観た観客が暴れだし、映写係りが失明した恐怖の作品!その作品の感想を聞いただけで、幻が見えてくるそんな映画、イヤだなぁ~。そんな映画、燃やして!

 でも、そのフィルムがないと、出演してた“役者”も帰れなかったのかな??あれ、帰れたのかな??
 ホラー映画ファンだったら、「観てはいけない作品」を探す主人公の運命も、途中でわかっちゃいますけど、全然OKです!なんてたってジョン・カーペンター監督作なんですから!
 ストーリーがオーソドックスでも、こんなに「映画の恐怖」をストレートに描いた作品、観たことなかったです!

 それにしても「シチェス映画祭」で上映されただなんて、そんなところもマニアックですネ!あ、ちなみにノーマン・リーダスの映画館で上映されてる作品は『サスペリア2』でしたよ~。ホラー映画ファンがニヤリとできるような小ネタもあって良かったです!

 「マスターズ・オブ・ホラー」も、監督の実力の“差”が出ますネ~。予算100万ドルでランニングタイム60分で自由に撮って良いって言われて、ジョン・カーペンター監督が作り上げた作品が、長編映画並みの、満足感を味わえる大傑作なんだから!
 さすが、世界を代表する映画監督10名に入ります!(選定by@KOBA

 ジョン・カーペンター監督に、新作の劇場作品撮ってもらいたいなぁ~。プロデューサーや映画会社もジョン・カーペンターに映画撮らせてあげて。
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007アルティメットDVD-BOX

2006-09-09 10:19:28 | DVD新譜の記事
 今日は、TVシリーズ「マスターズ・オブ・ホラー」の記事はお休みで、11月22日に発売予定のDVD-BOXの話題です!
 前からウワサがありましたけど、ホントでした!20世紀フォックスさんから発売される“007映画のアルティメット版!”にすべての作品に、日本語吹替えが新録!!!
 「エーッ!」って感じです!

007 アルティメット・コレクション BOX

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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で、こうやって、ネットでも販売予約開始してました~。

 はっきり言って、旧作全作に吹き替え新録!「ウレシーッ!」でも、このアルティメット版って単品じゃなくて、“BOX”での発売なんですよネ!BOXっていっても、アタッシュケースですけど。
 Amazonだと、予約すれば、48750円!って。これって、安いの?高いの?
 正直言って、自分的には、少し高いかも…。でも欲しい!ホントに欲しい!

 ピアース・ブロスナンの作品は、現行のDVDの吹き替えを流用するみたいですけど、それ以前の作品は、吹き替え音声自体が無いですから、新録です!スゴイことです!
 放送枠を延長したTV音源のある作品なら、ほとんどノーカットの作品もあるとは思うんですけどネ。出来ることなら、吹き替え新録と延長枠での放映したTV音源の両方をつけて欲しかったですネ!“アルティメット”って謳うんですから!
 でも、たしか、007の作品の中でも、初放映のときから、時間枠が延長されてない作品があったり、時間枠の延長が30分延長がほとんどなので、ランニングタイムが120分を越える作品は新録しないと、
 見ているときに、吹き替え→字幕→吹き替え→字幕みたいになって、わずらわしいですからネ~。

 実は、@KOBAが1番好きな007の作品は、
007ユア・アイズ・オンリー』(81年)なんですよね~。

吹き替え新録で『ユア・アイズ・オンリー』が見れるなんて、幸せ!当初、ロジャー・ムーアからティモシー・ダルトンにジェームズ・ボンドが代わる作品用に書かれた脚本だったのと、前作『007ムーンレイカー』(79年)のファミリー路線からの反省も込めて、ロジャー・ムーアの作品の中では、最もハードな内容の“007スパイ物”になってます!
 ハッキリ言って、シリアスな『女王陛下の007』(69年)よりも好きです! たしか、TVでの初放映のときから、放映時間枠を延長せずにオンエアしたんじゃなかったのかな??(少し自信なし
 
 あと、好きな007映画といえば
007オクトパシー』(83年)とか
007リビング・デイライツ』(87年)とかも、けっこう好き!
 でも、この2作品はなぜか、時間枠を延長して何回も放映してますもんネ!

 あと、今までの作品の、いいとこ取りみたいな
007私を愛したスパイ』(77年)や、
シリアスムード満点の『女王陛下の007』(69年)もかなり好きです!
 どうせ、アルティメットって言うんなら、『女王陛下の007』は、オリジナル全長版の140分版(144分??)と、短縮版の両方を収録したりしても良いのに!(こんなこと書いておきながら、ちなみに短縮版のランニングタイム忘れました。すいません。確か125~130分だったと思うんですけど正確な数字がわかりません!ごめんなさい

 今、あげた5作品(『007ムーンレイカー』以外って意味です)は、絶対に、吹き替え新録バージョンがついたアルティメット版が欲しいんですけどネ!5作品で48750円!「う~ん、困った!困った!」
 
 だって、ピアース・ブロスナンの作品って、DVD持ってるんですよネ~!神谷明さんの声の新録とかもつけます!とか言えば価値が変って来ますけどネ。そのときも、今までの吹き替えもつけておいてネ!

 ショーン・コネリーの007って自分的には、どうも古くて…。
007ロシアより愛をこめて』(63年)なんかは持っていてもいい気がするんですどねぇ~。

 どうせなら、『007カジノ・ロワイヤル』(67年)と『ネバーセイ・ネバーアゲイン』(83年)も一緒に、吹き替え新録で、BOXに入れてくれたら買っちゃうのに!
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『マスターズ・オブ・ホラー』魔女の棲む館

2006-09-06 23:58:45 | マスターズ・オブ・ホラー/13thirteen
 TVシリーズ「マスターズ・オブ・ホラー」の第1シーズンの13話のエピソードも半分を折り返し、期待度が300%のジョン・カーペンター監督作や、やはり、期待度が高いラリー・コーエン監督作やジョン・ランディス監督作が待ち受けています!
 まぁ、待ち受けるって、自分が見る順番を後回しにしてるだけなんだけど…。

 で、今回「マスターズ・オブ・ホラー」8番目の記事は、スチュアート・ゴードン監督の「魔女の棲む館」です。 
 『ZOMBIO死霊のしたたり』(85年)、『フロム・ビヨンド』(86年)、『DAGON』(01年)の、H・P・ラヴクラフト大好き監督のスチュアート・ゴードン監督なんで、今回も、原作はH・P・ラヴクラフトです。

魔女の棲む館』H.P. LOVECRAFT'S DREAMS IN THE WITCH-HOUSE
 監督 スチュアート・ゴードン 脚本 デニス・バオリ、スチュアート・ゴードン 
 原作 H・P・ラヴクラフト
 出演 エズラ・ゴッテン、スーザン・ベイン

 ■ストーリー■
 ミスカトニック大学の学生ウォルターは、古びたアパートで部屋を借りる。このアパートには、魔女が棲んでいるという老人や、赤ん坊を連れたフランセスが住んでいた。ある日、ウォルターは、フランセスから赤ん坊のダニーを数時間面倒を見て欲しいと頼まれるのだった。しかし、ウォルターは不思議な夢を見るのだった!果たして魔女はいるのか??

□■□ネタバレあり!□■□
 ■感想■
 可も無く不可も無く、普通のホラー作品でした!
 イギリスのアミカスプロのオムニバス映画のホラー映画の1篇くらいの感じのデキでした!
 ホントにごくごく普通の、オーソドックスなホラー作品です!

日本でもDVDが発売された『残酷の沼』
<日本語吹替えが付いてたら買ったのに…


 かつての60~70年代のオムニバス映画のホラーで、有名どころでは『テラー博士の恐怖』(64年)、『残酷の沼』(67年)、『怪奇!血のしたたる家』(71年)、『アサイラム狂人病棟』(72年)とかがありました!
 でも、やっぱり、そういったオムニバス映画の1篇の方が、時間も短いし、ヒネリもあるし、ウィットに富んでます!
 
 って、「魔女の棲む館」がダメみたいですけど、そんなことはありませんから!TVドラマだし、劇場作品と比べちゃダメですよネ~。ただ、オーソドックスな展開すぎて、ホラー映画大好きな人には、途中で、最後の展開がなんとなくわかっちゃうんですよネ~。驚きも全然ないし!このストーリーを30分くらいで終わらせて、赤ん坊の検死をやった検死官が、「事件記者コルチャック」のコルチャックみたいに、事件を独自に調べなおして、魔女を倒すみたいなストーリーを60分くらいでやったら、面白かったかも…。あれ、これは単なる自分の好みなだけですからネ~。気にしないでネ。
 今のままじゃ、やっぱり平均点以下って印象かも…。
 でも、普段、あんまりホラー映画を見たことない人には、それなりに楽しめる作品になってるかも!(なんか、このホメ言葉も、あんまりホメテないかも)
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『マスターズ・オブ・ホラー』インプリント ぼっけい、きょうてい

2006-09-05 01:18:27 | マスターズ・オブ・ホラー/13thirteen
 「マスターズ・オブ・ホラー」7番目の記事は、三池崇史監督の「インプリント ぼっけい、きょうてい」です。
 余りの、残酷描写に、結局、本国アメリカで、TV放映できない(ケーブルTVでもネ)エピソードになって話題になりました!

インプリント ぼっけい、きょうてい』IMPRINT
 監督 三池 崇史 
 脚本 天願 大介 原作 岩井 志麻子
 出演 工藤 夕貴、ビリー・ドラゴ、根岸 季衣、美知枝

 ■ストーリー■
 孤島にある遊郭に、アメリカの新聞記者クリストファーがやってくる。愛する女郎、小桃を探しているのだ。この島に小桃がいないと知った彼は、島から帰ろうとするが翌朝まで舟は来ないというので、客引きをしない、部屋の奥にいる女郎を指名するのだった。
 クリストファーは、その女郎と話すうちに、小桃が半年前までこの島にいたことを知るのだった。

□■□超ネタバレあり!ストーリーの最後に触れてます!□■□
 ■感想■
 TV放映できませんヨ~、これじゃ!残酷描写が痛そう!生理的に痛そうなシーンがテンコ盛り状態です!三池監督もやりたい放題です!
 
 この“痛そうな作品”、どう考えても、TV向きじゃないです!この拷問シーンを映像化したかったんですか??日本の時代劇だったら、本当になんでも無い女郎の拷問シーンですけど、“SMチックなシーン”にウルサいアメリカの放送コードを考えたら、やっぱり放送しずらいかも!!
100万ドルで「なんでも撮って良い」って言われて、あの女郎の拷問シーンのある今作を、あえて、選ぶなんて!
 その他にも、子どもをおろすシーンとかがバンバン出てくるし、どう考えても、アメリカのTVコード通りそうに無いですねぇ~。
 
 生理的に“痛いシーン”の印象が強すぎです!でも、今作のような、あそこまで直接的な描写が無くても、かつての日本の時代劇は、女郎の拷問シーンとか、容疑者を痛めつけるような尋問シーンなんて、けっこうありましたもんね。

 でも、三池崇史監督も、日本映画の代表として、印象深い作品を、作ってくれました。ところで、工藤夕貴の正体って、何者ですか??“バスケットケース”なんですか??あのキャラクターの存在も超不気味!
 だって、ただでさえ、痛いシーンが印象的なのに、あの工藤夕貴のあの怖いキャラクターがダメ押し!日本てイヤな国って思われそう! 
 
 ところで、日本のホラー映画の代表監督として、もし“マスターズ・オブ・ホラー”の第3、第4シーズンとかがあったら、『リング』(88年)の中田秀夫監督とか『THE JUON 呪怨』(04年)の清水崇監督とかに監督してもらいたいですネ!(ちなみに、「マスターズ・オブ・ホラー」の第2シーズンの監督たちは、もう選ばれて、選定が終了してるみたいです)
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『マスターズ・オブ・ホラー』愛しのジェニファー

2006-09-03 13:49:06 | マスターズ・オブ・ホラー/13thirteen
 TVシリーズ「マスターズ・オブ・ホラー」6番目に見た作品は、ダリオ・アルジェント監督の「愛しのジェニファー」
 とうとう、ダリオ・アルジェント監督の作品を見ます!「マスターズ・オブ・ホラー」の中でも2番目に期待してる作品です!
 
 「エッ、じゃぁ、1番は誰か??」って??
 「もちろん、ジョン・カーペンター監督です!」

 でも、ほとんど、同じくらいの期待度です。
 でも、ラリー・コーエン監督も、ジョン・ランディス監督も同率2位くらいの期待度です!楽しみ!楽しみ!
 ジョー・ダンテ監督、ドン・コスカレリ監督は、その次くらいの期待度って、ところですかネ!実は、トビー・フーパー監督も期待度が高かったんですけど…。
 トビー・フーパー監督の『スペースバンパイア』(85年)ってかなり好き!なんですよネ!

 で、本題に入ります!

愛しのジェニファー』JENIFER
 監督 ダリオ・アルジェント 脚本 スティーブン・ウェバー
 音楽 クラウディオ・シモネッティ
 出演 スティーブン・ウェバー、キャリー・アン・フレミング

 ■ストーリー■
 刑事フランクは、中年の男が若い女性を殺そうとしている現場に居合わせ、男を射殺するのだった。中年の男は死ぬ間際に「ジェニファー、、、」と言い残すのだった。殺されかけていた女性は、完全な肉体をもっていたが、顔は恐ろしい顔だった。フランクが射殺した男は、かつて実業家だった。なぜ、殺人を??疑問に思うフランクだった。彼女はジェニファーと名づけられるが、頭が不自由なため施設に保護されるが、フランクは彼女のコトが気にかかるのだった。
 
 ■感想■
 当たり、外れの差が激しいダリオ・アルジェントですけど、今回は…。
 ダリオ・アルジェント監督なんで、てっきり、イタリアのTVシリーズ「サイコ・ファイル」のような作品かと思ったんですけど、今作は、ジャッロ風の作品でなく、正統派ホラー作品でした!残念!
 音楽まで、音楽グループ“ゴブリン”のクラウディオ・シモネッティなんで、てっきり、ジャッロだと思ったのにーッ!
 
 @KOBAだけじゃないでしょ!ダリオ・アルジェント監督だったら、ジャッロを撮って欲しいと思ってるのは!魔女の映画より、ジャッロが見たい!
“DO YOU LIKE HITCHCOCK?”まで待てない!早く、“DO YOU LIKE HITCHCOCK?”公開して!見たいです!

 ダリオ・アルジェント監督のホラーって、今1なんですよネ~!スリラー映画の殺人映画、ジャッロではあんなに素晴らしい作品を撮るのにネ。


大傑作『サスペリア2』まで行かなくてもジャッロが見たかった!

 
 ジャッロでない、正統派ホラーでも、意味のよく分からない肉屋の不条理殺人シーンが1番印象的な『インフェルノ』(80年)はけっこう好きですけどネ!
 ダリオ・アルジェント版ゾンビ映画『デモンズ』(85年)(製作、原案、脚本です。監督はランベルト・バーヴァ)もかなり好き!

 アルジェント監督から“ゾンビ映画”への答え


 あれ、ジャッロ以外でも、好きな作品ばかり??基本的に、ダリオ・アルジェント監督には、甘い評価の@KOBAなのでした!

 あ~、でも、でもやっぱり、ダリオ・アルジェント監督のジャッロ風のスリラーを見たかったです!

 今作「愛しのジェニファー」は、ホラー作品としては、ごくごく普通のありがちなオチの作品ですかネ??平均点って感じかな??(ダリオ・アルジェント監督ファンの方、怒らないでネ
 でも、今作の主人公フランクって、ダメダメ人間!あんなに良い家族がいるのに、あんな正体不明の顔と頭が不自由なジェニファーに思い入れちゃって! 
 猫のシーンで、施設に帰しますヨ、絶対!自分なら施設からもらい受けないし、もし、預かっても、猫のシーンで、施設に帰します!あれ、それじゃ、映画にならないか??
 それにしても、主人公フランクの奥さんと息子、早々の行動で良かった、良かった!でも、自分が家族でも、出て行きます!あんな女性が同じ家にいたら。あの猫を見たら、普通は出て行きますヨ~。

 期待度が、高かったせいか、今1でした!作品的には、ジョン・マクノートン監督の「ヘッケルの死霊」の方が良かったかも…。でも、「愛しのジェニファー」も許します!許します!ダリオ・アルジェント監督だから!
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『マスターズ・オブ・ホラー』ヘッケルの死霊

2006-09-02 01:14:15 | マスターズ・オブ・ホラー/13thirteen
 TVシリーズ「マスターズ・オブ・ホラー」5つ目に見たエピソードは、ジョン・マクノートン監督の「ヘッケルの死霊」。

 ところで、「ジョン・マクノートン監督って、誰??」

 『ヘンリー』(86年)の監督さんでした。実録モノが苦手な@KOBAはチェックもれでした!!
 イヤイヤ、メジャーどころでも、エロエロ系正統派ミステリー『ワイルドシングス』(98年)を監督してました!完全に、チェックもれ!すいません!
 『ワイルドシングス』も、スタッフ的にはケビン・ベーコン!スティーブン・ピーターズの印象が強すぎて監督を完全にチェックしてませんでした!
 出演してる作品から、絶対にサスペンス映画好きに違いないケビン・ベーコンが、製作総指揮、出演してるのが印象が強すぎです!
 一方、脚本のスティーブン・ピーターズは、日本でも「公園は俺のもの」(角川書店)、「対決」(創元ノヴェルス)が翻訳されてる作家で、一部に熱狂的なファンを持つミステリー作家です!そのスティーブン・ピーターズが脚本を書いたんで、脚本家にばかり注意が行って、ついスタッフ的に監督をチェックするの忘れてました。すいません。
ワイルドシングス エロティック・バージョン [DVD]

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『ワイルドシングス』(98年)
<傑作ミステリー映画(だけど、ちょっとエロ)>

 その、『ワイルドシングス』を監督したのが、ジョン・マクノートンでした。期待度が300%アップしちゃいました!


ヘッケルの死霊』HAECKEL'S TALE
 監督 ジョン・マクノートン 
 脚本 ミック・ギャリス
 原作 クライヴ・バーカー
 出演 デレク・セシル、ジョン・ボリト、リーラ・プランケット

 ■ストーリー■
 霊能者カーネイションのもとに、死んだ妻を生き返らせて欲しいという男がやってくる。男の頼みを断るカーネイションは、断る理由として、アーンスト・ヘンケルの話を始めるのだった。
 医学生ヘッケルは、ドイツのフランケンシュタイン博士に影響を受けて死者を甦らせようとするが失敗してしまう。魔術師のモンテスキーノが死者を甦らせることが出来るという話を聞くが、科学を信じている彼は信用しなかった。そんなとき、ヘッケルは、父親が重病のため、故郷に向かっての旅の途中である農家で休みをとることにするのだが。

 ■感想■
 面白い!面白いです!フランケンシュタイン博士の名前が出てきて、死体蘇生シーンが出てくるんで、てっきりゴシック調の正統派ホラーなのかな??と思わせといて、ストーリーはトンでもない方向へ流れていきます!
 180度違う方向性の話に向かっていくんで、思わずやられちゃいました!イタリアの80年代のB級~C級ホラー映画を見たくらいの感動は味わえます!(あ、これって、すごくホメテルんですからネ!
 ストーリーの流れも60~70年代イギリス→80年代イタリア→・・・みたいな感じで楽しめます!(これってネタバレかな??)

 わずか60分のエピソードですけど、しっかり、1本の長編映画並みのヴォリュームを感じさせるだけのモノがあります!ジョン・マクノートン監督って、力ありますネ!やっぱり、ホラーアンソロジーのTVシリーズだったら、これくらいの完成度を持った作品を見たいです!
 ミック・ギャリスも自分の監督作「チョコレート」では、今1だったのに、今作では見違える面白さ!脚本家に向いてるのかな??それとも、クライヴ・バーカーの原作が面白いのか、ちょっと分からないですけど、とにかく面白いです!もうTVドラマでこれくらいの作品が見れれば十分です!
 ジョン・マクノートン監督も、当初予定されていたジョージ・A・ロメロ監督の代役ですけど、見事、代役の任をまっとうしてます!合格ですよ~!

 ホラー映画ファンだったら、喜べるコト必至です!でも、ちょっと血のりが多いので、「気持ち悪」系のシーンが苦手な人は少し注意してネ!今作に、近い印象を受けるホラー映画が何作かありますけど、ネタバレなんで書きません!ホラー映画ファンなら、「ニタリ」とできる(「ニヤリ」かな??)ような作品ですヨ!
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『マスターズ・オブ・ホラー』虫おんな

2006-09-01 00:34:24 | マスターズ・オブ・ホラー/13thirteen
 TVシリーズ「マスターズ・オブ・ホラー」4番目の記事は、ラッキー・マッキー監督の「虫おんな」
 
 「え、ラッキー・マッキー監督って誰でしたっけ??」ってつい思っちゃいました。『MAYメイ』(02年)の監督でした…。わずか1作で、“マスター”なの??まぁ、当初予定に入っていたロジャー・コーマン監督の代役なんで、しょうがないですかネ??実は『MAYメイ』未見なので、ラッキー・マッキー監督の作品って知らないんです。

 『虫おんな』SICK GIRL
 監督、脚本 ラッキー・マッキー
 出演 アンジェラ・ベティス、エリン・ブラウン

 ■ストーリー■
 昆虫を研究するアイダは、自宅の部屋にも大量の虫を飼っていた。レズビアンのアイダは、部屋で飼っている虫のため彼女にふられてしまう。ある日、アイダに差出人不明の謎の虫が送られてくる。そんなとき、アイダはミスティという女性とデートの約束を取り付けるのだが、アイダの部屋では、送られてきた謎の虫がカゴから逃げ出していた。

 □■□ネタバレあり!□■□
 ■感想■
 恐るべき虫の恐怖を描いた、ユルユル系コメディチックなホラーです。虫!虫!虫!イヤだな~、虫!
 虫嫌いの@KOBA的には、イヤなエピソードでした!コメディチックと言っても、ノホホンとしているだけで、笑えるわけじゃないです!中華料理店でのヒロインのアイダと、同僚マックスのやりとりも“笑い”というより“気持ち悪い”です。まぁ、虫好きが見れば笑えるのかもしれないですけど…。

 なんか、70年代ホラーの香り、プンプンのチープ系モンスターの登場にはビックリ!最後のオチも70年代ホラーみたいに、いやな展開です!
 あの虫、送った教授も、ちょっとオカシイですヨ!だって、こういう展開になるのわかるでしょ!昆虫学者なんだから!
 この作品の後の展開を考えると、大パニック映画になっちゃいます!パニック映画どころか、1大惨劇が待ち受けてるでしょ!それなのに、アイダに虫を送った理由が、“アレ”ですからネ!オカシイ!絶対にオカシイ!こうなることわかって送ったのに、どうするつもりだったの??
 でも、出来たら、今作の続きを見てみたい気もしますけどネ!けっこう気になってたりして!もし、このエピソードの続きを作ったら、予算が100万ドルじゃ足りないだろうけど。多分、制作費1000万ドル以上になっちゃうかな??

 まぁ、60分のホラー作品としては、良く出来てます!今作は、30分くらいのエピソードを間延びさせた感じは、一切ないです!60分の作品を作るんなら、こういう風に時間を有効に使わないとネ!ラッキー・マッキー監督の演出力は平均以上です!ハッキリ言って面白いです!
 虫がキライな、@KOBAはこのエピソード、苦手ですけど、ホラー映画として(正確には、ホラードラマですネ)十分の面白さです!
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