歩く早さが速くなると、死のリスクは軽減するらしい。
たしかにしんどい時は足取りも重い。
わざわざ言われなくても実感しているけれど、
数々の研究で有意のある差が出ているとなると、妙に納得しますね。
米国・ピッツバーグ大学医学部のS.ハーディ博士らの研究によると
高齢者の歩行速度の改善率によって、その後の健康や寿命が予測できることがわかったそうだ。
65歳以上の高齢者439人を対象に、
数種類の尺度による健康調査を1年間にわたって実施。
その後8年間、対象者の健康状態を追跡調査したところ、死亡率との相関が明らかになったのは歩行速度のみで、その他の調査では死亡率との関連は見られなかった。
1年間トレーニングや治療などにより速く歩けるようになった人の死亡率は、
その後の8年間で32%
歩行速度が改善されなかった人の死亡率は50%
歩くのが遅かった人は77%がすでに死亡。
歩行速度の改善率は生命力と健康状態を示すわかりやすい指標になるといってもよいと述べている。
高齢者の歩行能力が、将来の健康状態および寿命まで予測する重要な指標となるのなら、そして子供たちに老後の迷惑をかけないためにも、精一杯歩くことにしよう。
それもだらだら歩きじゃあなくてさっさとね。
少なくとも家から店までの出勤は明日から歩くことにします。