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「ツムラ漢方記念館(茨城県稲敷郡)」見学は漢方について学べとてもオススメ!

2014年06月23日 01時00分00秒 | イベント・外出
<月曜はお勧めなおはなし>

 事前予約が必要ですが、茨城県稲敷郡にある「ツムラ漢方記念館」へ行って来ました!

 この「ツムラ漢方記念館」のコンセプトは「漢方・生薬を学ぶ・知る・楽しむ」で、ここでは漢方医学の歴史を学べ、そして実際の生薬を見てそれぞれの香りを嗅ぐことができ、漢方について理解を深めることができます。

 また、明治時代の金看板や、江戸時代の薬用具も見れて面白いと思いましたね。
 それから昔はバスクリンもツムラで作っていたとは驚きました。
 現在は漢方に集中するためバスクリン事業は他社へ引き継いだようです。

 まず、ツムラの概要の説明があり、次に1F、2Fの展示コーナーを見て回ります。
順不同ですが展示の写真を取り入れながら記念館での説明内容を紹介します。

 ツムラは、1893年創業で、1936年設立で、現在では売上高1100億円、資本金194億円の大企業です。

 売上げの93.3%は医療用で、日本でのシェアは84%は凄いと思いましたね。

 漢方とは、2種類以上の生薬を合わせたもので、生薬は全て天然由来のもので、129品目あるようです。
西洋医学の化学物質の薬ではなく、天然由来の薬なので、安心感がありますね。

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↑生薬とは等

 生薬の約85%は中国からの輸入で、残りは日本約10%やラオス約5%とのことです。
 生薬は各地の風土に合ったものではいけないので、どうしても中国産を利用せざるを得ないようです。

 ただ、中国は残留農薬等の問題があるので、トレーサビリティを確保し、安全のため何重にもチェックはしているようです。
この安全にはかなりこだわりがあるようでした。

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↑トレーサビリティ等

 また工場はここ茨城と静岡にあるとのことでしたね。

 それから漢方医学と西洋医学の違いの説明がありました。
西洋医学が自然科学を基盤に進化してきたのに対し、漢方医学は、古代中国の哲学思想と集積された臨床経験を基盤に発達してきたため、両者は様々な点で異なるとのことです。

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↑漢方医学と西洋医学

 歴史としては、漢方医学は3世紀初に中国で体系化されたようです。

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↑中国伝統医学の大系化

また日本では奈良時代初め頃に中国から医療制度や医学を積極的に導入し、生薬が持たらされたようです。

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↑大陸からもたらされた生薬

そのほか、主要な古医書のコピーや本物があるのは興味が惹かれましたね。
そのほか漢方医学の歴史について詳しく説明がありました。

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↑古医書(コピー)

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↑養生訓(貝原益軒)(確か本物)

 最近ツムラでは、大学医学部・医科大学における漢方医学の教育に力を入れて講義も行われ、また医者による処方も増えているようです。

また、アメリカでも薬と申請中とのことで、今後世界で売れるといいと思いましたね。

 それから116種の生薬の見本がずらりと並べられているのは圧巻でしたね。

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↑116種の生薬の見本

 そして実際に生薬の原料約50種を触ったり、香りを嗅ぐことができたのは嬉しかったです!
山椒やハッカの香りは嗅いだことがありましたが、その他は初めての香りで結構強烈でしたね^_^;)
いろんな種類の香りを嗅ぐだけでも、なんだか健康になりそうでした^_^;)

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↑生薬の原料

 それから、明治時代の「中将湯」の金看板は派手でしたね。
「中将湯」とは婦人用の薬のようです。

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↑金看板

 それからバスクリンの広告は、女性が艶めかしくて驚きましたが、1930年(昭和5年)の広告とはビックリ!
バスクリンはそんな昔からあるんですね。

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↑バスクリンの広告

 そして、外に出て実際に庭で育てている生薬の見学を行いましたが、牛久の大仏が近くに見えたのには驚きました。
さすが世界一で、でかい!!

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↑牛久の大仏

 庭には「桂皮(けいひ)」や「薄荷(はっか)」、「甘草(かんそう)」、「葛根(かっこん)」、「山椒(さんしょう)」などがありましたね。
実際の香りも嗅ぐことができたのは嬉しかったです。

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↑桂皮(けいひ)

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↑薄荷(はっか)

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↑甘草(かんそう)

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↑葛根(かっこん)

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↑山椒(さんしょう)

 「ツムラ漢方記念館」では漢方医学の歴史を学べ、そして実際の生薬を見てそれぞれの香りを嗅ぐことができ、漢方について理解を深めることができ、とてもオススメです!
ぜひ事前予約して訪れることをオススメします!



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