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『夕闇にベルが鳴る』C級サスペンス

2006-11-08 08:33:07 | サスペンス
夕闇にベルが鳴る
WHEN A KILLER CALLS(2006年アメリカ)
 監督 ピーター・マーヴィス 
 出演 レベッカ・コーチャン、ロバート・バックリー
 
 ■ストーリー■
 ベビーシッターの仕事である家にやってきたトリシアのもとに嫌がらせの電話がかかってくる。あまりのしつこさにトリシアは警察に通報するのだった。そんなとき彼氏のマットが友人のカップルを連れてトリシアがベビーシッターをしている家にやってくるのだった。

 ■感想■
 最近、リメイクされた1979年のフレッド・ウォルトン監督の傑作サスペンス『夕暮れにベルが鳴る』の超有名な前半部分と同じネタだけを使った志の低いC級サスペンス映画です。(B級じゃないと思うんですけどね、今回!)
 
 『夕暮れにベルが鳴る』のショッキングな前半部分っていうのは“ニューヨークの下水にはワニがいる”と同じくらい有名な都市伝説のベビーシッターネタです!そんなベビーシッターの都市伝説のこと知らなかったんで、初めて『夕暮れにベルが鳴る』を観たときは、超ビックリしました。最初の20分の展開に「あれ、このあとどうなっちゃうの??」って!
 それに、『夕暮れにベルが鳴る』は、「ジェラルメルファンタスティック映画祭」の前身の「アボリアッツファンタスティック映画祭」で80年に審査員特別賞を受賞したくらいの傑作ですからね。
 『夕暮れにベルが鳴る』も、10数年前、某TV局が映画劇場枠でオンエア予定だったのに、確かスポーツ中継かなにかで放映が延期になったまま、地上波でその後オンエアされてなかったんじゃなかったでしたっけ??(自分の記憶なんで、不確かなんでちょっと自信ないですけど
 TV放映用の吹き替え音源がもう残って無いなら、吹き替え新録で、DVDを発売して欲しいなぁ!
 出来たら、特典ディスクで、続編のTVムービー『新・夕暮れにベルが鳴る』(93年)も付けてネ!ちなみに、続編も監督、脚本フレッド・ウォルトン、出演キャロル・ケイン、チャールズ・ダーニングと同じスタッフ、キャストです。あ、でもキャラクターは同じですけど、ストーリーはヒロインが変わって、まるっきり違う展開になりますけどネ!
  

 ビックリといえば、今作の普通の展開にも、超ビックリですけど!今作って、“『夕暮れにベルが鳴る』系ネタ+「13金」系スラッシャームービー”って感じで、なんで今さら、こんな映画が作られたの??って感じ。

 これが80年代中盤くらいまでだったら、『13日の金曜日』(80年)の大ヒットの後の雨後の竹の子状態のスラッシャームービーの1本ということで、まだ記憶にも残って、存在価値があったかもしれませんけど、2006年にこんな低予算スラッシャー映画を作るなんて!アイデアも、超有名な“ベビーシッターネタ”の都市伝説を映像化しただけだし。
 日本の2時間サスペンスよりヒドイかも。ランニングタイム87分もあるから、そう思うのかな??あと10分くらいカットすれば良いのに!87分だって、決して長い時間じゃないのにッ!エンドクレジットが5分くらいあるから実質、本編は82分くらいしかないのに、それでも長い、長い。長く感じちゃいました。
 『夕暮れにベルが鳴る』の最初の20分よりも観る価値がないかも。っていうより、中身も、その20分を80分に水増ししたような作品ですけどね。『夕暮れにベルが鳴る』のリメイクが製作されたんで作られたのかもしれないんで、「柳の下のドジョウ」精神は評価しますけど。2番煎じには、甘い@KOBAです。それに原題の“WHEN A KILLER CALLS”って、もろにパクリ??(あ、『夕暮れにベルが鳴る』の原題は“WHEN A STRANGER CALLS”です。2006年のリメイクも同じ原題です。)
 久々に、低予算サスペンス映画を見ました!スラッシャー系の映画は絶対に見るって方はどうぞ!30点
 
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『スパニッシュ・ホラー・プロジェクト』リアル・フレンド

2006-11-07 01:22:55 | 外国テレビシリーズ
 スペインのTV向けホラーアンソロジー「スパニッシュ・ホラー・プロジェクト」の2番目に見たエピソードは『ナインスゲート』(99年)の脚本家エンリケ・ウルビスが監督した『リアル・フレンド』です。

リアル・フレンド
ADIVINA QUIEN SOY
 監督 エンリケ・ウルビス
 脚本 ホルヘ・アレニヤス
 出演  ゴヤ・トレド、ネレア・インチャウスティ、エドゥアルド・ファレロ、
ホセ・マリア・ポウ

 ■ストーリー■
 母親のアンヘラと2人暮らしの少女エストレイヤ。母が仕事で留守中、エストレイヤはホラー映画を見て過ごしていた。彼女の友達はチェーンソーを持ったレザーフェイスだった。ある日、彼女の前に、謎の男が現われる。エストレイヤはその男のことを吸血鬼だと思うのだった。

 ■感想■
 ホラー映画や、怪奇小説が好きな少女が、巻き込まれる事件を描くホラー映画です。最初の病院のような収容所のシーンが、何の意味があるのかな??とか思ってると、最後の方まで出てきません!(出てきても、アレですけど)
 「引っ張る」って意味では、冒頭の病院のシーンも意味ありますけど、こうなると、ほとんど反則技って感じです。
 
 まぁ、TVムービーだから、こんなデキでもしょうが無いですかね。デキというより、今作のオチって!このオチ、劇場作品だったら、マイナス50点ですけど、まぁ、TVムービーだから、許しましょう。自分が最も、嫌いなオチの1つです!(あれ、ばれちゃったかな?? 許して!)
 最初の方で、突然、チェーンソー持ったレザーフェイスが出てきたときは、期待できたんですけどねぇ。

 「ベビー・ルーム」を見たときは、もっと感想が思いついたんですけど、今作の場合、“オチですべてが、ぶち壊し”って感じです。
 スペインのTVムービーだと、これくらいの作品になってしまうんですかね。

 スペインなんだから、ポール・ナッチーに「狼男」モノでも撮って欲しかった気もするんですけどね。「狼男」物以外でも、ポール・ナッチーだったら、色々とオカルト映画から、正統派ホラー映画まで、すごい映画を作ってくれた気がするんですけどね。

 ポール・ナッチーの作品だったら、色んな物入れ過ぎて、すご過ぎるホラー映画『ザ・ゾンビ黒騎士のえじき』(73年)みたいな作品を見たかったです。(実際は、『ザ・ゾンビ黒騎士のえじき』は、すご過ぎて、まとまりが無いという話も。)

 スペイン映画って、けっこう見ちゃうんですよね。あ、エンターテイメント系のサスペンス、ホラーのジャンルだけですけど。とにかく、「スパニッシュ・ホラー・プロジェクト」残り4作品に期待してますからね。
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『スパニッシュ・ホラー・プロジェクト』ベビー・ルーム

2006-11-06 00:25:08 | 外国テレビシリーズ
 スペインのTV局のために、作られたホラーアンソロジーシリーズが「スパニッシュ・ホラー・プロジェクト」。アメリカのTVシリーズ「マスターズ・オブ・ホラー」は13本のエピソードでしたけど、こちらは、そのおよそ半分の6本のエピソードを、スペインを代表する(??)監督6人が作りました!
 
 その6人の監督による6個のエピソードとは、
 
 『ハイル・ミュタンテ!電撃XX作戦』(93年)、『ビースト獣の日』(95年)、『マカロニ・ウエスタン800発の銃弾』(02年) のアレックス・デ・ラ・イグレシア監督の「ベビー・ルーム」
 
 『ナインスゲート』(99年)の脚本のエンリケ・ウルビスが監督した「リアル・フレンド」
 
 『ネイムレス無名恐怖』(99年)、『ダークネス』(02年)、『機械じかけの小児病棟』(05年)のジャウマ・バラゲロ監督の「悪魔の管理人」

 『テシス次に私が殺される』(96年)(脚本)、『オープン・ユア・アイズ』(97年)(脚本)、『パズル』(99年)のマテオ・ヒル監督の「エル・タロット」
 
 『ダーク・チャイルド血塗られた系譜』(02年)、『ガリシアの獣』(04年)のフランシスコ・プラザ監督の「クリスマス・テイル」
 
 『象牙色のアイドル』(70年)、『ザ・チャイルド』(76年)のナルシソ・イバニエス・セラドール監督の「産婦人科」。ちなみに、今シリーズ「スパニッシュ・ホラー・プロジェクト」の監修もナルシソ・イバニエス・セラドールです。

 期待度的には、ナルシソ・イバニエス・セラドール監督の作品がすごく楽しみなんですけどね。

□□□    □□□    □□□    □□□    □□□


 で、今日は1番目のエピソードは、アレックス・デ・ラ・イグレシア監督の「ベビー・ルーム」です。

ベビー・ルーム
LA HABITACION DEL NINO
 監督 アレックス・デ・ラ・イグレシア
 脚本 ホルヘ・ゲリカエチェバァリア
 出演 ハビエル・グティエレス、レオノール・ワトリング、サンチョ・グラシア

 ■ストーリー■
 ファンとソニアの夫婦は、赤ん坊を連れ古い家に引っ越してきた。夫婦は、寝室から赤ん坊の様子が分かるように音声のモニターを取り付けるが、音声モニターから赤ん坊の声以外に、男の声が聞こえて来た。ファンは、子供部屋に行くが、男は消えていた。ファンは、ビデオカメラのモニターをベビー・ルームに置くのだが。
 
 ■感想■
 恐怖の館に引っ越してきた若夫婦を襲うB級系ホラー作品。いかにも70年代ホラー映画のようなデキの作品です。ホラー映画好きな映画ファンは、すぐに思うでしょ!自分だったら思いますよ!

 「すぐに引っ越せ!」って!

 主人公の役ところが、記者なんで、真実を知りたいという探究心が燃えちゃったんでしょうけど、ダメ!ダメ!絶対にダメ!相手は人間じゃないんだから!あの主人公がホラー映画のファンだったら、霊媒師とか霊能力者を呼んで来るんでしょうけどね。霊媒師の99%はニセモノでしょうけど。(参考:『チェンジリング』(79年)のバリー・モース)
 主人公のファンって、忙しくて、映画とか見てないのね。リチャード・マシスンの『ヘルハウス』(73年)とかトビー・フーパー監督の『ポルターガイスト』(82年)とかピーター・メダック監督の『チェンジリング』(79年)とか見てないのね、多分!

 『ヘルハウス』じゃないですけど、オカルト現象は、専門家に任せろ!って感じです!『チェンジリング』みたいに怖くない幽霊なら良いですけどね!相手がジョージ・C・スコットだからっていう気もしますけど。『』も日本語吹替え付きでDVD発売して下さい!TV東京の木曜洋画劇場で延長枠でノーカットに近い放送をしたはずなんで、TV音源が残っていれば、それを使えばOKのはず!

 こんな家に引っ越したら、すぐに引っ越すでしょ。3年間で5回も持ち主が変ってるんだし!事件が降りかかってくるまで、けっこう時間があったしね~!十分逃げれたでしょ。
 冷たいかもしれないですけど、何があっても、自業自得って感じですね。今どき、これくらい無用心なホラー映画の登場人物も珍しいです!まぁ、TVムービーだし、オーソドックスな展開の作品でもしょうがないですかね。
 でも、上記の作品群以外でも“幽霊屋敷モノ”も傑作ぞろいなので、よほど工夫しないと、面白くないから、題材的に厳しいかも。ちょっと思いつくだけでも、ロバート・ワイズ監督の『たたり』(63年)やダン・カーティス監督、脚本、製作の『』(76年)、“家ホラー”じゃないですけど、“家”といか部屋がけっこう重要なテーマになってる『センチネル』(77年)もありました。『センチネル』は、超豪華なキャストの傑作オカルト映画!日本版DVDを発売して!(TV音源は90分枠のしか無いはずだから、日本語吹き替え新録でつけて!)


 今作「ベビー・ルーム」も出だしの5分くらいは面白かったのにね。残念!でも、スペイン映画(TVムービーですけど)のホラー映画の実力を垣間見るのには、ちょっと良い企画ですね。 
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『ヴェネツィア・コード』何のコード?

2006-11-05 00:25:28 | サスペンス
ヴェネツィア・コード
TEMPESTA(2004年ルクセンブルグ、オランダ、スペイン、イギリス、イタリア、アメリカ)
 監督 ティム・ディスニー
 出演 スコット・ウィリアムス、ナタリア・ベルベク、ルトガー・ハウワー、マルカム・マクダウェル

 ■ストーリー■
 アメリカ人の美術鑑定人パトリック・ドノヴァンは、ジョルジョーネ作の「テンペスタ」を鑑定するため、ヴェニスのアカデミア美術館にやってきた。だが、強盗に絵を盗まれてしまう。鑑定前に盗まれたことから、パトリックは「テンペスタ」の絵がニセモノだったのでは??と疑うのだった。

 ■感想■
 珍しいルクセンブルグ、オランダ、スペイン、イギリス、イタリア、アメリカ合作映画です。製作で色んな国が関わることが多いですから、最近は3ヶ国合作の映画なんて、普通なんですけど6ヶ国合作となると、ちょっとビックリかも。
 原題は、作品のモチーフになっている“絵”のタイトル“TMPESTA”。日本題は、大ヒットしたロン・ハワード監督の『ダ・ヴィンチ・コード』(06年)にあやかって、『ヴェネツィア・コード』って。

 う、う、つい見ちゃいました。「だから、何???」って感じでした。なんで、この作品を見たのかって言うと、もちろん、「面白いかも??」とか思ったからなんですけど、実は製作国の1国にイタリアがあったんですよね。かつての映画大国イタリアには甘いので、期待して見ちゃいました。
 
 全然、ダメでした!日本の2時間サスペンスなみのサスペンスでした。少なくとも、20年前の日本の2時間サスペンスの方が面白いのは確か!
 ラストの展開のみ、ちょっとオドロキでしたけど、そのラスト以外には、特に見るべきところも無いですかね??ルトガー・ハウワー、マルカム・マクダウェルの2名の俳優が出てますけど、ただ、出演してるだけって感じだし。(まぁ、それは観る前から、ある程度、覚悟してたんですけど
 「絵の贋作」ネタのみでランニングタイム98分を引っ張るのは、少し厳しいです!殺人事件も起きますけど、盛り上がらないです!あと15分くらい短くてもOKです。

 イヤぁ、こんな作品まで、リリースされちゃうのって、ある意味、すごいコトかも。ホラー映画でもSF&ファンタジー映画でもない、何の特色もない普通のサスペンス映画なのに!
 こんなサスペンス映画をリリースするなら、ホントに、古い面白い映画をリリースして欲しいです。でも、古い映画だと、レンタルビデオ屋さんが置いてくれないのかなぁ??(まぁ、選択肢として、こういう作品が見れること自体は、良いコトなんですけど)
 
 ダン・カーテイス監督のTVシリーズの映画化で、『血の唇』(70年)の続編“NIGHT OF DARK SHADOWS”(71年)(ディレクターズカット版の129分版で、『血の唇』とカップリングでDVD化して!)
とか、同じく、ダン・カーティス監督のTVムービー『影なき恐怖』(a.k.a.『殺人ドッグ姿なき連続襲撃の謎』←このタイトルはダメ!ネタばれしてるでしょ!原題だって“SCREAM OF THE WOLF”になってるのに!狼男ネタの映画なのに!)(74年)(あ、TV放映版の日本語吹替えをつけてネ)とか、『吸血鬼ブラキュラ』(72年)(この作品も吹き替えつけて!でもTV音源残って無いかな??)とか、TVシリーズ「追跡者ハリーO」のパイロット版『追跡者』(74年)(これも吹き替えつけてネ)とかとか、昔の作品をDVD化して欲しいです!

 あれれ、またまた、全然関係ない違う作品をDVD化して!って記事になってる!なんだかんだ言っても期待しないで見るには、それなりですか??大したストーリーもなくて、混乱しないし。20点
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『猫目小僧』コミックJホラー

2006-11-04 09:30:23 | 日本映画

猫目小僧
(2006年日本)
 監督          井口 昇
 脚本          安田 真奈
 原作          楳図 かずお
 出演          石田 未来
             竹中 直人
             田口 浩正

 ■ストーリー■
 父親と弟と福島の田舎へと引っ越してきた女子高生まゆかは、左頬に大きなあざがありいじめにあっていた。そんなとき、ぜんそくの弟の浩は、家にいた妖怪、猫目小僧と知り合う。猫目小僧の唾液には病気を治す力があり、まゆかと浩は、あざとぜんそくを治してもらうのだった。美しくなったまゆかは、村の青年と親密になり、猫目を避けるようになっていく。
 そのころ村では妖怪ギョロリがいたずらから封印を解かれ村人を襲い始めるのだった。ギョロリに襲われた人々は、肉玉に変えられていくのだった。

 ■感想■
 楳図かずおの恐怖コミック「猫目小僧」の映画化作品です。
 怖さ全開って言うより、どちらかといえば、家族みんなで見れる系みたいなホラー作品です。
 
 もともと、猫目小僧といえば、妖怪の戦いを描くドラマですからね。
 ランイングタイムが104分と少し長めなのが難点ですけど、それなりに良く出来てます。
 村中、肉玉が現れて、次々と村人を襲うシーンや、学校に肉玉が現れるシーンとかゾンビ物みたいで良かったです!
 できれば、あと10分くらい短い方がテンポが良くなって面白く観れたでしょうけど。
 
 ヒロインのまゆかが村の青年と仲良くなる微笑ましいシーンとかもっと端折ってカットしても良かったかも。
 ただ、低予算の日本映画にしては、観れるレベルの作品になています!!
 何の期待もしないで観たのが良かったのかな??
 自分の好みで言うと、妖怪ギョロリに肉玉にされちゃった村人は、元に戻らないとかいう展開でも良かった気がしますけど。でも、妖怪の仕業だから、妖怪を倒せば、元に戻るのかな??
 最後も、続きを作れるような終わり方なんで、ランニングタイムが80分くらいで、シリーズ化して欲しいですね。
 
 妖怪系でいうと、自分的には、明るく無い1970年代のTVアニメ版の「ドロロンえんまくん」とか好きなんですけどね。実写で映画化して欲しいですね。
 
 でも、いくら予算がなくても遊園地を休館にしたのは苦肉の策なんですかね??だまって休館日に、入り込んじゃダメでしょ。それも、機械まで動かして。
 あそこの遊園地の設定さえ気にならなければ、あとは全然OKです。 50点

猫目小僧 [DVD]
楳図かずお,安田真奈
松竹
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『ジャケット』ジャケット・エフェクト

2006-11-03 20:06:28 | SF
ジャケット
JACKET(2005年アメリカ)
 監督 ジョン・メイバリー
 出演 エイドリアン・ブロディ、キーラ・ナイトレイ、クリス・クリストファーソン、ジェニファー・ジェーソン・リー

 ■ストーリー■
 1992年、湾岸戦争で頭に重傷を負ったジャック・スタークスは、奇跡的に一命をとり止めるが、記憶障害になってしまうのだった。帰国後、ヒッチハイクの途中、車の故障で困っていた母子を助ける。その後、男に車に乗せてもらうのだが、その男と警官との撃ち合いに巻き込まれ、記憶を失い罪で着せられてしまうのだった。記憶障害のため証言ができないジャックは、精神病院へと送られるのだった。ジャックはベッカー医師による拘束衣を着せられた治療をさせられるのだが。

 ■感想■
 ジョージ・クルーニー、スティーブン・ソダーバーグが製作したタイムスリップを扱ったSFサスペンス映画です。SF要素は異様に低いですけど。正確には、同じ時間に何度も行ってるんで、“タイムトラベル物”ですかね??
 
 拘束衣を着せられ、狭いロッカーに閉じ込められることにより、15年後に行けちゃいます!
 
 「エーッ!なんで??」って感じなんですけど。
 
 タイムトラベル物の映画は、傑作が多いので、これくらいのデキだと、一切記憶に残らなさそうな感じです!
 古いところでは、精神の力でタイムトラベルするリチャード・マシスンの『ある日どこかで』(80年)や、古いドレスでタイムトラベルしてしまうフランク・デ・フェリッタ監督、リンゼイ・ワグナー主演の恋愛系ファンタジー『過去へ旅した女』(79年)、ルイス・モルノー監督のタイムスリップすればするほど状況の悪くなる低予算の傑作Sci-Fiムービー『リバース』(97年)、(←1回に20分だけタイムトラベル。日本語吹替えつきでどこかのメーカーさんDVD化して下さい!)
 最近の作品でも、やっぱりタイムトラベルする度に状況が悪くなる『バタフライ・エフェクト』(04年)等々、ちょっと思いつくだけでも、傑作がぞろぞろ状態です。
ある日どこかで

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<リチャード・マシスン原作&脚本のタイムトラベルファンタジー。
SF映画ファンは必見!>

 
 そんな傑作ぞろいのテーマにも関わらず、今作の場合、大事件が特に起きるわけでなく、主人公が「死ぬ」ということだけがメインの出来事なんですからね。インパクトが少し弱いような気が!まぁ、自分が主人公の立場だったら、“超1大事”ですけどね。
 主人公のジャックも、真相が究明したいのか、死ぬのを避けたいのか、良くわからないし。
 
 ところで、今作の主人公のエイドリアン・ブロディがタイムトラベルするとき、なんか、アーティスティックな、分けの分からないイメージ画像が出てきますけど、あれも無意味な感じ、目が疲れるだけでしょ。
 まぁ、凝った映像ってコトなんでしょうけど。てっきり、戦争中に頭に傷を負ったんで、、今作も、最近の作品にありがちな、夢オチとか、死ぬ間際のイメージネタとか“禁断のオチ”系の作品なのかな??とかうたがっちゃいましたけど、ホントにタイムトラベルしてました!安心、安心。“あのオチでない”だけで、プラス10点はあげちゃいますけどネ。
 でも、今作の場合、SF映画を撮ろうという気はあまり無かったみたいで、あのラストは全然整合性が無いですね。でも、そんなにSFチックだと見る人減っちゃいますからネ。プラス10点あげて、60点
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『アンジェラ』リュック・ベッソン久々の作品…

2006-11-01 22:52:55 | ドラマ
アンジェラ
ANGEL-A(2005年フランス)
 監督 リュック・ベッソン
 脚本 リュック・ベッソン
 出演 ジャメル・ドゥブース、リー・ラスムッセン

 ■ストーリー■
 パリで仕事を探すうちに借金まみれになってしまったアメリカ人、アンドレ・ムサは、借金を返せなくなりセーヌ河に飛び込もうとしていた。しかし、同じ橋から身投げしようとしている美しい女性アンジェラを助けるハメになるのだった。

 ■感想■
 『ニキータ』(90年)、『レオン』(94年)のリュック・ベッソン監督の描く恋愛ドラマ。まぁ、そんなに恋愛恋愛してるわけでもないですけど。
 かねてより、「10本の映画を監督したら引退するよ!」と言っていたリュック・ベッソン監督が、『ジャンヌ・ダルク』(99年)以来、6年ぶりに撮った作品が、今作なんですけど。
 
 こういう恋愛映画が撮りたかったのね~!ベタベタな作品です!何をやってもダメそうな男が、偶然知り合った美女と行動をともにしているうちに、自分の行動に自信をもつようになって、最後は、その美女と。って、こういう映画は苦手です!
 でも、ランイングタイムが90分で、実質本編が85分くらいなんで、まだ見れましたけど、“リュック・ベッソン監督の作品ファン”以外には、ちょっと厳しいかも!

 大事な設定が、もう途中で、ネタが割れちゃいますからネ!別にタイトルからだけでも、すぐにネタが割れちゃいそうですけど。だって、タイトルが“ANGEL-A”ですもんね~!
 でも、何をやってもダメな男風な主人公に、突然現れたモデル級の美人が、まとわりつくなんて、ベッソンも、なんか子どもみたいな願望を持ち続けてるのネ!うらやましいです!その純粋さ!
 自分がベッソンだったら、絶対に、こういうテーマを自作の監督作に選ばないだろうなぁ!
 恋愛映画でも『ニキータ』とかみたいな作品なら、全然OKですけど。『ニキータ』って、恋愛映画じゃなくて、完全なアクション映画ですけど…。
ニキータ

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 なんてたって『ニキータ』の影響下に作られた作品がたくさんありますもんね!
 そのまんま、ハリウッドの正式リメイクのブリジット・フォンダの『アサシン』(93年)をはじめとして、香港リメイク(え、パクリだっけ??)の『BLACK CAT黒い女豹』(91年)(これは続編もあり!続編は『Black Cat 2 黒猫2』(92年)(a.k.a.『レディ・ソルジャー エリツィン暗殺指令』)です!)
 アメリカでも92年に、男性版ニキータ『クレイジージョー』(a.k.a.『ダーティ・キラー 地獄の暗殺マシーン』)なんて作品までありました!これは正式リメイクより製作が早いです!ちなみに『クレイジージョー』の脚本家は、あの超傑作アクション小説「公園はおれのもの」のステーヴン・ピータースです!

 作品として、マネされてなくても、『ニキータ』のダストシュートのシーンは、全然趣きの違うSFホラー『バイオハザードⅡアポカリプス』(04年)で、見せ場の1つとしてマネされてましたもんネ!
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 マネしたくなる気持ちも良くわかりますけど!アクション映画好きなら、絶対にマネしたくなるはず!そんな数々の作品に影響を与えた作品や、素晴らしい低予算映画のデヴュー作『最後の戦い』(83年)や、大ヒットしたアクション系『レオン』を撮ったベッソン監督が、久々に撮ったのが、こういう恋愛ムービーだったなんて。ベッソン監督にこそ、アクション映画を撮って欲しい!50点
 
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