『マーターズ』
MARTYRS(2007年フランス、カナダ)
監督 パスカル・ロジェ
脚本 パスカル・ロジェ
出演 モルジャーナ・アラウィ、ミレーヌ・ジャンバイノ
■ストーリー■
1970年初頭、何者かに監禁され拷問されていた少女リュシーが、は監禁場所の工場から逃げ出すことに成功するのだった。リュシーは施設に保護され、同じく施設にいた少女アンナとう友達もできるのだった。
15年後、ある日曜日の朝、平穏に暮らす、ごく普通の家族のもとに猟銃をもったリュシーが現れ、家族を惨殺していくのだった。リュシーはこの家族の母親が自分を監禁、拷問した犯人だと信じていたのだ。家族を殺し復讐を終えたリュシーは、アンナを呼び出すのだった。
□■□ネタバレあり!!□■□
■感想■
2009年にホラー映画ファンの間で評判になった残酷ホラー。
今、世間的にはこういうホラー映画が受けるんでしょうか??
「う~ん、残酷なだけで普通…」
感想を一言で言えば、それだけって感じです。
二転三転するストーリーも、あまり驚けなかったです!
冒頭から、リュシーが家族を殺すシーンまでは面白かったですけど、そのあと、だんだんと盛り上がりが欠けて、どんどん普通のゴアシーン満載のホラー映画に!!
前半リュシーがヒロインかな??と思っていると、中盤からアンナがヒロインになっていきます。ストーリーも大幅に変わりまるで違う映画を観ている印象です。でも、ヒロインも変わり、作品の印象まで変わり、ここまで作品の印象が変わってしまうなら、いっそのコト中盤、アンナが捕まるシーンから映画が始まっても大丈夫な感じに!!
この前半の展開って、観客を惑わすために、前半は勘違いサイコギャルが一般家族を間違って殺しちゃってどうしよう??っていう映画って思わせるためのストーリー展開なんでしょうけど、1回は通用しても2回、3回目の鑑賞にはキツイんじゃないでしょうか??
オムニバス映画の1エピソードでも良い様な感じの作品に思えてきちゃいます!!二転三転するストーリーで驚かそうってコトなんでしょうけど、自分的には、全然驚けなかったです!!
ごく普通の平和そうな家族の描写な中に、猟銃を持った少女が現れるシーンも、ホラー映画的には、それほど違和感は無いですしね!!
『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』(75年)の可愛らしい“うさぎ”のシーンの方が、笑いもどぎつさも1000倍印象的!!まぁ、『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』はラストのインパクトも今作の100000倍ありますけどね。
あと、最近観た作品では、『ローグアサシン』(07年)の方がよっぽど、“だまされた感”が強くて楽しめました!!
大体、ヒロインのアンナは殺人事件の起きた現場に長く居すぎ!!
映画的には正解でも、あそこにずっといるのは解せないです!!すぐに警察を呼ぶとか、逃げたりしなきゃダメでしょ!!だから、あんなことに!!少なくとも謎の地下室を発見した段階で、監禁されている女性を助けているヒマは無いはず!!
勝手に仮面も外しちゃって!!病院でやらないと、キズが化膿しちゃうでしょ!!勝手に風呂までいれて!!地下室を発見した段階で警察に電話すれば良かったのに!!映画としてストーリーがつながらないからいけないんでしょうけどね!!
監禁、拷問しているカルト集団の目的も、ぶっ飛びすぎ!!だから、カルトなんでしょうけど…。
あまりの身勝手さに、「死後の世界を知りたきゃ、自分で死ね!!」って感じです!!
とにかく観て陰鬱な気分になること必至です!!ホラー映画を観て暗い気持ちになるなんて!!ハリウッド的なハッピー映画もイヤですけど、こういう作品も苦手です。
大変、話題になった作品ですけど、自分的には最近のフレンチホラー映画としては、アレクサンドル・アジャ監督『ハイ・テンション』(03年)の方が断然好きです!!30点
MARTYRS(2007年フランス、カナダ)
監督 パスカル・ロジェ
脚本 パスカル・ロジェ
出演 モルジャーナ・アラウィ、ミレーヌ・ジャンバイノ
■ストーリー■
1970年初頭、何者かに監禁され拷問されていた少女リュシーが、は監禁場所の工場から逃げ出すことに成功するのだった。リュシーは施設に保護され、同じく施設にいた少女アンナとう友達もできるのだった。
15年後、ある日曜日の朝、平穏に暮らす、ごく普通の家族のもとに猟銃をもったリュシーが現れ、家族を惨殺していくのだった。リュシーはこの家族の母親が自分を監禁、拷問した犯人だと信じていたのだ。家族を殺し復讐を終えたリュシーは、アンナを呼び出すのだった。
□■□ネタバレあり!!□■□
■感想■
2009年にホラー映画ファンの間で評判になった残酷ホラー。
今、世間的にはこういうホラー映画が受けるんでしょうか??
「う~ん、残酷なだけで普通…」
感想を一言で言えば、それだけって感じです。
二転三転するストーリーも、あまり驚けなかったです!
冒頭から、リュシーが家族を殺すシーンまでは面白かったですけど、そのあと、だんだんと盛り上がりが欠けて、どんどん普通のゴアシーン満載のホラー映画に!!
前半リュシーがヒロインかな??と思っていると、中盤からアンナがヒロインになっていきます。ストーリーも大幅に変わりまるで違う映画を観ている印象です。でも、ヒロインも変わり、作品の印象まで変わり、ここまで作品の印象が変わってしまうなら、いっそのコト中盤、アンナが捕まるシーンから映画が始まっても大丈夫な感じに!!
この前半の展開って、観客を惑わすために、前半は勘違いサイコギャルが一般家族を間違って殺しちゃってどうしよう??っていう映画って思わせるためのストーリー展開なんでしょうけど、1回は通用しても2回、3回目の鑑賞にはキツイんじゃないでしょうか??
オムニバス映画の1エピソードでも良い様な感じの作品に思えてきちゃいます!!二転三転するストーリーで驚かそうってコトなんでしょうけど、自分的には、全然驚けなかったです!!
ごく普通の平和そうな家族の描写な中に、猟銃を持った少女が現れるシーンも、ホラー映画的には、それほど違和感は無いですしね!!
『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』(75年)の可愛らしい“うさぎ”のシーンの方が、笑いもどぎつさも1000倍印象的!!まぁ、『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』はラストのインパクトも今作の100000倍ありますけどね。
あと、最近観た作品では、『ローグアサシン』(07年)の方がよっぽど、“だまされた感”が強くて楽しめました!!
大体、ヒロインのアンナは殺人事件の起きた現場に長く居すぎ!!
映画的には正解でも、あそこにずっといるのは解せないです!!すぐに警察を呼ぶとか、逃げたりしなきゃダメでしょ!!だから、あんなことに!!少なくとも謎の地下室を発見した段階で、監禁されている女性を助けているヒマは無いはず!!
勝手に仮面も外しちゃって!!病院でやらないと、キズが化膿しちゃうでしょ!!勝手に風呂までいれて!!地下室を発見した段階で警察に電話すれば良かったのに!!映画としてストーリーがつながらないからいけないんでしょうけどね!!
監禁、拷問しているカルト集団の目的も、ぶっ飛びすぎ!!だから、カルトなんでしょうけど…。
あまりの身勝手さに、「死後の世界を知りたきゃ、自分で死ね!!」って感じです!!
とにかく観て陰鬱な気分になること必至です!!ホラー映画を観て暗い気持ちになるなんて!!ハリウッド的なハッピー映画もイヤですけど、こういう作品も苦手です。
大変、話題になった作品ですけど、自分的には最近のフレンチホラー映画としては、アレクサンドル・アジャ監督『ハイ・テンション』(03年)の方が断然好きです!!30点
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